55. 台湾にいってきました - 2017.12.29 ~ 2018.1.2
新年あけましておめでとうございます(寒中お見舞い申し上げます)。本年もよろしくお願いいたします。
年末年始は、台湾人の友人を訪ね、家族で台湾へ行っておりました。きっかけは、10年前に仕事で知り合いました。台湾は、前職での出張いらい8年ぶり。妻と子ども2人は初めて。特に下の子は、初の海外。
初日は、台北の松山空港からそのまま故宮博物館へ。白菜や、お肉のかたちをした、きれいな鉱石細工とか。何重にもなる球体の象牙細工とか。絶句ものでした。写真は、博物館の中庭にて。
宿は、故宮博物館から車で 15分ほど北上した北投という小さな温泉街。故宮博物館は松山空港から車で15分くらいだったので、台北は市街中心から 車で40分ほどでこんな温泉街ある、とっても素敵な都市です。もっと離れているけど、横浜と湯河原みたいな関係でしょうか...。写真は、ホテルの部屋からの景色。
2日目は、友人が住む台湾第3の都市、台中へ。台中は、台北からは新幹線でちょうど1時間です。台北駅の駅舎内の写真、左の広告は三菱電機、右は JRです。
台中駅の改札で、待ち合わせた友人と3年ぶりに再会。彼が借りてくれた車で、奥さんも一緒に。その3年前は、彼が日本へ家族を連れて旅行にきていたので、奥様とも嬉しい再会。埔里という田舎町へ1時間ほど高速道路メインのドライブ。お互いに、その宗派への強い信仰を持っているわけでは無いが、名所とのことで、中台禪寺へ。
昼食は古民家風のレストランで郷土料理。地元の野菜が美味しい。ただ炒めているだけ、のようなのに...。
昼食後は、埔里の伝統工芸の紙工房へ。拓本体験。
水が良いところは美女の産地でもある、という解説板が興味深い(Famous for Women というこなれた感じの表現もイイ)。日本も北陸は水が良いので米と酒、そして美女...という話で盛り上がる。(北陸の話は、冬場に曇りが多く年間の日照時間が短いことと、水が冷たいのが、肌に良いのが科学的背景のようですが...。)
※わたしは中国語はできず、彼は日本語ができないので、英語で意思疎通。(彼は米国留学経験があり私よりも上手ですが。)もっとも、お互いに配偶者も英語できるので変なこと言えませんが...私の場合はわたしより妻のほうが上手いのでなおさら(わたしの治療の後遺症と関係なく)。
夕飯のために台中に戻り、市内のレストランで彼の二人のお子さんも合流、大学生と高校生。高校生のお子さんは、いつか日本に留学したいという嬉しいコメント。じゃ次は、日本で皆で会いましょう!と盛り上がる。
わたしは2年前、がん治療の(手術と術後化学放射線、計2回を連続して・のべ3ヶ月間にわたる)入院中、もしも元気になって仕事もできるようになったら家族で台湾に行って、彼にまた会いたい、元気な姿を見せたいと思っていました。本当に嬉しかった。彼はときどき日本に出張に来るので、会うだけなら日本でできなくはない。でも、どうしても慌ただしく夜に待ち合わせ飲むだけになってしまう(そうした再会は病気の前に実際あり)。
台湾に家族を連れて行くことにこだわって、そして私の上の子は普段は部活や、次の正月は高3ということもあり、この先、全員のまとまった期間の家族旅行とかできるかわからない(わたしも妻も3月末は休みづらい)。台北へ戻る帰りの新幹線内にて、ひとり静かな達成感...。
3日目は、2泊した北投の宿を朝は温泉でのんびり。11時ぎりぎりの、ゆったりチェックアウト(写真)。陽明山エリアを通過だけして(雨と霧で何も見えません...)、野柳という台湾の北端近くの海岸街へ。
台中は飲む予定でしたので電車でしたが、基本はレンタカーで移動。日本の運転免許で、予め日本でJAFにて証明書を発行してもらっておくと運転できます(JAFには代理や郵送の申請も可)。台湾は米国と同じ、すなわち日本と通行の向きが逆です。以前、ハワイで車を借りたときに意外に大丈夫だったので、今回もトライ。高性能ナビ(英語OK)のおかげ?今回も大丈夫でした。
Audi "A1" コンパクトを借りたはずでしたが、レンタカー会社都合で "A4" へ無償アップグレード。AVIS は、松山空港と予約表に表記があるにもかかわらず、実際は空港に事務所が無く、かなり離れた圓山駅にあるオフィスまで予約客を地下鉄で移動させます(途中、乗り換え2回!)。なので、車種のアップグレードでうめあわせている模様。
私たちは気分的に、着いてすぐの地下鉄移動は無理だったので、空港に車で迎えに来てもらうよう、電話交渉(英語)含め1時間半、空港でまちぼうけの羽目に。迎えに来てもらえたが、車でも 15分の場所。今回の旅の、唯一といっていいトラブル的?な出来事。(トラブルというより結局、影響は無かったので単なるハプニング?)
