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逆子と言われるその子の気持ちを考えてみよう。妊婦さんの身体調律日誌その2

2022.05.25 06:57

先月、お越しいただいた妊婦さん。
と、その内側にいる赤ちゃん。

のカラダさまたちが、本日 1ヶ月ぶりのセッションにいらした。

母子共に、基本は順調とのことで何より。

ただ、

少し前に、ご自身の感覚の中で
お腹の内側の赤ちゃんが逆子になった感覚があり、
慌てて逆子体操を行ってみたとのこと。
(この身体感覚があることがすごい!!)

その体操をしたら、逆子が戻った感覚があり一安心した、
というお話を伺った。

よくよく聞いてみると、

その方のお母様が、ご自身を出産される時も逆子だったとのことで
帝王切開にて生まれたという背景もあり、気にはしているとのこと。

これ、

誤解の無いように、明言しておきますが

≪身体調律のセッションで、逆子を治せます≫

みたいな、そんな話ではありませんし、
そもそも興味がありません。
≪逆子を治す≫という概念そのものに。

そもそも、ちょっと意識を変えてみて

逆子と呼ばれてしまっている、その子の気持ちになって考えてみよう。

ちなみに、あまり説明する必要も無いかもしれませんが
一般的に逆子とは、

お母さんのお腹の内側、子宮の内で、
赤ちゃんの頭が下ではなく、上を向いている状態のことを言うのですが

前提条件として、大切なポイントが

【もうこの時点で、赤ちゃんにも自我・意識がある】

ということ。

シンプルに言えば、その赤ちゃん自身が

快か不快かを、もうすでにちゃんと感じれているということ。

上か下かはともかく、

少なくとも、母体であるお母さん自身を不快にさせる感覚を与えているということは

その赤ちゃん自身も、今在るその状態を不快に感じているということ。

不快に感じているからこそ、

自らの意思で少しでも、その不快感を軽減できるような状態に動いているし、

その意思表示を伝えるべく、行動を起こしているのだと思うのだ。

実際、

今日いらしたその方のカラダの内側の状態も、

かなり鎖骨と肩甲骨の骨感覚が消失しており、
肺が広がるための空間が、かなり狭くなってしまっていた。
(これは恐らく、お腹が物理的に大きくなることにより、
睡眠の姿勢がどうしても横向きになることの影響は大きい)

お母さんも呼吸が浅くて苦しくなっていましたし、

当然、その吐ききれていない古い空気は内側に溜まるので
その空間は狭くなる。

その狭く気持ちよく動くことができない空間は、

当然、赤ちゃんにとっても苦しい状態だ。

私にとっては、

逆子と呼ばれている状況とは、

シンプルにこんな状態なんじゃないかと思っています。

だからこそ、

身体調律で何をするか?

手首の空間を、

手根骨の隙間・空間を脳に認識させて

鎖骨から呼吸の空間を広げてあげる。

そうすることにより、

古い空気が内側から排出され、そこに本来の空間が広がる。

呼吸が返ってくる。

そうすると、

お母さんの内側が快。

結果、赤ちゃんも快でいられる。

そうしたら、

赤ちゃんだって、ご機嫌にその空間で動き回れるんじゃないかなと。


セッション後、

約2ヶ月後に新人ママさんになるその方に

子育ての指南書を手渡してあげました。

私が、お世話になっております
東京新橋にあります未来歯科さんの川邉研次先生の著書
『子育てスイッチ』

育児系の書籍も数多ありますが、
私的に超絶おすすめは、この『子育てスイッチ』ですので、ぜひ!!