時間の概念
東洋医学は時間を含んだ概念を持っています。
季節によって体がどう変化するか?
時間によって体がどう変化するか?
午前中、午後、就寝時等です。
西洋医学は時間の概念をあまり持とうとしない医学とも言えます。
切ってしまえば終わりだったり、炎症を抑えれば終わりという概念ですね。
また炎症そのものにしか焦点をあててないぐらいの短い時間の概念の場合が多い。
だから熱が下がれば治った。
下痢が治まれば治ったと考えます。
そういう考えに近い。
時間を持たない人達
世界には時間という概念を持たない民族がいるそうです。
年を取った人も子供も同じ人間であって、小さいとか大きい。
能力があるとかないとかです。
昔は強かったとか、昔は弱かったとかの概念はない訳です。
だからそこから導き出される智恵はありません。
顔に皺があっても、単純にシワのある人であって、シワのない人は、単純にシワのない人ということになるでしょう。
できたシワを治そうとかはしない訳です。
時間の概念を持たないその人たちが本当に不自由かどうか想像もつきません。
少なくとも時間の制約からは解き放たれて自由だと思います。
どちらが良いとかどちらが悪いとかも想像がつきません。
ただそうなっている。
それでは時間という概念を作ったのは誰でしょう?
人間なわけですよね。
人間の思考が作り出した幻想といえば幻想です。
だから現代人は東洋医学、西洋医学は無関係に時間という概念が大なり小なりある。
それが当たり前の世の中に生まれた時からなっている訳です。
つまり物心ついたときから時間は存在していた訳です。
見えないけど、既にあった。
携帯電話が生まれた時からあった世代となかった世界の価値観って大きく違いますよね。
少なくともなかった世代は、比較ができます。
便利な世の中になったと思っているはずです。
生まれた時からあった世代には当たり前だからないという概念がありません。
本当にそれが必要なものだろうかと考えることもなく常に存在しているわけです。
そういう幻想の世界の中で生きていると、時間がとても大事に感じます。
私も時間を大切にします。
どちらかというと東洋医学的考えではなく、西洋医学的考えに近いと思います。
しかし、どちらであっても時間という概念を持っています。
これを取り払って考えるというのも違う見方ができるのではないかと思います。
それができれば、そのものが見えてきます。
完全に取り払う「今」
それに意識を集中していきたいと思ってます。
それが真実のカギです。