覚えることは学習の基礎。
2022.06.05 01:00
中1の小テストを見ていると
すこぶる不安になります。
なぜ、こんな不理解を放置できるのか?
一生懸命なのは、私の前でだけ、
って子も少なくないかと思います。
学習が、自分ごとではないというか。
まあしかし、そんなに強くも言わず、
一旦結果を引き受けて、自分が
どうありたいかを考えるのも
大切かと思い、考えあぐねています。
それくらい、この学年は
一見真面目ですが、本気で一位を
とりにいこうという感覚が薄く、
能力以上に感覚の面が足りない、
やはり想像した通り、例年で
最も苦戦しそうな学年です。
能力的なものを見れば、
別に他の学年の子たちと遜色は
ないんです。
6年段階での最終偏差値も、
学年上位をとるに足る
堂々たる結果でした。
だから、能力がないわけではない。
問題なのは、個々の欲の問題かな?と。
たとえば、猛烈に2週間学び切る
勢いがあればいいのですが、
なんとか課題やって
やりきったことにするっていう
ところに留まると、
それなりの結果しかついてきません。
あと二次元くらいは今年で
成長しないといけません。
もっと立体的に日本社会のあり方を
考え、その上での自分の行動規範を
確立する必要があります。
根本的に幼いのです。
方法については、テストを前にして
きちんと指示出しをしました。
しかし、方法は、使う側の意識や
理解によるところが大きく、
同じようにやっても結果が異なるのは、
本気でできないことをつぶしにかかる
本気度の差なのです。
試験範囲、めっためたにやり尽くす、
そんな経験がないと、正しく方法の
真意を理解することはできません。
ここまで言いましたが、
うち数名はその本気度が垣間見え始め、
安心もしてきています。
何人かは今回の定期試験で
化けるでしょう。
ただ、全員が本気の集団に
成長するのは、まだ先なようです。