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元美浦トラックマンの競馬血統ブログ

ノルマンディーOC 1歳馬考察 テメリアイランドの2016

2018.01.03 02:49

テメリアイランドの2016 募集価格1400万円

河内厩舎 前川勝春  生産

父ハーツクライ 母父Montjeu

ハーツクライ産駒はナスペリオン血脈を持つことが成功配合のパターンとしてあり、Sadler's Wells、Reine Mathildeがナスペリオン血脈を持っている。母テメリアイランドがNorthern Dancer3×4の濃いクロスも持っているため、ハーツクライ産駒にしては仕上がり早に出そうで、全兄シャドウアイランドが2歳時③②着とすでに勝ち負けしているのも納得がいく。


不安材料としては母父Montjeu。母父サドラーズウェルズ系は欧州型スタミナを補完するのだが、母父Galileo/Montjeuはその重厚さを強く伝える。そのため、芝ではスピード負けしやすく苦戦を強いられるケースが多い。また、このようなスタミナ血統を持つ馬は牡馬の方が圧倒的に成績が良く、牝馬は大きなマイナスと考えた方が良さそう。

基本的にハーツクライに重厚なスタミナ血統との相性が悪いだけに、ロックキャンディのようにスタミナしかない馬が出てもおかしくない。(ロックキャンディくらい稼げればいいのだが、この血統でダート長距離で活躍できるのは稀と考えるべきだろう)

◆ハーツクライ×母父サドラーズウェルズ系

【総評】

パッと見では血統表に欧州の名血が名を連ねて大物感を感じさせるが、配合の良し悪しやデータを見るとあまり推せない。牝馬であることも大きなマイナスとみたい。

ノルマンディー×河内厩舎でプラチナムバレットを彷彿とさせるが同じにするのは危険で、個人的には全兄シャドウアイランドが走っているのは藤沢式のスピード調教のおかげだと思っている。

確率は低くてもいいから一発を狙いたい方はどうぞ。この繁殖牝馬にダイワメジャーつけてほしいと切に願う今日この頃。


堅実性  ★☆☆☆☆

大物感  ★★★☆☆

お買い得 ★★☆☆☆