筆算の重要性は「あけましておめでとうございます」のようなものだ
2018.01.01 15:00
計算するときの筆算ほど、心強い味方は居ません。
暗算よりも頭にかかる負担が減りますし、
視覚まで使えて正確さも上がりますし、
メモの役割にもなっていつでも間違いが探せます。
山程のメリットが筆算にはあります。
例えば、九九や二桁の計算ぐらいまでなら、暗算の方が楽で簡単なこともあるでしょう。
しかし、三桁を超えると大人でも筆算を使いたい人が多いはず。
私も生徒指導の際は、ほぼ確実に筆算を書くように言うことが多いです。
「えー、面倒臭い」なんていう子もやっぱりいますが、
そんな子に限って書かずに間違えます。呪いにかかったみたいに。
計算に、筆算は必要です。
あれほどわかりやすい仕組みを見つけて後世へ伝えてくれた、
過去の数学者たちに感謝しなくちゃね。
そして、それはまるで、
「良いお年を」や「あけましておめでとうございます」といった、
年末年始の挨拶言葉と一緒です。
年末年始のそんな挨拶は、
知らない人とでも気軽につながれるコミュニケーションの潤滑油。
なくても生きてはいけるけど、ないと困る。
あったらやっぱり安心だし、使えたら、嬉しい。
それは計算と僕らをつなぐ、筆算と同じじゃないか。
新年には「あけましておめでとう」と決まって言うように、
計算には決まって筆算を。
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