ヒョウモントカゲモドキ~個別の給餌例~
こんにちは。ぐはりと申します。
ヒョウモントカゲモドキの給餌について、みなさん一度は悩んだことがあるのでは無いでしょうか。餌を食べてくれない、生き餌しか食べない、レオパゲルやピンクマウスに食餌付けたい、、などなど。
私自身も行きつけのショップの店長さんにアドバイスを聞いたり飼育本、ネットの情報を漁りまくったりと色々と情報は集めましたが、生き物の飼育というのはなかなか一筋縄で行くものではありませんでした。
そこで私が実行したのが、既存の知識を得た上で、1匹1匹の特性やクセを分析して給餌方法や環境を変えることです。実際に飼育してる中で特にクセの強い子の例をいくつか載せますので、ヒョウモントカゲモドキの餌やりで悩んでる飼育者さんの参考になればと思います。
(*ここに載せるのは星の数ほどあるヒョウモントカゲモドキ飼育法のほんの一例であることを理解し、そのまま参考にして必ず効果がでるものではないということだけ注意してください。)
⚪︎ヒョウモントカゲモドキその1
•モルフ名:アプター
•名前:ぐはり
•生後:1年半くらい
•体重:48グラム前後
•環境:60x30ガラス水槽 ウェットシェルター パネルヒーター 人口芝生
•特性:ウェットシェルターの中からしか餌を食べない、コオロギしか食べない
•対処:ウェットシェルターに入ってることを確認したあと、ピンセットでつまんだコオロギをウェットシェルターの入り口でブラブラさせる。
餌の頻度:週に1回 一度に食べるだけ(大体コオロギ8匹くらい)
→ショップにいたときはジャイミルも食べてたみたいですがお迎えして環境が変わってコオロギしか食べなくなったことや、成長期のときの2ヶ月弱の拒食のせいか小さく育ってしまいました。私の初めてのヒョウモントカゲモドキであり、給餌方法を試行錯誤しなければならないことに気づかせてくれた1匹です。
⚪︎ヒョウモントカゲモドキその2
•モルフ名:W&Yタンジェリン
•名前:ばなな
•生後:10ヶ月くらい
•体重:60グラム(まだ成長中)
•環境:ダイソーのシューズケース フロッグソイル 内側に返し付きの餌皿 シェルター無し パネルヒーター
•特性:ピンセットから餌を食べない 人の手を怖がる
•対処:給餌の回数を減らしてお腹を空かせる。
→最初の2匹ほどは勢いよくピンセットから食べるようになる。残りは餌皿に5匹くらい放しておくと夜の間に食べてます。
→1匹でも多くピンセットから食べるようにしておくというのはとても大事なことだと考えています。例えば、ピンセットに慣れさせることで生き餌以外も食べさせることができるようになります。ピンセットに慣らしていたおかげで、食が細くなった期間にピンクマウスをあげることもできました。
•餌の頻度:週2回 一度に7~8匹程度
⚪︎ヒョウモントカゲモドキその3
•モルフ名:ラプター
•生後:不明 少なくとも2,3年以上は経ってます
•体重:60グラム前後
•環境:60x30ガラス水槽 ウェットシェルター パネルヒーター 人口芝生
•特性:視力が著しく悪い
→アルビノ系やエクリプスアイは往々にして視力が悪いと言われてます。そのどちらも持つラプターを観察していると、視力の悪さが顕著にわかります。初心者にアルビノをオススメしないのもこれが原因です。
•対処:部屋の電気を暗くして給餌する。触覚を切って足をもいだコオロギを口元に優しく当てる。
→明るい部屋だと目をつぶってしまうため、暗くしてから給餌します。視力の悪いアルビノ系にあるあるだと思うのですが、コオロギの足や触覚が当たるのを極端に嫌がるので切ってからあげてます。口先に当てられた餌に気づくとそのままハムっと咥えて食べます。
•餌の頻度:体重を維持できる程度
以上のヒョウモントカゲモドキがうちにいる中で特に給餌のクセの強い3匹です。
⚪︎餌の頻度について:基本的にお腹いっぱいまでは餌をあげません。毎回腹八分で済ませることで、いつ餌をあげるときでも食いつくように餌に向かってくるようになります。飼育者が餌の量のコントロールをすることがヒョウモントカゲモドキの拒食対策にも繋がります。また、アダルト組は季節の変わり目や冬場に長期間餌を食べなかったとしても、体重が減っていなくて体型•行動の変化がなければ特に問題視していません。温度湿度日照時間の変化だけではなく気圧の変化などの人間の作用できないとこでも季節の移り変わりを感じているのだと考えています。時期が来ればまた食べるようになります。どうしても心配なら動物病院に相談してみてください。(*寄生虫とかその他感染症の可能性もありえるので)
今回は我が家のヒョウモントカゲモドキの特性に応じたそれぞれの給餌例を紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
質問や相談などあればコメントかTwitterのDM (@rep_guhari)までお願いします。
レオパゲルやピンクマウスの餌付けにもかなり自信があるので、動画付きで紹介する記事も近いうちに作りたいと思ってます。ではまた会う日まで!