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西山天王山駅直結!生まれ変わった京都済生会病院へ潜入レポ(前編)

2022.05.30 01:00

長岡京市は、2022年10月に市制50周年を迎えます。「50 年の歩み」を振り返りながら、長岡京市の「今」をご紹介。市民の未来につながる取り組みや思いを感じていただければうれしいです!

当記事は、広報紙「長岡京ライフ6月号」に掲載されている市制 50 周年記念特別企画 「未来につながる 今をつたえる」との連動企画です。かしこ暮らしっくサポーターが企画・取材・執筆しています。「長岡京ライフ 6 月号」はこちらからチェック↓

長岡京ライフ6 月号 http://www.city.nagaokakyo.lg.jp/0000012303.html

2022年6月、乙訓地域を40年近く支えてきた公的医療機関、済生会京都府病院が西山天王山駅前へ新築移転し、名称も新たに「京都済生会病院」へと生まれ変わります!市民ライターが開院直前の院内を特別に見せていただきました。前編では、移転で変わるポイントを、後編では滅多に知ることのできない病院の引っ越しをお伝えします!


ココが変わる!京都済生会病院の新築移転

新築した病院外観は、「勝龍寺城」をイメージ!

キャプション)言われて比べれば、納得!

新病院の外観、どこか親しみを感じるような・・・?実は、外観デザインは、長岡京市を代 表する名所の勝龍寺城をイメージしているそうです!勝龍寺城といえば、明智光秀の娘・玉 (のちの細川ガラシャ)が幸せな新婚時代を過ごし、本能寺の変の後、羽柴(豊臣)秀吉との「山崎の戦い」に敗れた光秀が最期の夜を過ごした場所として有名ですよね。大きな建物にもかかわらず自然とまちの風景に溶け込むのは、地域のシンボルをイメージしているからなんですね♪

キャプション)移転前の館内を見学させていただきました

内装にも随所に和の彩を取り入れており、落ち着いた雰囲気。ここが病院ということを忘れてしまいそう!

キャプション)病室にも和の彩を意識したカラーリング。廊下側のベッドの患者さんからも窓の景色を楽しめる設計になっています

京都済生会病院で特筆すべきは、同規模の病院と比べて全国的にも珍しい46%の個室率!!乙訓地域ではプライベートを重視するニーズが高かったため、個室が多く取り入れられました。

キャプション)枯山水の庭をイメージしたという「なでしこホール」。会議や公開講座に使われ、災害時にはトリアージ・応急処置に対応できるよう設計されています


市民ライターが驚いた3つのココがすごい!

POINT1 病気や怪我の急激な悪化に対応する「急性期医療」が大拡充!

移転後には、敷地・延べ床面積が約4割拡大。その内訳では緊急手術や入院治療が必要な患者さんに対応する急性期医療の充実が大きなポイント。

キャプション)4室から6室に増えた手術室

救急室は面積が広くなり、感染症専用の診察室を新たに設置。救急患者に対応するための、 HCU(高度治療室)は8床→12床、手術室は4室→6室に拡充され、より多くの救急患者へ対応できるようになるそうです!


POINT2 受けられる医療の幅が広がります(診療科&医療設備の大幅拡充)

キャプション)明るくて開放的な産科病棟。小児科と産科が連携した病棟づくりをしていま す

手術室・HCU の他にも、化学療法室(8床→12床)、カテーテル室(1室→3室)、内視鏡 センター(2室→4室)、透析センター(3床→15床)が拡充。脊椎専門外来がスタートし、 4月から耳鼻咽喉科の医師が常勤化し入院診療を再開しました。地域でニーズの高い診療科が整備され、私たちのまちで受けられる医療の幅が広がりました!

キャプション)「IVR-CT」京都にあるのは2台だけ!

延べ床面積が増えたことで、これまでは導入できなかった大型の医療機器も!この機器では血管造影・透視とCTを同時にできるため、精度の高い血管内治療や経皮的生検、経皮的胆管ドレナージなどの消化器疾患にも対応できます。また、患者さんが移動する負担が減り、 検査時間が短縮できるそうです。


POINT3 抜群のアクセス!西山天王山駅直結。近くて便利な健診センターも新設

キャプション)ペデストリアンデッキ

阪急西山天王山駅からペデストリアンデッキで病院2階出入り口に直結。駐車場は 147台駐車可能。はっぴぃバスは全ルート乗り入れます(京都済生会病院利用時は無料)。通院にも、お見舞いにもとっても便利ですね〜。

※はっぴぃバスの記事はこちら

キャプション)ゆったりと過ごせそうな健診センター。院内でも、特に雰囲気にこだわって作られた場所だそう

また、健診センターを拡充。検査のために院内を移動せず、センターの中だけでほとんどの 検査が完結できるのは嬉しいですね♪


番外:マタニティから子育て世代に心強い♪分娩設備がパワーアップ &病児病後児保育「おひさま」新築移転

キャプション) 2室設けられた産科の特別個室。ホテルのようですね〜!

キャプション)産科個室。各個室にはシャワー・お手洗いつきです

産科は分娩室が1室→2室+LDR1室(LDR とは、陣痛の始まりから、出産、出産後まで過ごせるお部屋です)へと分娩設備が強化されました。NICU(新生児集中治療室)は4床整備。敷地内には、働くパパママの頼れる存在、病児・病後児保育所「おひさま」も新築移転しますよ。

キャプション)小児科は壁紙がカラフルでとってもかわいい!

キャプション)小児病棟はポップな壁紙のカラーで気持ちが明るくなりそう

キャプション)子どもたちに、病院で楽しく安心して過ごしてもらえるアート空間が生まれました

小児病棟では、アートの力で医療環境をより快適な癒しの空間にする取り組みとして「ホス ピタルアート」を導入。嵯峨美術大学との産学連携で実現しました。


後編の記事もお楽しみに!


■■■Information■■■ 

▶︎京都済生会病院(HP)

https://kyoto.saiseikai.or.jp/

外来診療開始:6 月 3 日(一部制限あり) ※詳しくは、京都済生会病院の HP でご確認下さい