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中野 淳也 Junya Nakano

第6回「薔薇と紫陽花の饗宴」

2022.05.27 01:22

<展覧会のお知らせ>


第6回「薔薇と紫陽花の饗宴」


6月6日(木)〜6月18日(土)

(14日(火)15日(水)は休廊)

午前11時〜午後5時


Gallery 蘇処

神奈川県鎌倉市長谷 1-11-43

https://art-soco.com/


*終了いたしました。


Gallery 蘇処さんで、まる2年を迎える記念の展覧会となります。

様々な紫陽花と薔薇が集まり、とても華やかな展覧会になります。是非、ご来場頂き、花を楽しんで貰けたらと思います。

中野は二点出品予定です。


出品作家


片桐剛

清見佳奈子

さとうたけし

瀧ケ崎千鶴

中野淳也

三浦麻梨乃

湯口絵美子




以下出品作品


「沢紫陽花」

変形3号(散華型)

パネル/油彩



梅雨どき、奈良の春日山の原始林にある鶯の滝に行くと綺麗な紫陽花が咲いていました。

普段生活の中で見る紫陽花とは違い、人気(ひとけ)のない滝の近くに咲いている紫陽花の姿に、原始から続く景色を見た気がしました。

サワアジサイはヤマアジサイの別名で、山中の沢沿いなどによく見られることからその名前が付けられたそうです。

花言葉は「乙女の愛」。

清楚で可憐、慎ましく咲く姿にぴったりだなと思います。



「胡蝶の夢」

変形4号(散華型)

パネル/油彩



胡蝶の夢は道教の始祖の一人とされる荘子の説話で、夢の中で見た蝶が本来の自分で、現実の自分は蝶が見ている夢なのではないか、というお話です。

現実の中にある夢のように美しい世界という意味を込めて制作しました。花はトロピカルシャーベットという種類の薔薇です。


散華シリーズについて:散華とは、お寺の法会の時などに蓮の花びらを形どった紙を散くのに使われる色紙です。如来を供養するため、飛天が楽器を奏でたり香を焚いたりしながら飛翔し散華するという話が元になっています。散華シリーズは四季折々の草花の絵をモチーフに、日本の四季の美しさを賞賛したいという想いで制作しています。また、日本の伝統的な散華という形が現代でもオシャレなインテリアとしても通用するような、また、家の御守りになるような作品になればと思い、制作しています。