【神田②】柳原大門町
2017.12.31 12:19
町名:柳原大門町
読み方:やなぎわらだいもんちょう Yanagiwara-Daimonchō
区分:町丁
起立:1697(元禄10)年
廃止:1869(明治2)年
冠称:「柳原」
後身:神田亀住町 土地は秋葉の原火除地
現町名:千代田区外神田花岡町1番地1
概要:元地は浅草寛永寺にあったが、拡張によって当地と下谷広小路の東側に代地が与えられた同寺の門前町。町名は大門の通りにあったため、「大門町」と呼ばれていたことによる。1697(元禄10)年に収公となり、筋違橋御門外、南北の神田相生町に挟まれた地に代地が与えられた(切絵図)。向柳原にあるので「柳原大門町」と称した。1745(延享2)年、町方支配となる(備考)。北は神田相生町、西は神田六軒町、南と東は神田八軒町。
慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1869(明治2)年、神田六軒町、神田八軒町、上野町代地と合併し、神田亀住町を起立し消滅。しかし、後身の神田亀住町は同年12月の火災で焼失。跡地は秋葉の原火除地となり、小笠原邸上地跡の替地(現在の外神田五丁目3・4番)に移転。
撮影場所:柳原大門町