『W旦那＋(プラス)』 三代目妄想劇場 番外編「初めてのマック⑧」

隆二から手渡されたiPhoneを手に取り、スマホリングに指を入れた。

隆臣「もしもし？れーん？」

臣「うわ、隆二とおんなじ持ち方してる」

隆二「いつも近くでガン見してるもんね」

臣「生意気な坊主になってきたな 笑」

隆二「坊主って言うな 笑」

隆臣「おとーしゃん、パーパ、シーね！」

臣「わかったわかった 笑」

隆臣「れーん！マック何がいいの？サムライ？ナゲット？たぁくんが買って帰るね」

臣「俺より所持金多いもんな」

隆二「両方のじぃじとばぁばに親戚一同。それからメンバーやLDH関係からもらったお年玉、凄いことになってるもんね」

臣「全部持ち歩いてんの？」

隆二「そうするってきかないからね 。園に行く日は俺が預かってる」

臣「いつか落っことすぞ」

隆二「俺が落っことすってか？」

臣「違〜う！隆臣が」

隆臣「ちょっとぉ、廉のお声ちっちゃくて聞こえないからシーね！」

臣「悪りぃ悪りぃ 笑」

隆臣「チーズバーガーとポテトのちっちゃいのでいいの？アッポーパイは？いらない？廉もダイエット中でしゅか？」

臣「おい、自分は注文してないのに、アッブルパイが出てきたぞ！びっくりだな」

隆二「マックのホームページで予習したからね」

臣「いつのまに」

隆臣「ドリンクは野菜ジュースでいい？オケよ」

臣「ドリンクに至っては強制かよ」

隆二「廉はベジタリアンだから。たっくん、ちゃんと理解してるんだって」

臣「ほー」

隆臣「じゃあ買って帰るね！りおに代わってくらしゃいな」

隆二「廉、高校の同窓会で告られちゃって、今度初デートだからプチダイエットしてるんだって」

臣「今だって充分スレンダーで逆三なくせに。でもいい傾向じゃん。そっか初デートねぇ…」

隆二「ライバルが一人減ったってか？」

臣「そんだけ愛されてるんだ。感謝しろよ、俺の嫁」

隆二「ハイハイ 笑」

つづく