2017年を振り返る。
2017年は、日本とインドの交流年でした。特にインドでは、日本関係のイベントが数多く開催されましたが、皆さんの2017年はいかがでしたか?
私の2017年の舞踊留学生活は、日々目まぐるしく変化するインドとその超絶ヒエラルキーの中で、自分ではコントロールできない周囲の様々なものに振り回されながら、明日の予定すら立たない日も多く、1日が平和に終わることの感謝と、将来への不安の繰り返しでした。
昨年は突然の高価紙幣停止で、かなり生活に不安が走りましたが、今年も政府の方針変更によりビザの延長が一旦拒否されたり、アルバイト収入の上限ができたりと、生活の根幹に関わることへの揺らぎばかりで、そろそろ帰国しないといけないのかな、と何度も感じざるを得ない状況に陥りました。度々突発的に浮上してきた困難は、周りの心優しい人々のお蔭で、何とか色んな問題をクリアしながら何とか生き延びて参りました。
この成長と発展の真っただ中のインドは非常に先行きが不明瞭ですが、この数年のインドでの生活は人生で一番濃厚で、色んな意味で自分と向き合い、「生きる」・「生活する」ということと向き合わざるを得ない毎日のような気がします。あとどのくらいデリーでカタックを続けられるか未知ですが、自分でできることをできるだけしていきたいと思います。
プレイバック2017
1月、毎日新聞の2016年五耀會インド公演の記事に棚ボタ的に言及して頂く、
2月、ラクナウーの春の舞踊祭に参加/デリーの舞踊祭で、スジャータ・バネルジーさんの作品「ガンジス河」に参加、
4月、初めてのスタジオ撮影、
5月、年度末試験、
6月、コルカタ/ムンバイー(インド)でのワークショップ参加、
10月、歌舞伎「極付印度伝 マハーバーラタ戦記」を観劇/インド政府の方針変更によりビザ延長困難/インド滞在が危ぶまれながらもアメリカ大使館主催の公演に参加、
11月、ロンドンの冬の舞踊祭「Hemantika Festival」に参加、
12月、Dance in Parkに参加/五耀會インド再公演で通訳をさせて頂く