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カルガモ 111 ロールプレイ・カタルシス・退行

2010.05.13 15:00

カルガモって、繁殖期だけ、つがいを作りますので、

たぶん、夫婦と思うけど、わたしは雌雄を識別できません。

こんな所を歩いて、猫に食べられないのかしら。

はらはらしながら、見ていました。

 

 

GIDの人には、辛かったでしょう、苦しかったでしょう、

ご苦労さまでした、と言ってあげます。

涙ぐむ人もいます。

 

まるで、子供だましですけれど、

GIDの発症時には、思春期直前の年齢まで、精神が退行しています。

一時的で、限定的なものですので、

知能検査をしても、まだ客観的に測れる知能は下がっていません。

 

回復可能ですので、いわゆる仮性痴呆ですが、

長期間、この状態が続くと、回復不能になり、

真性の痴呆になります。

その頃には、知能検査にも知能の低下が現れますが、

長谷川式の簡易検査でも、20点以下になっています。

GIDでは、精神科を初めて受診した時の、

比較的派手な症状の精神状態が、

少なくとも10年間ぐらい、続きます。

長文読解力が低下していますが、まだ回復可能です。

 

発症後、25年間ぐらいして、少しずつ、回復不能になり、

真性の認知障害が進行します。

幼児まで退行する人も、珍しくありません。

思春期直前と言うのは、まだ性欲が目立たず、

第二次性徴の前の、子供としては最高に賢い時期です。

小学4年生、5年生頃です。

 

昔、オリンピックに、新体操が加わりました。

跳馬や平均台などの、古い体操の種目ですと、

思春期直前の子供ばかりが、金メダルを持って行ってしまいます。

これでは、味気無いので、

大人の色気を出して、子供を落とすために、

新体操が発案されました。

 

排卵のない女の子のほうが、能力が高いのは仕方ありません。

GID(性同一性障害)は、そういう精神の病気です。

第二次性徴による性欲が芽生える直前まで、心が退行しますので、

子供の精神状態から、性交渉を望みます。

MtFのGIDには、自分自身の心を、

ロリコン趣味ではないけれど、ロリコン趣味のような心、

と言った人もいます。

性別が違うと言い、生殖機能を阻害して、性転換を求めます。

 

ロールプレイでも、一時的な精神年齢の低下が知られています。

胃の中の有害な物質を、薬物によって吐瀉させることを、

古代ギリシャの医学では、カタルシスと言いますが、

アリストテレスは、演劇の効果を、カタルシスと言っていました。

映画やアニメなどの、キャラクターの気持ちになれば、

自分でない異物の心が、ストレスを吐瀉させて、精神を浄化します。

見るだけでなく、手や体を動かして、言葉を出して、

自分で演技して感情移入すると、

たいへん気持ち良くなる人が、たくさんいます。

日本流に言うと、泥を吐かせて、気持ちよくさせます。

精神障害の治療法に取り入れられて、

ロールプレイ療法と呼ばれています。

 

解離性同一性障害や性同一性障害などの症状にそっくりです。

演技的なキャラクターに成りきる心は、

共通して、一時的に精神年齢が退行します。

自分の命や生殖や家族や社会を守る気持ちから解放されるので、

ストレスは緩和されますが、

精神年齢が低下するのは、定義のように当然です。

おしゃぶりを咥えて、赤ちゃんになるのがいい、と言う人もいます。

一時的に、GIDの症状を再現できます。

 

GIDでは、自分からロールプレイに耽り、

気持ちの良い状態を、いつまでも続けようとして、

さまざまな工夫を凝らします。

性ホルモン剤や性転換手術もそうですが、

性別が違うという言い訳もそれです。

御本人は死ぬまで続けられれば良いと思っていますが、

長期間続くと、元に戻れなくなり、真性の痴呆になります。

幼児まで退行してしまったGIDを、よく見掛けます。

 

子供のほうが、能力が高く、

体操の金メダルを攫(さら)ってしまうのと同じことが、

精神の病気にも現れます。

ウィキペディアの性同一性障害の項目の記事を、

GIDの患者さんたちが書いているのを読むと、

いつも見慣れている精神障害の患者さんたちの症状とわかります。

 

ジョン・ナッシュという人がノーベル賞を受賞した業績は、

青年期のものですけれど、精神の病気の症状です。

そろばんの先生が、暗算をしている時のような気持ちが、

病気の始まりです。

周囲の声が聞こえていますが、うわの空になっています。

解離と言い、統合失調症や拒食症や性同一性障害などの、

ヒステリー系の病気の前駆症状です。

人の声が聞こえていながら、

わざと意に介さないように、何かに没頭します。

 

芸術家には、解離性障害とよく似た心理の人が多く、

解離しているほうが、優れた仕事を残します。

太陽の塔の作者が、人生は爆発だと言って、

仕事に夢中になっていた時も、

赤ちゃんのような気持ちだったのかも知れません。

 

数学や音楽や抽象美術のように、

社交や人生経験などを必要としない早発の能力では、

一途に専念しているほうが、その能力が研ぎ澄まされます。

山下清さんの貼り絵を見れば、子供の気持ちが鮮やかに甦ります。

彼は、物事を丸ごと、

写真やボイスレコーダのように覚える直感像記憶の能力が、

大人になっても衰えませんでした。

その他の知能も、大人になっても育ちませんでした。

 

明けても暮れても、解離した気持ちから帰って来なければ、

そのうちに、生活に支障をきたして、精神の病気になり、

やがて本当に戻れなくなり、

認知障害が進行して、真性の痴呆になります。

GIDは、その過程の、比較的最初の部分の症状にすぎません。