散財小僧🍃
「本日も、東京バスをご利用いただきましてありがとうございます。それでは、時間となりましたので、出発いたします。」
というセリフをきいて、なんの直感が働いたのか
「え!えっ!え~!家のかぎがな~い!」!!
「すみません!あのあの!鍵をわっすれて!」
と運転手さんに言うと、
「はい?」
とおこたえ。
「あのあの、新宿に鍵をおいてきちゃって」
とかなりのあわてようでせつめいしますと、急いでおろしてくださり、
「え~!どうしよう。」
と、なんだかわかんないけど、すぐ目の前に止まってたタクシーに、偉そうに
「新宿まで」
とかいっちゃって、かっこよさげに新宿まで。
なんせ、帰り時間が急ぎたかったのとたまたまお金があって、とっさにのってしまいました。
タクシーの運転手さんに事情説明をかってにペラペラはじまると、
「このみちは、この時間こみますから高速に乗り言った方がいいですよ」
と親切におしえてくださり、かっこよさげにまた
「高速でおねがいします」
なんちゃって、すまして・・・。
はやかったし、途中のおじさんのおはなしが、
「リーマンショックで日本橋にあった会社をたたんじゃってタクシーの運転手になったんですよ。たたむとき会社の従業員の人たちに申し訳なかった。何が起きるかわからないですよ。順調な会社だったんですが・・」
70歳になるかたでした。
ダンディなかたで、丁寧な方でした。
新宿で漢方の先生に鍵をもらったら
「ほら。往復の分はないけど、片道分」
って、タクシー代をいただき
「気を付けてかえるんだよ」
ってみおくってくださり、また、待っていてもらったタクシーにかっこよくのりこみ帰ってきました。
おじさんは、かえりは、
「高い高速使わなくてもすいてますよ」
と、したみちをはしっていってスイスイとばしてくださり、かっこよく東京駅よこづけ。
「ありがとうございました。おわすれもののないように」
とさわやかにいってくださり、東京バス2回往復分のお代金。
この時間のなかでも、人に助けられて。
ありがたいです。
しかし、わたしはかなりの散財小僧ですな。