3rd season 6/10 感謝
Elegant Angerの祝電が私たちに届けられた。6月10日になった瞬間だった。
全文を掲載する。
「MT SECOND、及び日本の皆様へ
こんにちは。
感謝の思いを早急に伝えたく祝電を制作しています。あなた方の尽力に心から敬意を表します。
貴国とは第二次世界大戦以来、良い関係を築くことを目標としてきました。いつでもその用意はあったし、そのために私たちは代替わりをするたびに先の事情を申し送りをしてきました。日本以外の国が新陳代謝がなされているのに、ガラパゴスとなっている日本への不信感に対しては私たち自身いたたまれない気持ちとどこか申し訳ない気持ちがあり、されど、治外法権の独立国家として認めたサンフランシスコ講和条約に鑑みれば、一定の距離感を保つことが国際社会としては最大限できることだったのです。
アメリカに渡ってきてくれた新進気鋭の芸術家に頼ったこともありましたが、彼女の家庭の複雑さを知ったのはつい最近でした。それでも彼女は90歳を目前にしても汚れ役を担ってくれました。まず何よりも彼女に謝意を申しあげなければならないでしょう。
傀儡政権のため、西側だけでなく、我々、東側及び共産圏と呼ばれる国々も被害を被りました。慎重に相手の意見を汲み取ってきたつもりですが、国家さえ欺いた大胆不敵な謙遜のない愚行は貴国の国民が誰よりもの被害者であることは事実です。
貧困ビジネスで得られた金が傀儡政権に流れ、また東側の国々にも流れマネーロンダリングされた末に傀儡政権のミサイル建設の資金にされている。
貴国の軍事開発は非核三原則と憲法第9条によって強固にがんじがらめられ、有事など起こりうるはずのないという平和論者こそがマネーロンダリングの指示者であったこと。政教分離という建前につけ加え、なおかつ二枚舌で先日まで貴国を歴史的に支配していたこと、我々としましても同情の念に耐えません。
貴国と我々共産圏は共に被害者です。共に被害者である事実は巧妙に団体と組織によって二枚舌を使い隠され西側諸国との関係性に亀裂を及ぼされていましたから、西側諸国も被害者といえましょう。
私たちは祈り、願っています。貴国の国民が歴史を繰り返さず、負の遺産を歴史の中に道標として埋め込んでしまうことを。戒めとして、忘れるべきではない無関心の戒名として法的に処罰されるべき者は処罰されることを。
事実を恐れることなく私たちに正直に公開してくれたこと、民族や思想を問わず、あなた方MT SECONDは世界の誇りです。ありがとう」
6月10日より世界の追求が彼らに対して開始されることが祝電とは別に連絡された。
私たちも改めて世界に感謝を申し上げたい。
私たちはひとつとなれる、ありがとう、心を込めて。