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kojinkai

音訓の判読2。

2022.05.26 01:00

前回は、漢字の成り立ちを基本として

学んだ小4。今日は本格的に

音訓識別について学び始めました。


どのような読み方が音読みで、

どのような読み方が訓読みなのか?

例外事項も多く、100%完全に

識別するのは困難です。


例えば、「絵本」。

絵については、形声文字であり、

糸が部首、会が音になります。

ここで、会は会うという読み方が

訓読みで、会釈、一期一会の「エ」や、

会議の「カイ」が音読みになるので、

絵は「エ」が音読みとなります。

また、本については「ン」が音読み

という絶対ルールから、音読みとなり、

音音読みとなるわけです。

国文法に明るくない人は、

これを訓訓読みと判断するケースが

非常に多くなりますので、

絵本はある意味、実際"読む"には

易しいですが、音訓識別には

初見殺しの熟語といえます。笑


小学生の内容といえど、

侮れない内容は多いです。

上の学年に考えさせても

間違うことはしばしば。


先にも申しましたが、

例外が多いので100%完成は

難しい領域です。

しかし、教えたルールに即して

考えれば、8割以上は正解可能です。


加えて、普段から学んでいる

漢字の問題集の音訓の部分にも

具に目を向けられるようになれば、

半永久的に音訓を正しく

学び続けられることになります。


4年の学年は、目を養う学年でもあります。

先に学ぶ内容への視点。

何をどう見たら理解できるのか?

小さなことですが、小さなことを

丁寧に理解できるということが、

先の学びの精度を上げます。

ものは、それを覚えられる以上に、

それをどんな切り口で理解しているか、

ということが重要です。


4年の学習は、上の学年の基礎をなします。

実際一番手を抜けない学年の一つです。