Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

じゅて~む

じゅて~む エッセイ編 第92夜「北風と達太と太陽②」

2022.01.10 01:32












【あらすじ】



N県新潟市やN県長野市でコント活動をする集団の、コント台本を担当している江尻晴子が、架空の男性・達太としてエッセイ連載にチャレンジ。



そして、達太の外見は、40歳にして徳川家康公にそっくりであった・・・。



-----------------------------------------------





あけましておめでとうございます。





お久しぶりです。





タツハルキストの皆さんは無事に年を越されましたか。



俺、達太40歳、会社員は無事に年越しました。





寅年になりましたね。





今日は久々の更新にして、新春スペシャル。



前回は「北風と太陽」の物語に巻き込まれてしまったかのような俺でしたが、実は物語の蚊帳の外だったということがわかりましたね。





北風が俺の前を歩く旅人に、ビュウビュウと容赦なく北風を浴びせ、俺はそれをポカンと眺めるという。





旅人「寒い!ますますコートを脱ぐわけにはいかない・・・!」





北風「なぜだ、なぜだ、ますますコートの前をしっかりと!」





俺は見かねて口をはさむ。





「2人とも。すれ違っているよ。



 会話が、ちぐはぐだ。



 北風が、もう少し低い位置から話しかければいいんじゃないか?質問があるんだろう?」





旅人が俺を見る。





旅人「あなたは誰ですか。」





俺はいつものように答える。





「まずは自己紹介から。俺は達太。



ごくごく平凡な日本のサラリーマンだ。外見も至って普通だろう?



音楽家のバッハが音楽に嫌われ、目の生気を失った状態に似ているとは、よく言われるよ。



これはトレンチさ。



ベージュのワンピースではない。



腹を解放してあげたくてね。ベルトをうんと上に巻いてみた、ら、こうだ。



女装の趣味はないんだ。



趣味はカツ丼や牛丼の食べ歩き。



ライフワークは出前。



いや、違う。てんやもんを届ける側じゃない、頼む側だ。出前頼むの好きなんだ。家に定食が向かってくるあの感じが。



好きな花は薔薇。



ちょっと人と違う点は、土日はエッセイストであることかな。



平日は月~金まで、昼に出前をとることばかり考えて、大人しく働いている。」





しかし、ウケる。



旅人にばかり北風がビュウビュウ当たり続けており、俺は無風で死んだ目で、だらだら自己紹介。



旅人は髪をかき分けたり、



「ライフワーク?出前?」



と聞き返してくれたり、忙しそうだ。



「今、薔薇って言いました?」





ああ薔薇だよ、と思いつつ俺は無情にも自己紹介を続ける。





通りがかりの人々が、こんな俺達を指さして笑わない事を、祈る。



やっと物語に割り込めたな。



新春だ。これぐらいにしておこう。





実は。最近また役者、しかもまたもや女役のオファがあり、エッセイが滞りがちだ。



安心してくれ、俺はあくまでも達太。



カツカレーが大好きな皆の味方だよ。





じゅて~む