野柳のホテルにお昼過ぎに着いて(北投から約1時間半)、ホテルでお茶だけして荷物をフロントに預け、【千と千尋の神隠し】で有名な九份へ。野柳からは、車で1時間弱。
九份は、元は金鉱山の街とのこと。夜景がきれいな楽しいところでした。お茶と、遅いお昼(兼夕食)。ネタバレ?にならないよう、暗くなる少し前の写真1枚だけ。
4日目は、朝、野柳の海岸を散歩(こじんまりとしていますが、日本でいう国立公園 / 国定公園の指定をうけました的な、景勝地です)。意外に広く、手前側(陸地側)の 1 / 3 程度の範囲だけみて、そこにもともと見たいと思っていたポイントも入っていたので、満足し、引き上げることに。
お昼は、台北に戻り(車でやはり1時間ほど)、妻のほうの友人(その友人のかたは日本人で、その配偶者が台湾のかたで、台北に家族で在住)と家族ぐるみで大きなレストランでランチ。日本では元日。台湾でも1日だけ祝日とのこと(2月の旧正月が1週間お休み)。昼食後、お互いに年の近い男の子がおり、新生公園で遊ばせる。
夕方にお別れし、夜は、翌朝のフライトが早い時間なので、松山空港近くの中山國中駅(地下鉄)の近くのビジネスホテルに素泊まり。レンタカーを夜のうちに返却。そのまま圓山駅から地下鉄で雙連駅へ。そのあたりの別のホテルのレストランで、最後の台湾の晩餐。食後、ナイトマーケットお散歩。
お料理は素晴らしかったです。牛肉麺(台北)、トウミョウ炒め(埔里)、蒸した鶏肉とトリュフ(台中)、たけのこスープ(九份)、あさりスープ(台北)、鮑をたまごをといた衣でくるんだ揚げもの(台北)...。
今年も家族のため自分の成長のため、仕事に頑張ろう。そして何より健康に過ごしたい。そう願った年末年始でした。
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ほか、お正月は(帰国して以降)高校時代の友人たちと都内で再会する。友人の1人は(生粋の江戸っ子だが)普段は大阪に単身赴任中。わたしの台湾旅行の話題に絡め、大阪も外国だよ~と大盛り上がり。わたしの病気のことは、まったく話題にならない。
また、お互いの実家もそれぞれに台湾土産を手に、皆で訪問。妻の実家の新年の集まりでは、義理の弟の家族に2人目のお子さんの予定もあり、おめでたい。やはり、わたしの病気のことはまったく話題にならない。
それでよいのですが、病気のことを意識しなくなり、忘れそうなときに(油断した時に)何かがおきそうな恐さもあり...。2年過ぎても再発はあるにはありますから...という、以前、ドクターから伺った話をついつい思い出してしまいます💦
自分でコントロールできないことは、あまり考えすぎないようにしよう、とは思いますが...。
明日からの仕事、頑張ります- 😉