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「Měl jsem psa a kočku」Karel Čapek

2018.01.05 10:14

新年あけましておめでとうございます。

本年もお客様が楽しみ、喜んで頂けるような本を色々と紹介し、より一層お客様にとって魅力的な本屋になれるように努力したいと思っております。

個人的には絵本だけでなく、読み物の紹介も増やしていきたいですね!そしてまた、今年も何か新しいことをやってみたいな、とも思っております。

どうぞ、本年も宜しくお願いいたします。

さて、新年一回目の本は、やはり今年の干支、戌年に因んで犬の本、カレル・チャペックの「MEL JSEM PSA A KOCKU(日本語版タイトル「チャペックの犬と猫のお話」)」です。

こちらは1964年チェコ語版です(カバー付き!)。

新書ほどの判型で、カバーにはダーシェンカとプドレンカの写真が印刷されており、見返しも、表紙見返しにはプドレンカの写真が、裏表紙の見返しにはダーシェンカの写真が載っています。

そして本文中に差し込まれている可愛らしいイラストは勿論、カレル・チャペックの兄、ヨゼフ・チャペックによるものです。

チェコの国民的作家であるカレル・チャペック(「ロボット」と言う言葉を生み出した「R.U.R.」と言う戯曲の作者でもあります)と、その兄で画家/イラストレータ/グラフィックデザイナーであるヨゼフ・チャペックの二人によるこの本は、日本でも広く読まれ愛されている「ダーシェンカ(Dášeňka čili život štěněte)」のお話やプドレンカのお話を含むエッセイ集です。

日本語翻訳版も出ているので、日本語版を読みながら、手許に一緒に置いてこの本を楽しむことも出来るかと思います。

1930年頃に書かれたもので、今読むと時代を感じてしまう部分もあるのですが、このノーベル文学賞の授与の話もあったという一流の作家のエッセイは、軽妙なユーモアと愛する飼い犬、飼い猫たちへの優しい視線に溢れた、しかし人間社会への批判もそこここに感じることの出来る、楽しく興味深いエッセイです。

60年代の古い刷のこんな本とともに、新しい年の読書をはじめてみるのは如何でしょうか。

オンラインストアの方では本日は、この本に限らずチャペック兄弟の本をまとめてアップしておりますので、是非オンラインストアの方でもご覧ください。

それでは皆様今年もどうぞ宜しくお願い致します。


当店在庫はこちらです。

Měl jsem psa a kočku」Karel Čapek