ZIPANG TOKIO 2020「京都・明治150年キックオフイベント」の開催について
明治150年イヤーのスタート!
市民みんなで危機を乗り越えた明治の京都を振り返る
京都迎賓館
京都金閣寺
京都清水寺
京都二条城
京都石清水八幡宮楼門
京都御所
伏見稲荷大社千本鳥居
京都宇治川鵜飼
京都宇治市朝霧橋
平成30年は,明治改元から満150年の節目の年に当たります。
京都市では,この機会に,明治維新による都市衰退の危機を克服した,京都の先人の取
組とその意義を市民ぐるみで見直し,今と未来に活かすことを目指す,多彩な明治150
年関連事業を,平成30年の1年間を通して実施します。
その幕開けを飾る「京都・明治150年キックオフイベント」を,国や民間企業等との
連携の下,下記のとおり開催しますので,お知らせします。
京都・明治150年キックオフイベント
1 シンポジウム
「京都・明治150年シンポジウム~困難に立ち向かい,京都の未来を変えた市民の力~」
(1)日時 平成30年1月7日(日)午後3時~5時
(2)場所 ロームシアター京都サウスホール(京都市左京区岡崎最勝寺町 13)
(3)内容
①オープニング
~明治の落語,笑顔で幕開け,明治150 年~(仮題) 笑福亭晃瓶氏
②挨拶 門川大作 京都市長
時澤 忠 内閣官房「明治 150 年」関連施策推進室長
③基調講演
磯田道史氏(歴史学者,国際日本文化研究センター准教授)
④パネルディスカッション
<パネリスト>
磯田道史氏
羽田美智子さん(女優)
門川大作市長
※司会進行:三宅民夫氏(元NHKアナウンサー)
<ロビー企画>
会場のロビーにおいて,
・市民の皆様から公募した明治期の写真パネル展
・明治期に創案の「盆略点前」をテーブルで茶道体験(先着 20 名) など
(京都観光おもてなし大使・田中賀鶴代さんの御協力)
を実施予定
(4)主催,共催,後援等
主催:京都市, 共催:内閣官房, 協力:文化庁地域文化創生本部,
後援:NHK京都放送局
(5)参加申込み等
①入 場 料 無料(自由席)
②定 員 700 名(応募者多数の場合は抽選)
③募集期間 平成 29 年 11 月 17 日(金)~平成 29 年 12 月 15 日(金)
④申 込 み 参加者の氏名,ふりがな,郵便番号,住所,電話番号,同伴者全員の
氏名(3 名まで),蹴上発電所特別見学会参加希望の有無,車椅子席・手
話通訳希望の有無を明記のうえ,京都いつでもコール(Tel:075-661-3755、
Fax:075-661-5855,電子メール(ホームページの送信フォーム
http://www.city.kyoto.lg.jp/sogo/page/0000012821.html))までお申し込
みください。
※締め切り後,申込者全員に参加の可否をハガキで御連絡します。
2 蹴上発電所特別見学会
(1)日時 平成30年1月7日(日)午後1時15分~2時15分
(2)場所 蹴上発電所(京都市左京区粟田口鳥居町 2)
(3)内容 明治 24 年(1891 年)に運転開始した日本初の事業
用発電所「蹴上発電所」の特別見学会を実施します。
(4)協力 関西電力株式会社
(5)参加申込み等
①参 加 費 無料
②定 員 20 名(応募者多数の場合は抽選)
③対 象 1のシンポジウム(同日 15 時~)に参加される小学4年生以上の方
※シンポジウムと合わせてお申し込みください。
※小学生は保護者同伴
蹴上(けあげ)発電所は、琵琶湖疏水で得られる水力の有効活用の目的で建設され、明治24年(1891年)6月に発電機2台で運転を開始しました。情緒あふれるレンガ造りの発電所から生まれる電気は京都の街へと送られ、明治28年(1895年)には、塩小路(現在の京都駅)~伏見駅へ走る日本初の市街電気鉄道(京都市電)の開通に大きく貢献しました。京都の近代化に大きく貢献した蹴上発電所は、開業から100年以上を経た今でも京都の街へ電気を送り続けています。(普段は見学不可)
3 琵琶湖疏水記念館 「明治150年・京都のキセキ」展
(1)日時 平成30年1月7日(日)午前9時~午後4時30分(入館は4時まで)
(2)場所 琵琶湖疏水記念館(京都市左京区南禅寺草川町 17)
(3)内容 琵琶湖疏水通船復活事業や蹴上発電所を紹介するパネルの展示等を行います。
