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Oimachi Act./おい街アクト

クロード・シャブロルの「引き裂かれた女」。 あまり良作とは言えない。ミス・キャストである。

2022.06.06 03:00

2007年のフランス作品「引き裂かれた女」。

監督はクロード・シャブロル。2010年に他界したヌーベルバーグの巨匠で、実際にアメリカで起こった「スタンフォード・ホワイト殺害事件」を基に手がけた作品。

 

リュディヴィーヌ・サニエは今年43歳になる女優。

賢いようで賢くない若い女性を演じている。

 

初老の作家シャルル(リュディヴィーヌ・サリエ)と恋(?)に落ちる。

 

一方で資産家の息子ポール(ブノワ・マジメル)からも言い寄られる。

 

初老の先のない男性と、何不自由なく育ったものの"我がまま"で人間味に欠ける若者。

 

この2人の男性は、おそらく一般の女性からも嫌われるだろうし、一般の男性からも嫌われるに違いない。

と言うことは、この2人の男性の狭間でモテる女性。

この女性はバカだな!と男性も女性も感じてしまう。

 

こういった複雑な世界の男と女の恋物語は、日本人には、あまり好まれそうにない。

いかにもフランス的でありすぎて、現実味に欠ける。

バカな女と男の絡まった失念の世界は、一人の老人を殺害という形で殺してしまう。

この老人は、自分で選択したような死に様ではないか!

 

この老人の死に様には、仏教の世界がある。