会社のビジョンの策定
2018年 年明けから社長に就任するにあたり、年末から会社のビジョンの策定を考えていました。
もちろん、日本企業の子会社ですから日本本社のフィロソフィー・ビジョンがあります。
私が考えるポイントとしたのは、
■そのフィロソフィーとビジョンを、この海外子会社にどのように落とし込むか
■そのビジョンを社員の皆にいかに納得してもらうか
■そのビジョン達成に向けた具体的行動をどのように促進していくか
というこの3点について念入りに考え、自分なりに納得するものを策定しました。
その中で苦心したことが、
■このビジョンを達成すると、いかに会社として持続的成長を達成するのか
■その上で社員の皆さんが幸せになるのか
ということをリンクさせるような論理展開を加えることでした。
この点に非常に苦心しました。
簡単な論理展開としては、
①我が社のビジョンは表現は異なりますが、
お客様第一と同様の考え方であり、
お客様とベストなパートナーになろうという趣旨のビジョンです
②ですので、お客様第一を実現していくと、
お客様はお客様第一の会社が大好きであり、
そのお客様の評価が結果として会社の売上につながる
③継続的にお客様に価値を提供して評価いただくためには、
新たな価値を開発する必要があり、その開発に投資をしていく必要がある
④そのためには、会社は利益を捻出し
新たな投資に資金を回さなければならないし、
その投資を差し引いて、会社存続のための利益を出さなければならない
⑤このために我々は売上を最大にし、経費を最小にするという
当たり前の努力をして成果を出す必要がある
⑥この努力の成果である純利益から株主に配当として還元して
株主満足も果たす必要がある。
⑦そして、②のさらなる新製品の開発投資、お客様への新たな価値の提供につなげていく、
この循環上昇のプロセスを通して会社は持続的に成長することができ、このプロセスの実践を通して社員は人間として成長し、また社員の方々の給与も上がり社員自身そして家族が幸せになっていく。
このような、お客様・株主・我々社員も幸せになっていくという理想像を説明し
私の作成したビジョンの達成がいかに会社にとって、社員の皆さんにとって
重要であるかということ、そしてこの実現に向けて一緒に頑張っていこう、
と呼びかける内容としました。
1月2日のプレゼン中は、社員のみなさんはウンウンと頷きながら聞いていたので
なんとか伝わったのかな、と考えています。
ただ、この毎回毎回同じ事を言い続けることこそ、大事なので事ある毎に
ビジョンの達成に向けた話をしていきます。