家族それぞれの想い
先日、リフォームコンパス東京表参道店にK様がご家族3人でお越しくださいました。
以前にリモートでお話を伺っており、その際にリフォーム会社の選定報告書をお送りしておりましたので、
あらためて内容についての確認を含めてのご相談、という形でした。
前回リモートでお話を伺っていたのは、お姉様の方で、
ご実家でお母様と妹様がお二人でお住まいになっており、そのお家のリフォームのご計画です。
前回内容については少しお聞きしているところはあったのですが、
お母様と妹様は初めてでしたので、再度詳しくお話を伺うことにしました。
ご実家は築50年以上が経過している木造2階建ての住宅で、
お母様は、そもそもリフォームなんてできるの?という疑問をお持ちでした。
また既に地元の工務店さんには話をされていらっしゃったのですが、
言ったことには応えてくれるものの、心配されている耐震面については何ら説明がなく
特にお姉様の方は心配をされていらっしゃる様でした。
また、離れて暮らしているお姉様は、いっそ大胆に間取りを変更させるような計画をとお考えでしたが、
お母様はあまり今の暮らしを変えたくない、と考えていらっしゃるようで、
ご家族間でも方向性についての相談が必要になってくるように思われました。
実はそういったケースはよく見られます。
漠然と家族間でリフォームしよう、という話になったとしても、その具体的プランはなかなかご自身で考えられませんので、
それぞれの家族が思い描く姿が少しずつずれている…ということは珍しくないのです。
そういった際に、とても大切になってくるのがリフォーム会社の存在です。
ご家族それぞれの想いを上手に引き出してプランニングに採用したり、
お客様では思いもつかないことや将来的なビジョンを示してくれると、
単にその提案が良いかどうか、というだけでなく、ご家族それぞれのイメージにより良い形で近づけていくことができる様になるのです。
ところが残念なことに、部分的なリフォームばかりを手がけていたり、
間取りを変えていく様な大規模なリフォームの実績が豊富ではない会社・担当者には
なかなかそういったお客様の潜在的なご要望に気づき、提案をするようなスキルがありません。
一つ一つ、指示したことには応えてくれたとしても、
結果的に、プロだったらこんな提案をして欲しかったのに…と後で感じてしまうことになったりもします。
K様ご家族には、そういったお話も交えてご説明をさせていただき、
やや建築条件が複雑になっていらっしゃる点も考慮しながら、3社のご紹介をさせていただくことになりました。
少し遠くからお越しいただいていたのですが、お母様も納得をしていただいた様で
ホッとした表情を見せながら喜んでいただきました。
ぜひ安全で暮らしやすい、素敵なお家にしていただけたらと思います。
K様、ご来店くださいましてありがとうございました。
Kousuke Kitamura