わき毛ボーボー自由の女神!
※タイトルについては、「謝罪の王様」という映画を観てもらえれば分かってもらえると思います。
知人の友人であるアボリジニのサニーが札幌に来て、アボリジニについて話してくれるというので、行ってきました。ゆる〜く話そうという趣旨の会でしたが、僕が真面目に聞こうとした為、変な空気になってしまったかも...すいません。
ほぼ通訳なしで、現地なまりの英語だったけどなんとなく言っていることが分かった気がします。多分合っているはず!
折角直接聞いた話なので個人的な解釈でここに書き留めておきますが、これを読んでくれている人には、この内容は本人から直接話してもらって聞かないと意味が無いと思ってもらいたいです。
サニーは、アボリジニの基本的な考え方と簡単な歴史について語ってくれました。クリーンな(血で汚れていない)フラッグ(彼のシャツの右胸にあるもの)の意味、大地とのコネクション、トーテムと呼ばれる精霊、母から聞いたという日本軍のエピソードなどなど。スピリチュアルなネイチャーと人間との在り方については、僕も似たように考えているので、そうだねそうだねと思いながら聞いていました。
アボリジニの風習で、一人一人にそれぞれトーテムと呼ばれる大地の守り神がつくという考え方があります。森には小鳥から大蛇までいろいろな動物が居ますが、それらの中でも特別な接点をもつものを大人たちが見つけ出し、子供達に「お前のトーテムは〜〜だ」と一人一人それぞれに教えてあげるそうです。また、大地との繋がりをとても大事にしていて、「闇」での研ぎ澄まされる感覚があれば、トーテムを感じることができると言っていました。僕も「闇」は人間にとって本当に大事な時空間だと思います。守護霊も信じています。
とても印象に残ったのは、とにかく白人に対しての憎悪が強いということ。故にそれが現地の代表的なものなのか、個人的な感情なのか判断ができませんでした。質問も上手くできず。。。(なので、彼の話は彼から直接聞いた方がいいと思います)
「英語なんて言葉じゃない。俺たちはそれぞれの言葉を持っているだろう!?」「都会に出て酒浸りになってる奴(アボリジニ)は大地から切り離されている」と英語で話す彼は、白人が作ったiPhoneに撮り貯めた写真を見せながら「日本車に乗っている」と白人文明の自家用車の自慢もするのでした。本来文字を持たない文化なので、「なんでも写真に撮って一期一会を大切に写真を見せて説明する」という行動がマッチしたんだろうな〜と考えさせられたのと、彼はなんて世知辛い人生を送っているんだろうと共感してしまいました。
「かつての大戦で、日本軍がオーストラリアに上陸したとき、集められて隔離されていたアボリジニに手を出すことなく、解放してくれた。日本軍は白人と戦ってくれた」というエピソードを彼はお母さんから聞いたそうです。それで親子共々日本が好きだと。日本人は優しいと。でもちょっと待って下さい。その優しい日本人はあなた方と同じ状況だったアイヌ民族の土地を殺戮と共に侵略したのですよ?この地ですよ?という話がしたかった。やはり英語を使えるようにしなきゃだめでしょうか。
アボリジニの部族はそれぞれ全く異なる言葉を使うそうです。現在でもオールクリアに話が通じる訳ではないけど、互いにリスペクトがあれば分かり合えると信じているのでしょう。なんて素晴らしいんだ。
旅をしたくなりました。