1379 - ホクト(株)
ホクト株式会社
https://www.hokto-kinoko.co.jp/
ホクト株式会社(英: Hokto Corporation)は、食品包装資材の製造・販売、および食用きのこを製造する企業です。
東証一部上場(証券コード1379)です。
キノコ最大手で、地盤の長野中心に全国へ生産拠点展開しています。
18年秋シイタケ進出しました。
台湾など海外展開もしています。
概要
創業者は水野正幸です。
設立当初は、食品包装資材の販売を行う企業であったが、1968年(昭和43年)に、ガラスに替わるポリプロピレン製のきのこ栽培用ビンを製造・販売することで、地震などでも割れないメリットが評価され、以後きのこ栽培用資材のトップメーカーとなりました。
1983年(昭和58年)に「きのこ総合研究所」を設立して以後、きのこの新品種の開発から製造、販売までの事業を開始、きのこ栽培の総合企業となりました。
2002年(平成14年)より、商品となっているきのこをキャラクター化、イメージソングとして「きのこの唄」を採用しテレビCMで放映することで、知名度が急上昇、それに伴いきのこ販売の売り上げを大きく上げています。
社名は北斗七星から来ており、その第7星「搖光」が古来時刻の基準とされたように、業界の指針を担うという自負を込めています。
沿革
1964年(昭和39年)7月22日 - 長野県長野市にて、包装資材の販売を手がけるデラップス商事株式会社を設立。
1968年(昭和43年) - きのこ栽培用ポリプロピレンびんの製造を開始。
1972年(昭和47年) - ホクト産業株式会社に社名変更。
1983年(昭和58年) - 長野市に、きのこ総合研究所を設立。
1986年(昭和61年) - エノキタケ新品種ホクトM-50を開発。
1990年(平成2年) - ブナシメジ新品種ホクト5号菌を開発。
1994年(平成6年)11月 - 株式を店頭公開。
1999年(平成11年) エリンギ新品種ホクトPLE-2号を開発。
11月 - 東京証券取引所1部上場。
2002年(平成14年) 4月 - ブナピーの栽培を開始。
7月10日 - ブナピーの販売を開始。
9月 - ホクト株式会社に社名変更。
2014年(平成26年)7月25日 - 自社で栽培したエリンギが食用キノコとして世界最長記録を達成したと発表。
事業所
本社 - 長野県長野市
赤沼きのこセンター - 長野県長野市
柳原きのこセンター - 長野県長野市
青木島きのこセンター - 長野県長野市
更埴きのこセンター - 長野県千曲市
大町きのこセンター - 長野県大町市
上田きのこセンター - 長野県上田市
佐久きのこセンター - 長野県佐久市
苫小牧きのこセンター - 北海道苫小牧市
宮城きのこセンター - 宮城県大崎市
新潟きのこセンター - 新潟県新発田市
富山きのこセンター - 富山県富山市
静岡きのこセンター - 静岡県菊川市
広島きのこセンター - 広島県三原市
香川きのこセンター - 香川県東かがわ市
八女きのこセンター - 福岡県八女市
八女東きのこセンター - 福岡県八女市
広川きのこセンター - 福岡県八女郡広川町
黒木きのこセンター - 福岡県八女市
城島きのこセンター - 福岡県久留米市
商品・生産量
エリンギ - 19,436トン
マイタケ - 13,467トン
ブナシメジ - 42,475トン
ブナピー - ブナシメジを品種改良して誕生した真っ白いきのこ。
生産量はいずれも2014年度実績
CM
「きのこの唄」ときのこのキャラクター「きのこ組」が登場し、コマーシャル内で彼らが歌にあわせて遊んでいる姿がかわいい、と一躍、有名になった会社です。
CMソング「きのこの唄」(歌手は当初「石川和男、いしいゆうこ」となっていたが、CDの一般発売の際に「きのこオールスターズ」名義に変更された)として当初はプレゼントキャンペーン用のみでCD化、2003年(平成15年)には一般発売されました。
ショッピングセンターのきのこ売り場で音楽を流したり、小型テレビでCMを常に流しているため、幅広い世代に認知されました。
携帯電話の着メロとしても人気があります。
モーニングバード(木曜)のスポンサーでもあります。
2013年春から、主婦役に鈴木砂羽、”きのこの精”に要潤を起用したCMを放送していました。
同年10月25日、同シリーズとして、扇情的な描写で話題を呼んだ「立派なキノコ」のCMを放送するが、「下品」「子供に見せられない」「卑猥すぎる」などの苦情が一定数寄せられたため放送中止となりました。
しかし、インターネット上で話題を呼び、YouTubeでは同CMの動画がわずか4日間で約130万回再生され、11月15日までの3週間では実に340万回以上に達しました。
同社では、テレビCMの放映前に、社長を交えた役員会で内容についても確認がなされ、会議の場では、「少しやり過ぎではないか」という声も挙がったものの、わずか2年で営業利益が4分の1以下になるという経営状況の中、多少のリスクを躊躇していては生まれ変われないという危機感や、「生まれ変わりたい」という強い思いから、同CMのテレビ放映に踏み切ったといいます。
2015年、テレビCMに空手家の宇佐美里香を起用しました。
記念日
7月10日はブナピーの日。
2002年(平成14年)7月10日にホワイトぶなしめじのブナピーがホクト株式会社より発売されたことから同社が制定しました。
関連項目
雪国まいたけ(新潟県の同業会社。ライバル視されがち)
長野県県民文化会館 - 命名権(ネーミングライツ)の取得により2009年(平成21年)4月1日より3年間、「ホクト文化ホール」との愛称となる。
水野美術館 - 創業者・水野正幸が長年かけて収集した絵画(水野コレクション)を展示する日本画美術館。財団法人水野美術館が運営。
「奥さん!」ホクトのお色気CM全てみせます。その後はオマケ付き。
拝見しましたが、「立派なキノコ」の放送中止は妥当だと思います。
GOサインを出した経営陣の判断ミスが良く伝わる話です。
そりゃ業績も悪くなる。
こういう広告は、企業イメージを悪くするだけだと思います。
広告制作は、私のブログの昨年の殿堂入り銘柄「2402 アマナ」( http://ameblo.jp/kurasitoyume/theme-10100314026.html )のような、プロ中のプロに任せた方が良いと思います。
投資判断ですけれども、時価総額は売上高とほぼ同等規模で、営業利益率は5%です。
チャートは長期的なボックス相場の中にあり、信用倍率は1倍を割り勝ちです。
有利子負債が急拡大しつつあり、中間では完全な赤字状態です。
ただ配当利回りが3%近くあることや、株主優待があることを考えると、株価を売り崩しても損切りはあまり出なさそうですが、経営陣が業績操作に加わっていないか警戒する必要性は感じます。
私の投資判断は買いです。
売り崩されたら、ナンピンもありだと思います。