※学芸員による展示解説ツアーを正午と午後1時30分からの2回実施します(参加費
無料,各回先着20 名)。参加希望の方は,同館1階ロビーに直接お越しください。
(4)参加申込み等
①入 館 料 無料 ②申 込 み 不要
京都にとって琵琶湖の水を引くことは昔からの夢でした。第3代京都府知事となった北垣国道は,明治維新による東京遷都のため沈みきった京都に活力を呼び戻すため,琵琶湖疏水の建設を取り上げました。疏水の水力で新しい工場を興し,舟で物資の行き来を盛んにしようという計画です。
福島県の安積疏水の主任技師南一郎平に琵琶湖疏水計画の調査を依頼し,大津京都間の測量を島田道生に命じ,東京の工部大学校を卒業したばかりの田邉朔郎を土木技師に採用するなどの準備を進めました。
予算の原案は当時のお金で60万円でしたが,政府からもっと念入りな工事をするようにとの意見が出て,工事予算は125万円になりました。議会は市民に税金を掛けてでも計画を進めると決定し,明治18(1885)年に着工しました。
第1トンネルは長さが2,436メートルもあり,完成を危ぶむ人が多く難工事でした。わが国で初めて竪坑利用による工法を採用し,れんが,材木も直営で生産し,ほとんど人力だけで工事をしました。
琵琶湖疏水は着工から5年後の明治23(1890)年に完成しましたが,水力発電を採用したおかげで,新しい工場が生まれ,路面電車も走り出し,京都は活力を取り戻しました。それから20年後,更に豊かな水を求めて第2疏水を建設し,同時に水道と市営電車を開業したことで,今日の京都のまちづくりの基礎ができあがったのです。
琵琶湖疏水は今も京都に琵琶湖の水を供給し続けています。
琵琶湖疏水はまさしく京都に命の水をもたらしてくれているのです。
近江八景「堅田の落雁」で名高い浮御堂は、寺名を海門山満月寺という。平安時代、恵心僧都が湖上安全と衆生済度を祈願して建立したという。現在の建物は昭和12年の再建によるもので、昭和57年にも修理が行われ、昔の情緒をそのまま残している。境内の観音堂には、重要文化財である聖観音座像が安置されている。
【阿波野青畝句碑】
浮御堂の山門のそばに五月雨に濡れた浮御堂の美しさを詠んだ青畝の向碑が立っている。(「五月雨の雨垂ばかり浮御堂」)
明治の京都について
150年前(1868 年),我が国は明治に改元し,近代国家への歩みを踏み出しました。
しかし,京都は明治維新で都の地位を失い,人口の3分の1が減少するなど,大きな危機に直面。
この困難に私たちの先人は,「まちづくりは人づくりから」と,全国に先駆けて小学校を創設するとともに、琵琶湖疏水の建設,日本初の水力発電所の営業や芸術大学の開校,工業高校の開校,電車事業の開始など,先進的な取組に挑戦し,今日の発展の礎を築きました。
京都市立芸術大学は,1880年に日本初の公立の絵画専門学校として開設された京都府画学校を母体とする日本で最も長い歴史を持つ芸術大学です。美術と音楽を両軸とする本学は,文化首都・京都に蓄積された豊かな美の伝統を背景に,建学以来130年以上にわたって,国内外の芸術界・産業界で活躍する優れた人材を輩出し,わが国のみならず世界の芸術文化に貢献してきました。
京都工芸繊維大学は、1899年遠く京都高等工芸学校及び京都蚕業講習所に端を発し、時代の進展とともに百有余年にわたり発展を遂げてきた。本学は、伝統文化の源である古都の風土の中で、知と美と技を探求する独自の学風を築きあげ、学問、芸術、文化、産業に貢献する幾多の人材を輩出してきた。本学は、自主自律の大学運営により国立大学法人として社会の負託に応えるべく、その理念を宣言。
京都市電、市バス
協力(順不同)
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電話:075-222-3111(代)
内閣府 〒100-0014 東京都千代田区永田町1丁目6−1
電話: 03-5253-2111
経済産業省 〒100-8901 東京都千代田区霞が関1-3-1 代表電話 03-3501-1511
文化庁 〒100-8959 東京都千代田区霞が関3丁目2番2号電話番号(代表)03(5253)4111
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