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じゅて~む

じゅて~む エッセイ編 第六夜

2020.07.18 16:03












【あらすじ】



N県新潟市やN県長野市でコント活動をする集団の、コント台本を担当している江尻晴子が、架空の男性・達太としてエッセイ連載にチャレンジ。



タイトルの「じゅて~む」は愛しているという意味だが、架空の男性・達太が主人公の小説「じゅて~む」からの引用でもある。



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まずは自己紹介から。




俺は達太。38歳。会社員。



子供向けアニメのアンパンマンに登場する「ジャムおじさん」というパン屋に似ている。



彼は白髪。俺は黒髪。だから黒髪のジャムおじさんを想像しておけば、間違いない。





ところが、だ。



先日給湯室から俺に関してパートさんらが噂しているのが聞こえた。



パートさんらは、俺がアンパンマンに似ているといって盛り上がっているのだ。マントがどうの、ほほの肉がすごい盛り上がっているだの、腹減っていてもアノ顔を食べる気にはならないだの、なかなかひねりの効いた会話をしている。





男は子供というが、女も子供だな。



子供アニメの話題で盛り上がるとは。





ちなみに、俺ら男だってアンパンマンの顔は食べない。



女以上に、空腹時に菓子パンは無い。



揚げ物メインの定食か麺物大盛りの一択だ。一部の丼物も。



でないと一食では足らず、結局は二食頂くことになり,、不経済。





話を戻す。アンパンマンの顔を一口食べることについて。



一口は残酷だ、実際の俺の顔を一口食べるよりも、残酷だ。



何でも一口食べると、もっと食べたくなる。ならない。いや、なるんだよ。



そして実際の俺の顔を一口食べる方が、やはり残酷だ。やめてくれ。





まあ、似てる似てないについては、同じ作者なら画風が同じだから、俺はアンパンマンの登場人物の全員に似ているのだと思う。



自分では信じられないが、ドキンちゃんにも、もしかして・・・?





本題へ。



創作する立場の人や、成し遂げたい事がある人の中には



「ゴッホにはなりたくない」



と考える人がいると思う。



俺もそうだ。



ゴッホにはなりたくない。



誤解しないで欲しい。



俺はゴッホが好きだ。



もしこのエッセイの読者の中に、ゴッホに近しい方がいたら謝りたい。くらいにゴッホは好きだ。



名古屋であったゴッホ原画展には、飛行機で赴いたほど。



観光なんて全然できなかったが、ゴッホの原画を観て、味噌カツとあんかけスパと手羽先と天むすを頂いて、本当にそれだけの旅行だっだったが、名物の小倉トーストやエビふりゃーすら食べなかったが、大満足だった。その位、ゴッホが好きだ。





だが、ゴッホにはなりたくない。



生きているうちに、



生きている間に、



小さい方のヒマワリしか見れないなんて、嫌だ。





ゴッホの真実はわからない。



大輪のヒマワリを知らなかったのか。知っていてそのつもりだったのに、用意をお願いしたらアレらが花瓶に挿されていたのか。





夏だ。



大輪の向日葵が見たい。



太陽の花。



俺はやはりゴッホにはなりたくない。




ヒマワリを描きたいんだが・・・と言って、アレらが用意されていたら意見できる人間になりたい。





なんか小さいし、真ん中まで細かい花びらで埋まってるし、色も夏の花とは思えない、何輪も挿したってことは後ろめたかったんじゃないの、



などとネチネチ意見できる人間でありたい。




ダークな一面を見せてしまったな。



それもありか。エッセイらしいか。





じゅて~む。





第五夜がひどかった分、一日にして急成長したようなエッセイになったな。





ははははは!