2022年6月のメッセージ
6月、いよいよ雨の時期が近づいてきました。
空気はしっとりと潤んでいて、植物は雨をぐんぐんと吸収して、広く枝葉を伸ばしています。
我が家の紫陽花も鮮やかに色づいて、目を楽しませてくれます。
春から梅雨へと季節は移り変わり、花粉などアレルギーの時期もひと段落して、体調が良い方が多いように感じています。
この時期は、戸外で過ごすのが気持ちいいですね。
以前、地方の緑豊かな場所で育った友人が、
「小さいころね、時々、夕飯をお盆に乗せて、裏山に運んで、家族で食べたりしたんだよ。箸が山を転がり落ちていったりしてね。」
という話を聞かせてくれたことがありました。
裏山で夕飯…。
なんて素敵な家族の食卓なんだろう、と思ったことを今、思い出しました。
スタジオでのヨガは、少しずつ暑さに身体を慣らしていきながら、夏バテしないように体力づくりをしていきます。
7月は帰省のため、お休みが多くなります。
ご了承ください。
近況ですが、ありがたいことに、この頃ビールがとてもおいしいです。
それは私にとって大事な健康のバロメーター。
ビールがおいしい=とても元気だ、ということになります。
ここ数年は体調に大きな波があり、アルコールを飲むと頭痛がひどく、できるだけ控えてきました。
今でも、レッスンの前日は飲まないようにしていますが、
週末、夕飯を作りながらキッチンで冷えたビールをぐびぐび、ぱぁ~!
あぁ、幸せです。
一番好きなおつまみは、クラッカーにありえないぐらいの量のクリームチーズを山盛りにのせて一口で食べる、というもの。
時々、「ベジタリアンやビーガンですか?」と聞かれることがありますが、ほど遠い食生活を送っております。
さて、先日、息子に買ったランドセルに付属していた『1000日後のあなたへ贈る手紙』というものに、手紙を書きました。
1000日後の、小学校3年生になった息子に宛てた手紙。
それをランドセルメーカー宛にポスト投函すると、1000日後に息子宛に郵送されるという粋な企画です。
メッセージを綴りながら、胸がぎゅっと苦しくなり、泣きそうになりました。
今、6歳の息子。
手を繋いだり、ぎゅーっと抱きしめたり、0センチの距離で一緒にいられる時間は、あと数年なんだな…と。
彼が小学校に入ってからそのことがやけに胸に迫り、できるだけ息子との時間を大切にしたいと思うようになりました。
子供は、未来へ未来へと目線を向けているのですが、親はどうしても今にしがみついてしまいますね。
そういえば、数年前のことですが、10年以上前に私が未来の私宛に書いた手紙が、突然届きました。
仕事のイベント絡みで書いたものでしたが、もちろんすっかり忘れていました。
「10年以上たってしまって申し訳ありません」といった主催者(働いていた会社)からのメッセ―ジと共に、東京の実家に届いた過去の私からの手紙。
そこに綴られていたのは、30代に差し掛かり、将来への不安や、独り身の淋しさなど、ゆらゆらと揺れ動く心もとない感情でした。
あの頃の私は、仕事も楽しく順調で、収入も十分にあって、たくさんの仲間に囲まれていたけれど、自分の家庭を持って落ち着きたいという願望がとても強かったのだと、当時の手紙を読んで、改めて知りました。
あの頃の私が欲しかったもの、
今の私はすべて持っています。
自分の家族、
自分の家、
そして自分の仕事。
でも、いつも、何かが足りない、何かが足りない、と思ってしまうのは、
私がすでに持っている、本当に大切なものに気づいていないせいなのか。
果たして、今世で気づくことができるのだろうか。
もし、10年後の自分に手紙を書くとしたら、どんなメッセージを贈りたいですか?
さて、2022春の江津湖早朝ヨガも無事に終了しました。
ご参加頂いたみなさま、ありがとうございました。
秋は9月予定、日程は追ってホームページやInstagramにてお知らせいたします。
毎日が飛ぶように過ぎていきます。
みなさまも、どうぞ健やかな日々をお過ごしくださいね。
「幸せとは、それ自体が長い忍耐である」
アルベール・カミュ