「JINRIKI」ウクライナ支援プロジェクト10日目(6/5)
ポーランドでの活動最終日、まずは昨日のPCR検査の結果を受け取りにワルシャワ空港へ。
3人とも「陰性」で、ひとまず安心。
入国時の手続きがスムーズになると推奨された「My SOS」アプリに自宅住所、フライト情報(座席番号)、ワクチン接種証明、PCR検査結果を入力し審査結果が出ると、登録前はピンクだった画面全体が青に変わる。
入国時はこれを見せるだけのようだ。
そして午後、今回のプロジェクトの最後のアポイントメントは駐ポーランド日本大使館から紹介いただいた「社会福祉法人福田会」ポーランド事務所(クラクフ)の吉田祐美さんと重成美香さん。
たまたまワルシャワに出張で来られるとお聞きし、お忙しい中ワルシャワ中央駅前で時間を取っていただいた。
「福田会」(ふくでんかい)は東京広尾にある社会福祉法人で、ポーランドに来てから何度か耳にする約100年前の「シベリアのポーランド孤児」を東京で受け入れたのが福田会。
以来、ポーランドとの繋がりは長く、ロシア侵攻後いち早くポーランドでのウクライナ避難者支援を継続されている。
※上記リンクを貼っています。
ご紹介いただいた大使館からは、約100年前にシベリアのポーランド孤児を助けた「日本」の福田会と約150年前に「日本」で誕生した人力車をモデルにした「JINRIKI」がつながるのは、「日本らしい」支援になるのではというお話をいただいていた。
吉田さんには、子供たちの支援の中には先日訪問した特別支援学校に通う障がい児もいると思うので、JINRIKIが必要そうな避難先などがあれば次回までに台数を教えてくださいとお伝えし、今回は1台寄贈した。
ここで今回のプロジェクトでのJINRIKI寄贈をすべて終えて、一路クラクフまで戻る。(375km)
途中クラクフ郊外で、宮永匡和さん(画家、チェルノブイリ連帯基金でウクライナ支援)にお会いし、ご無理を言って現地でデモ用に購入した車いすを次回まで預かっていただいた。
日本出発前はほとんど埋まってなかったスケジュール、現地に来てから多くの方の協力があって、紹介から紹介、ご縁からご縁と広がった。
しかも行く先々で、初めて目にするJINRIKIの機能をデモンストレーションすると、わずか5分でJINRIKIの有効性を理解いただき、すぐにでも使いたいと言われた。
シンプルで道具が不要、誰もが知る車いすに取り付けるだけ、そこには言葉もいらないのが、どんなところにも届けられるJINRIKIの強さということを、今回サポートで参加した私が実感した。