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Real Rapunzel

恐怖の呪文「お互いさま」「できる人がやればいい」

2022.06.06 06:00

まず、最初に、この二つの言葉と、相手を思い合う気持ちは、

「本来なら」大変美しいものだと思います。


愛と思いやりは、世界で一番美しく、何事も解決します。

ハラスメント思考の人は、これを逆手に取って、利用します。

ハラスメント被害者が、人を頼れない、

人の親切を受け入れられないのは、そんな恐怖体験からです。


そもそも「お互いさまだからいいのよ」

「できる人がやればいい」は、助ける人が、相手を思って口にする言葉だと思います。

しかし、ハラスメント思考の人は、助けてもらう方が、これを言います。

助けて欲しい時に、助けて欲しい相手に催促する時に言います。


世の中の美しい、助け合いの精神を訴え、助けないと罪悪感を抱くように

仕向けます。

また、ウッカリ助けてもらった経験があると

お互いさまなんだから、次はヤレと言われたり。

そして一度手を貸すと、もっともっと、それ以上それ以上、

できるんだから、やりなさいよ、産んでやったんだから、これもやってよ、

この間もやったんだから、できるでしょ、

要求は増していきます。


お互いさま、助け合いって、そういうことじゃない。

若い頃ある方に助けていただいて、

お礼を言ったら、

「いいのよ、お互いさまよ。いつかどこかで、今度は貴方が

若い人を助けてあげれば、それでいいのよ」

と教えていただきました。


ハラスメント思考の人は、違う。

産んでやったから、私の不機嫌を直せ。

学校行かせてやったから、いうことを聞け。

貴方は強いから、私の分もやれ。お金があるならくれ。

お互いさまなんだから、できる人がやりなさいよ。

これじゃ、タカリです。