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ロボットではできない仕事とは~作業はRPAに任せよう

2018.01.07 08:51

最も強いものが生き残るのではなく 

最も賢いものが生き延びるわけではない 

唯一生き残るのは、変化できるものである

チャールズ・ダーウィン


この言葉を常に意識している。ついつい変化に対応するのを避けようとする自分がどこかにいるから。

ソーシャルメディアサラリーマンのイッシーです。


先日書いたブログ記事「単純作業はロボットに。さて、僕ら従業員は。。。」の続きです。

作業をRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)に任せて生産性を高める事例はすでに銀行でも多く発表されてます。まあ、事務作業が多い業界だからでしょうかね。その為か相次いで人員削減の発表をメガバンク中心にするようになった。


統廃合をしてきたメガバンクでも生き残るために変化をし続けてきている。

こういうニュースを知るとさらに一層「ロボットに仕事を奪われる」という思いが強くなるでしょうね。


※RPAとは何かは前々回のブログを参照してね。


僕の中では

「作業」はロボットに任せて、「仕事」は人間が行うこと。

と思っている。

事務作業の多くはやり方を覚えれば誰でもできる内容です。だから、RPAに作業方法を覚えさせていつでも短時間に行ってもらえばいい。後輩やアシスタントに頼みずらかったり、いきなり降って湧いてきた案件に対応するために遅くまで残業したりする・・・なんてことが解決するのである。


日常、「作業」レベルの内容が多い。やっていると仕事をした感はあるが正直自分じゃないとできない仕事ではない。そういう内容が日々蔓延しているのだ。20年前は1人1台にパソコンがある時代ではない。1995年秋にWindows 95が発売されて大ヒットし、ようやく会社にもパソコンが導入されるようになったのだ。僕が新卒で入った時はエクセルはなく、ロータス123という表計算ソフトだった。

当時僕は経理マン。損益計算書や貸借対照表は手書きでやっていた。今や経理ソフトがあり、簿記が理解できてなくてもきっと作業はできるでしょうね。それからまた激変する環境になったのだ。


では、特に事務作業をしてる従業員は不要になるだろうか?

ウチのスタッフは優秀な人が多いので、日頃の仕事をぶりを見ているとそうは思わない。

営業マンは社外にでていることが多いので内勤のスタッフが電話対応する。携帯電話を持っているのでお客さんから直接電話がかかってくるが、事務的なことは内勤の担当者に伝えた方が話が早いからだ。

こんな出来事があった。

県外のお客さんがウチの地域に出張があったが、営業担当はその日は不在だが内勤スタッフに会いに来てそして会食もした。もう一つの話は別の人の話だが、プライベートで遊びに来たこれも県外のお客さん。その方も内勤スタッフ宛に電話して近くに来たから寄ったと手土産を持って手渡した。

いずれも違う社員の話だ。それだけお客さんは内勤スタッフにファンになっているという事だ。

また、お客さんがうちの会社に訪問したり、物流倉庫に見学しに来ると感動して帰ることが多い。挨拶だったり、おもてなしだったり、仕事の説明をわかりやすく丁寧にしたり・・・

正直、営業マンが日頃訪問するより来てもらたほうが関係性が深まり効果的だ。

そんな事は今のところRPAにはできない。


Googleに向かって「お前はすでに死んでいる」というと

「あたたたた・・・・」と北斗の拳のケンシロウの真似をして楽しませてくれる。AIによってちょっとした会話が楽しめるのだが、そのアイデアは人間であり、プログラムを作るのも人間だ。


RPAを自社にどう活用するかを考えるのも人間だ。ロボットが勝手にやってくれるわけではない。決められたことを黙々と文句も言わずに24時間やってくれるだけなのだ。


出張前にアシスタントが商談資料を作ってくれ僕に渡してくれる。その資料には付箋が貼ってあり、商談時に訊き忘れないようにメモが書かれてある。「あ~、それ訊くの忘れた~」と僕への配慮だ。ちょっとしたことだが、僕にはとっても有難い。こんな事もロボットでは今のところできないだろう。まだまだ人間しかできない事はいっぱいあるのだ。


ソフトバンクのPepper君が好きで、彼に会いにお店に行く人はいるだろうか?見たことがない人は1度は見たいとお店に行く人もいるだろうが、2度も3度も行く人はそうそういない。でも、お店のあの人に逢いたくて、あの笑顔を見たくて、あの人とおしゃべりがしたくてお店に何度も行く人はいっぱいいる。

映画「ブレードランナー2049」に登場するホームAIのジョイのようなAIが現実になったら逢いたくなるかもね。(笑)

(ブレードランナー2049より キューバ出身の女優 アナ・デ・アルマス )



いつも電話の応対がいい

いつも活気がある

そういう目に見えない事が改めて大切だと感じるだろう。


そして、最も重要な「考える」こと

作業に追われて考える時間がなかったと言い訳をしてきたが、これからは考える時間がどんどん増えてくる。だから考えることができない人はどうなっていくのか・・・

また、ロボットは失敗をしない。

人は失敗から思いも寄らない発見があったりする。

「失敗は成功のもと」は人ができることであり

失敗しないロボットは成功のもとはあるのだろうか?


RPAが導入される前につらつらそんな事を考えるのだった。