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studio Kattini

天地人

2018.01.05 14:18

今年もバレエの発表会に向けて、練習が始まっています。

練習しているのは、「白鳥の湖」の中の「ルスカヤ」、ロシアの踊りです。

ハンカチを持って、長い裾の民族衣装を着て踊ります。

実はこの曲、わたしにとっては二回目の経験です。

少し、前よりもできることが増えたみたいです。笑。


YouTube でロシアのダンサーの踊りを見ると、同じような動きなのに違うものに見えます。

日本人の上手なひとたちが踊っているのもありましたが、なんか印象が違う。

手足の長さか、音の取り方か、リズムなのか。

違うものを踊っているように見えます。



披講学習会では、何人かの外国の方と一緒に学んでいます。

その中でロシアのターシャさんという方がいらして、彼女はわたしよりも日本のことをよくご存知で、一緒に披講したり、素敵な和歌を作られます。


暮れに彼女とお話する機会があり、バレエの発表会でルスカヤを踊ることを話しました。

すると、彼女はちょっと広い場所を見つけて、動きを見せてくれました。

そして、ハンカチを上から降ろす動作のことを、「これは、天地人です。」って、教えてくれました。


(ウィキペディアより)

世界を形成する要素としての、天と地と人。宇宙間に存在する万物。三才。


不思議ですが、ちょっと照れを感じていたこの動作。

動きを真似ているだけだったので、何も考えていませんでした。

あるいはちょっと可愛く見せようとか、そんな程度でしょうか。


でもロシアの人たちのこの思いを知ったら、照れていること自体、意味がないですね。


天と地と人に感謝する、神社と同じではないかしら?

たとえ動きが違くても、感謝する氣持ちを表現できたら‥。

なんかそう思ったら、踊ることが楽しくなりそうです。


見せるためじゃない。

感謝を表現する。

じぶん軸で行けそうです!