Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

ことばを超えたところで

2022.05.30 07:22

『Would You Rather… 』(John Burningham作, Chronicle Books, 2003年)
という素敵な絵本をご存知ですか。


手元にある絵本を拡げ、

友人に読んでもらったのが2か月前。 

誰かに読んでもらうと、

こんなにも感じかたが違うのだ、

と初めて知りました。

心の中が温かい気持ちで満たされて…

うまくことばでは言い表せない気持ちになりました。


文の意味は、ぜんぶ、わかってるんですよ。

だから、意味がわかるようになった、とかではないんですよ。

ことばを超えた次元の、なにか、があるんです、たぶん。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


たまたま、昨日、『Arrival 』(Shaun Tan 作, Arthur a Levine, 2007)と『Eric』(Shaun Tan 作, Templar Publishing, 2010)を読んだ高校生と話したのですが、彼の見解が心に残りました。


文字や音声は、記号なんです。ことばを表現するための、ただの記号なんです。


ちなみに、『Arrival 』と『Eric』には作者オリジナルの文字と、登場人物たちが知らない言語や文化の中で過ごす様子、が描かれています。


僕たちは、言葉や音を超えたところで、違う次元で、交流しているんだと僕は思います。


この言葉を聞いて、ハッとしました。


友人に読んでもらったとき、私は

友人んや仲間の先生たちと

言語を超えたところで ‘交流’してたんだ、と。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


読んでくれる人と、

聞いている人どうしで、

言語を超えたところで ’交流’ するのが

しあわせな読み聞かせ。



文:鈴木祐子(きっぱ)

東京(自由が丘)

ABC4YOU 英語・多読・読み聞かせ教室