Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

第114話:ヤマラ・アルジュナの木の救出(3):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』

2018.01.03 00:38

この神の2人の息子達が裸のまま、

贅沢と偽の名声に酔いしれているのを見て、

デーヴァ・リシのナーラダは、

彼らに特別な慈悲を見せようと、

彼らに特別に呪いをかけたいと望みました。

だからナーラダは、このように話しました。


「すべての物質的な快楽の魅力の中で、

裕福という魅力は、

美しい容姿、

貴族のような家庭に生まれること、

学識が高いこと以上に、

人々の知性を当惑させる。

ある者が高い学びを得ていたとしても、

その富のせいで偽りの傲慢になってしまったなら、

その結果は、

蒸留酒(ワイン)や女性や賭け事を楽しむ富に従事してしまうことになる。


感覚器官を支配できず、

自分の富または上流階級の生まれという

偽りの誇りを持つならず者たちは、

死滅する彼らの体を維持しようとするおそろしい気ちがいである。


彼らは決して

自分が年をとったり死ぬとは考えず、

慈悲なく弱い動物を殺している。

時に彼らは

ただ自分たちの気晴らしのためだけに動物を殺してしまう。」



…つづく

(10巻10章7-9節)