センカッチ同盟
ついさっき知人が「バームクーヘン美味い」とtweetしていました。
バームクーヘンか。。。
僕には、ある記憶があります。
それは僕が通っていた高校にいた、とある数学教師の授業中の一言です。
「バームクーヘンというのは本当はセンカッチという名前なんだ。ドイツがポーランドに侵攻し名前を塗り替えてしまった。これからはバームクーヘンをセンカッチと呼ぼう。我々はセンカッチ同盟だ」
先生には申し訳ありませんが、どんな授業内容よりこの言葉が印象に残っています。
同じ教室で授業受けてた人で憶えている人はいるのかなぁ。
この先生の主張が正しいのか、どの程度の冗談だったのかは分かりませんし、特に仲良くしていた訳ではないのですが、この一ネタにより「自分が思い込んでいることが実は誰かに操作されているのかもしれない」という気付きを与えてもらった気がします。
とにかく僕は、この国の教育制度に昔から疑問があり、大学受験のための勉強というものが嫌いでして、すぐ眠くなる病気でして、授業中は寝てばかりいたのですが、知的好奇心が無い訳ではなく、たまに起きてはこんな小話を聞いていました。さして学力がある訳でもないのに、高学力の生徒が参加する夜間講習に出席したり、部活を渡り歩いたり、他部活の試合を観戦しに行ったり。それが僕なりの反抗だったのでしょうか。
少々脱線しましたが、
今思い返すと、どの先生方も授業の本題よりもちょっとした小話の方が面白かったなぁ〜と感じます。
先生方が受験戦争に追われず、ゆとりある時間があれば、もっといい話が聞けたのに。
近頃、ワイドショーがある事件を扱っているようですね。
僕が思うのは、
「教育は組織がするものではない。人がするものだ」
ということです。
このご時世、大人を信じられない子供達が絶えず増えていくこととでしょう。
しかしそんな中でも、「組織の人」と「個人」を区別できるような「センカッチ同盟」のようなものが沢山できたらいいなぁ、と思います。