【愛知県瀬戸市】瀬戸電と光速エスパー
日本屈指の陶磁器「瀬戸焼」の産地、愛知県瀬戸市に2005年の愛・地球博以来の訪問。
文化庁が認定する日本遺産にも選定され、名鉄瀬戸線の終点尾張瀬戸駅を降りると垂れ幕が掲げられています。
瀬戸線は瀬戸電気鉄道を前身とし、他の名鉄各線とは全く繋がっていません。かつては名古屋城のお堀を走るなど、今でも瀬戸電と呼ばれるとか呼ばれないとか。そんな瀬戸電の記憶を蘇らせてくれる施設が、駅から徒歩数分のところにある瀬戸蔵ミュージアム。
現代的な外観からは想像もつきませんが、この施設の中にかつての尾張瀬戸駅が復元されています。
大正時代から2000年頃まで現役だったようです。
1950年代当時の佇まいを真空パック。レプリカとはいえなかなか精巧な作り。今にも走り出しそうな気配。
ニッポンビール(現在のサッポロビール)の広告もスパイスに。
そんな瀬戸蔵ミュージアムを後にし、日没までのわずかな時間を使って散策をしました。
まずは末広町商店街から
田辺製薬MSCのマークがチラリ。
木の扉とカーテンの色が良い感じ。
チェーン店が台頭し外食産業なる言葉が生まれる以前は、こんなレストランでの食事が楽しい休日のひと時だったのでしょうか。
何らかの産業が栄えた中心市街地には当然娯楽もあるわけで、昭和テイスト溢れる元映画館が佇んでいます。
廃業した東芝ストアーには光速エスパーも健在。
【光速エスパー】かつての東芝マスコットキャラクター。主人公「東ヒカル」は同社のイメージソング「光る東芝」から。1964年から70年代まで東芝の電気店のシャッターにイラストが描かれた。
趣のある旅館跡も。
食品の「品」の文字の書き方に時代を感じます。
続いて銀座通り商店街。銀座、本町、栄町という地名にスイッチが入ります。
世界のステレオ パイオニア!
そういえば実家のステレオがパイオニア製でした。
ひな、三月、五月人形推し。
続いて地上にある宮前地下街。
公園の下にあるから地下街なのでしょうか。
その他、瀬戸で出会ったモノ・空間。
【訪れた場所】愛知県瀬戸市
2017.11訪問