惑星アクア
2017.12.29 14:51
スペースワールド
1993年、開業から3年後にオープンした、いわゆるラフト・ライド。国内にある同種、ひらパーのパチャンガなどが1つの大きなタイヤの上に座席が固まって乗っているような形になっているのに対し、この惑星アクアは、座席1つ1つが個別に分離したカプセルのようになっていて、それらを中央で束ねる形になっている。この稀有な構造のお蔭で、めちゃくちゃ濡れる。波の動きに合わせてくねくねと柔軟に動くので、沈み込むように波に突っ込んでいく上に、座席どおしのすき間で水が跳ねて、更にそれが入り込んでくるのだ。この動きのおかげでかなり盛り上がる。実際、中盤ぐらいで自分が後ろ向きになった時に、ライドが波に突っ込み、座席が沈み込むようになって、大量の水が雪崩れ込んできた。座席がカプセル状になっていて水の捌ける場所が無いので、そこから最後までずっとお尻が水につかったままだったのは酷かったが、面白かった。
乗り場やキューラインは非常にシンプル。ライド中の造形も簡素だ。昔は何かしらの仕掛けがあったりしたのもしれないが、現状はただ並んでいるだけ。しかし、500メートルと日本最大級のボリューム感とその迫力ある濁流っぷりがとても良かった。
5人乗りのライドなので、1人で行った僕は前に並んでいた4人組の男子高校生たちと相乗りになった。それはそれで大騒ぎ出来て楽しかったが、後ろのグループは女性3人だったので、そのあたりを考えて、タイミングよく並べばよかったかもしれない(笑)。「死んでる水!」とずぶ濡れになった高校生の1人が叫んでいたのには、思わず笑ってしまった。
A
非常に簡素なキューライン
注意書きと見せかけて謎のコント的な看板
非常に簡素、というよりも何もない乗り場
どこか哀愁を感じる雰囲気が好き
元々は水を吹き出していたのだろうか
濁流の向こうには巨大なイオンモールが見える
アクアVIEWガーデンという撮影スポットがある
撮影スポットからの写真
このあたりは乗っているとかなり濡れる場面
スペースアイからの空撮