2ヶ月のうちの3日。
ここ最近、社会科の成績の謎低下を見せ、
迷走をスタートした子がいました。
これまでもそんなに悪くはなく、
学校からの課題も少なくはないので
それなりに演習量も確保してきているようですが、
何か確固たるものに欠ける感じがどうしても
拭えず、答えとしていろいろ頭の中にある
知識のうち、どれを引っ張り出したらイイのか
分からない状態にあると察しました。
よって、明日と明後日で急ピッチで
総復習を仕掛けていくことにしました。
問題集は、当初社会(地歴)を超苦手としてきた
生徒たちが使ってきたリーサル・ウエポン。
「俺もう3周終わったからこれ貸してあげるよ。
これ2周もやったら模試とか実力テストとかで
何を答えたらイイかすげー分かるようになるから
超オススメ!このテキストほど基本的なことが
面白いくらい分かるテキストはこれまでなかった。
標準問題すらない、基本だけのテキストだよ。
しかも、めっちゃ模試に問題出てくるし。」
「私もそれしかやってないけど、
模試の点数40点すぐ突破したし、
絶対やっとくべきだよ。本気出したら
1周1日で終わるよ。2周目はもっと早いから、
2日で2周は回れると思うよ。
ちなみに私は一単元当たり4回ずつ解くけど、
その2周目がもうすぐ終わるよ。
基本ができてると、記述も自然と書けるようになって
やっぱり基本って大事なんだよ!」
この子たちの成績は、事実うなぎのぼりに上昇しました。
スタートアップの段階では20点台だったこの子たちですが、
二人とも社会は常時偏差値65〜70台を
取れるほどまでに上がりました。しかし、
これと学校ワークしかさせていません。
ー「公立の本試験まであと2ヶ月。
そのうち3日間をかけて地歴を3周。これが
彼らの言うほど価値があるなら、
信じてやってみてもいいんじゃない?
もともといっぱい学校から課題は与えられてきて、
知識はふわっと頭の中にあるだろうから、
しっかり固め直す日を3日間作りなさい。
2ヶ月の中の3日が、価値ある時間になる。
そう信じて熱心に取り組んでみることだ。」
他者の、裏付けのある言葉というのは、
重いものがあります。しっかり結果も
出してきていますからね。
この子もまたガッツがあります。
しっかり周回して基礎を身につけて、
実力を復活させてほしいと思っています。