Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

毛糸のリンゴ 0043 認知障害の始まり(その3)

2010.02.26 15:00

わたしの林檎、おいしそうかしら。

毛糸を、玩具箱から出したり、片づけたりしていたら、

レースの鈎針が1本、行方不明になり、大捜ししました。

23番の細いので、お店に置いてないかも。

 

性同一性障害の本体は、

たぶん、認知障害なんですよ。

わたしは、性同一性障害でないけど・・・

 

 

診断された時に、ほぼ全員に認知障害が現れていますが、

僅かですけど、明らかに発達障害と言える人と、

大部分の、発達障害とは言い難い軽症の人とがいます。

 

軽症の人のほとんどが、

性同一性障害の発症直前に、急に、認知障害が目だつようになっています。

それ以前には、認知障害と言えるほどのものを、

御家族の人は感じませんでしたので、

いったん発達していた認知能力が、瓦解するように退行したのかも知れません。

 

妄想や幻聴は目だたずに、

あまり興奮しないタイプの、破瓜型の統合失調症に似ていますが、

感情の平板化や、引きこもりなどは、

性同一性障害発症前に、ごく一時的にしか現れず、

性同一性障害を発症することによって、

性格に異変をきたして、性的快感に恍惚として、

異性装を見せびらかしながら、

積極的に外出するようになります。

 

妄想や幻聴などの興奮の代わりに、

40才代のおっさんが、ミニスカートにうっとりとして、

恥も外聞もなく、女性専用車両に乗り、

自分の心は女であると、御家族や職場に、堂々とカミングします。

それなりの方法で、心の危機を、乗り切ろうとしているかのように見えます。

 

結婚していて、すでに子供を育てたMtFなら、

統合失調症の妄想や幻聴と、どちらが良いものか、

甲乙つけがたいかも知れません。

 

未婚の、子供のいない人では、

生涯、家庭を持つ喜びを失い、自分から生殖を断った自責感に苛まれ、

身体の病気のために死ぬほど苦しんでも、たった一人で耐えなければならず、

失業して淋しくても、だれにも相談できずに、孤独に老いて行きます。

家庭の幸せを放棄して、非行や自殺に走った人は、

猫やネズミよりも多数です。

 

原因となる器質的な病変の発見されない精神の病気のほとんどは、

一時的で単純な精神症状を除けば、

慢性的で複合的なものは、発達障害や統合失調症は言うまでもなく、

それぞれの認知障害の目だつ具体的な症状に、

各種診断名という首輪を付けたものです。

 

統合失調症は、クレペリンの早発性痴呆にしても、ブロイラーの連合弛緩にしても、

認知障害に着目して、様々な精神症状が、一つの病気に纏められました。

 

発達障害は、知能検査で測れる知能のほかに、

知能検査に現れない種類の知能の不足があり、

それに名前をつけて、それぞれの診断名としたうえで、

知的障害も含めて、一括して発達障害としたものです。

 

発達障害も統合失調症も、ようするに認知障害の種類分けですが、

発達障害は、そこまでしか能力を習得できなかったことになっています。

統合失調症は、いったん習得した能力が、

おもに思春期以後に低下します。

 

統合失調症では、発達していた能力と生活の、記憶がありますので、

原因もわからずに低下した能力を、認めることができずに、

なかなか病気に、適応できません。

妄想や幻覚となり、盛んに抵抗して興奮しますが、

やがて、病気を受け入れられるようになると、

発達障害と、さほど変わらぬ認知障害の姿が見えてきます。

 

発達障害と統合失調症の関係は、一筋縄で行きませんが、

二つは、認知障害の異なる病態でないかと、疑われます。

 

大部分の性同一性障害の人も、発達障害をかすめて、統合失調症をかすめて、

認知障害が明らかになるように進行しますが、

統合失調症に似て、相当部分の人が途中で進行をやめて、治癒してしまいます。

 

仮性の認知障害を、真性に移行させないことが、大切です。

長期間わずらっていると、仮性の症状が真性になって、固定します。

 

性同一性障害の発症当時の認知障害は、

ほとんどがヒステリーによる記憶の、意図的な捏造や変造です。

真性の認知障害に移行するのを防ぐ治療は、ヒステリーの治療と同じですが、

ヒステリーは、親身に世話をしてあげれば、

人格障害のように、悪態を衝きかねません。