プロになるため海を渡った男の実話 映画『義足のボクサー GENSAN PUNCH』
現在、東京ではTOHOシネマズ日比谷にて先行上映中の
映画『義足のボクサー GENSAN PUNCH』。
タイトルの通り、主人公は、
片足が義足というハンディを負いながらも
ボクサーとして生きて行こうとする男、津山尚生。通称ナオ。
ナオのボクシングの実力は十分であるにもかかわらず、
日本では義足のためプロのライセンスが取得できません。
そこで彼はフィリピンへと渡り、プロボクサーを目指すことに。
フィリピンではメディカルチェックを受けること、
さらに3試合連続で勝つことなど、一定の条件をクリアすれば
プロとして活動することが許されるのです。
これは実話をもとに、一人の男のチャレンジと
生き様を描いたストーリーです。
ナオ役を演じるのは、沖縄出身の尚玄さん。
尚玄さんはこの作品の企画から関わり、
プロデューサーの一人として名前を連ねています。
この役のために絞り込んだ肉体は見事で、
現役のボクサーにしかみえない!
といっても過言ではないほどでした。
監督は『キナタイ─マニラ・アンダーグラウンド─』(09)で
カンヌ国際映画祭監督賞を受賞している
フィリピンの名匠、ブリランテ・メンドーサ です。
さまざまな試練にもかかわらず、
夢を諦めることなく、黙々と向かい合っていく男の姿を
とてもリアルに捉えています。
ボクシングが好きな人が必見なのはもちろんですが、
ボクシング映画という枠にとらわれず、
一人の男の人間ドラマとして
ぜひたくさんの方に見ていただきたい映画です。
6月12日にはヒューマントラストシネマ渋谷にて
尚玄さんによる舞台挨拶も行われる予定です。
詳しくは映画公式サイトをご覧ください。
<映画『義足のボクサー』>
監督:ブリランテ・メンドーサ
出演:尚玄、ロニー・ラザロ、ビューティー・ゴンザレス、南果歩
2021年/日本・フィリピン/日本語・英語・タガログ語/カラー/ビスタ/5.1ch/110分/原題:GENSAN PUNCH/字幕翻訳:岡田壯平/配給:彩プロ
© 2022「義足のボクサー GENSAN PUNCH」製作委員会
映画公式サイト https://gisokuboxer.ayapro.ne.jp/
5月27日より沖縄先行公開
6月3日よりTOHOシネマズ日比谷にて先行公開
6月10日より全国公開