遊べば横綱の品格がワカッタカと思い礼を失しながらプレイするに至る7
日馬富士の暴行事件以降、奇妙なやり取りが繰り広げられている相撲界。
暴行事件の現場にいながら、事件が明るみに出るまでだんまりを決め込んでいた現役横綱に品格なんてモノが存在するなんてことは全く感じなくなるわけですが、そもそも横綱の品格とはどんな感じなのでしょうか。
我々は普通に暮らしている限り、横綱になるチャンスなんてありませんけど、ゲームならば横綱になる道のりを味わうことができます。
今回も『若貴大相撲 夢の兄弟対決』に挑戦していきましょう。
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リアルな貴ノ花は平成3年に小結、関脇に昇進しているのですが、このゲームの性質上、そこまで昇進するのはちょっと無理かもしれません。
まぁ、勝てるだけ勝って、ひたすら上を目指す。
きっと、その先には横綱の品格が見える世界があるのでしょう。
バトルでは画面に表示されるカードの中で、左側にある「引き」カテゴリーのカードは無視して、真ん中の「投げ」、右の「押し」カテゴリーのカードの中からできるだけ大きな数のカードをタイミングよく出していきます。
但し、「受け」のカードだけは使わないのは、前回書いた通り。
このルールを守ったら、あとはタイミングよくボタンを押していくだけで、それなりに勝てるようになります。
というか、横綱相手でも余裕で勝てるようになれました。
平成3年の過程をさっと書くとこんな感じ。
平成3年初場所 「西 前頭十三枚目」 12勝3敗
「東 前頭十一枚目」に昇格。
平成3年春場所 「東 前頭十一枚目」 12勝3敗
「西 前頭 八枚目」に昇格。
平成3年夏場所 「西 前頭 八枚目」 13勝2敗
「西 前頭 五枚目」に昇格。
優勝決定戦で勝利。
兄弟対決。
平成3年名古屋場所 「西 前頭 五枚目」 15勝0敗
「西 前頭 一枚目」に昇格。
優勝。
平成3年秋場所 「西 前頭 一枚目」 15勝0敗
「東 関脇」に昇格。
優勝。
関脇昇進。
平成3年九州場所 「東 関脇」 15勝0敗
「東 関脇」のまま。
優勝。
特筆すべきは、夢の兄弟対決を実現できたことでしょうか。
このゲームでは、表面上はそれぞれの力士の部屋名が表示されていないのですが、通常の対戦では同部屋対決が起きないように、隠しデータがあるようで、少なくとも若ノ花との対決は一切ありませんでした。
それどころか、貴闘力、安芸ノ島、貴ノ浪との対戦もないため、この辺りは名前の書き換えが成功していることと、隠しデータがあることの裏付けになるのではないかと思います。
豊ノ海との対戦はありましたけど、まぁ、あれは元のデータが別の力士だからしょうがないかな。
ちなみに、夢の兄弟対決はかなりあっさりと勝ってしまいましたよ。
若ノ花の素のデータが弱いのでしょうがないことなのではないかと思います。
そうそう、バトルについては極めましたよ。
カードを出すタイミングについては、軍配を目で追うのと「はっけよいのこった」のボイスを信じるかでかなり悩んだのですが、最終的には、音を消して目だけで判断することで、連勝記録を伸ばすことができるようになりました。
小結を飛び越していきなり関脇への昇進はすごいと思いませんか?
4場所連続優勝で、3場所連続全勝優勝なのは、すごいと思いませんか?
この成績なら大関に昇進させてくれてもいいような気がしますけど……。
取扱説明書によると
三月場所:11勝 前頭五
五月場所:13勝 前頭一
七月場所:11勝 関脇
この場合、次の場所から大関
となっているのですが、この条件がしっかりと組み込まれているのであれば、九州場所の結果に応じて大関になっていないとおかしいような気が……。
まぁ、こういう時にグッと我慢して次のチャンスを狙ってこそ、品格のある対応なのかもしれません。
次回も頑張っていきましょう。
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そういえば、以前発売された本でも今作の紹介部分を担当したような気がします。
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