第25回 星のしずく*自死遺族の集い開催報告
2022年6月は2日間オンラインのわかちあいの集いでした。
6月4日(土曜日)9名様。
6月5日(日曜日)8名様。
うち初参加は2名様でした。
オンラインでは、人数や立場別等で特別グループ分けはせず、一画面での分かち合いを続けています。
自己紹介で一巡後、当事者ファシリテーターツッチーさんから、参加者お一人お一人にスポットを当て、お話を伺いながら会を進めさせていただきました。
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今でもまだこんなことが起きたのが夢のように感じる。
信じられないという思い。
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怒りの感情、ある人ない人。
誰に(何処に)向かう怒りなのか。
涌いてくる感情、その矛先、現れ方の違い。
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世間が(コロナ禍から)変化しようとしていることへの戸惑い。
取り残されていくような思い。
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(大切な人は)どこへ行ってしまったのだろう。
近くに居る感じがしない。
常に対話している。
時々文句もぶつけてみたり。
今の正直な感情で亡き人と対話を続けてきた。
近くに気配を感じることがある。
亡き人と一体化している感覚さえある。
供養の仕方、想い偲び、亡き人との繋がり方も距離感も異なる各々の思い。
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事後からは出来なくなっていたことが、とあるキッカケで出来るようになった。
――そういえば、私は音楽も聴けない時期があったなぁと、思い出しました。
どんなキッカケで聴けるようになったかは忘れましたが、ご遺族繋がりでハマっていった『優里』のガチファンの現在(汗)。
まるで…亡き人たちが繋げてくれたような、趣味の話題も上がりました。
事後まだ一年も経っていない方から、数十年経った方まで、背景もお立場も違うご遺族で語り合った二日間。
あらためて思う事、自身の知らない事に気づかされる分かち合いにもなりました。
長時間、参加者の皆様、当事者スタッフの皆様、お疲れさまでした。
ありがとうございました。
雨を受けて各々のペースで色変わりしていく紫陽花に、(自身と)皆様を重ね見て。
いつの日にか、地上と空の境界を染め尽くし
なないろに咲く、虹の架け橋となりますように。
photo/田中みぎわ様
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次回第26回 星のしずく*自死遺族の集いは、対面のわかちあいを予定しています。
7月9日(第2土曜日)、13:30〜16:00、武蔵浦和サウスピア8階コミュニティセンターです。
予約は不要です。
お気持ちが向きました時にご参加ください。
お待ちしています。
◆自死遺族の集い
お問い合わせ hoshinoshizuku0922@gmail.com
◆自死と向き合い、遺族とともに歩む
⇒『法律・政策―社会的偏見の克服に向けて』手引書フリーDLぺージ