次男の不登校②
2022.05.26 07:39
~小学1年生の頃のお話~
集団が苦手な次男ですが、小学校に入学し、バス通学が始まりました。
このバス通学。よくないですね。
不登校になってから知りましたが、バスの中でずいぶんからかわれたそうです。
さてさて。
入学してから1ヵ月程たったある日。
「小学校は楽しくない」
次男がそう言いました。
「え?どうして?」
「だって。一緒に遊べる友達が誰もいないんだ。一緒に遊ぼうって勇気をだして声をかけても、お前はダメとか意地悪なことばかり言われるし。学校の勉強が意味がわからない」
次男はとても苦しそうでした。
だから、時々学校を休んで、次の日は登校して…
そんなだましだましの生活が続きました。
ある時、次男が国語ドリルの宿題を極端に嫌がることがわかりました。
大きな文字を書くだけなのに、書こうとしない。
1ページ終わらせるのに、1時間以上かかってしまう。
(ああ、どうしてこのとき、学習障害を疑わなかったんだろう、と後悔しています)
宿題をやらなければ、昼休みはなく、先生からこっぴどく叱られます。
だから、私が左手で国語ドリルを書いて仕上げたこともしばしばありました。
更に、漢字を習うようになると、止める跳ねる枠の中に字をおさめることが難しく、先生から大きな×を書かれるようになりました。
その×の書き方がひどすぎで、私でも心が折れました。
次男は担任が大嫌いになりました。
ドリルに×を書いてくるからではありません。
非常にヒステリックで、気に入らないことがあると、クラスメイトを怒鳴りつけていたそうです。その場面を何度も見て(自分は何も言えず)心が壊れたと。
1年の後半は、お休みをしたり、遅刻をしたりすることが増えました。
それでも、渋々登校して、バス通学を頑張りました。
そして、1年の終りにこう言いました。
「僕は1年間、無理して、頑張って学校へ行きました。でも、もう、頑張れる力は何も残っていません。全部使い果たしました。だから、2年生からは学校へは行きません」と。
その意思は固く、次男が学校へ行くことはありませんでした。