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穂高 129 すれ違い

2010.06.05 15:00

今頃の上高地から、穂高の稜線を見上げた写真。

若い頃は、毎年、夏山に行きましたけれど、

もう、体力がありません。

 

奥の稜線の、右の高いのが、前穂高。

明るい光に照らされている峰。

その手前の、黒い大きなのが明神岳。

 

左の、手前のほうに続いて来るギザギザの、一番左が西穂高。

四番目が間ノ岳、五番目が天狗ノ頭で、ギザギザは終わり。

真ん中の左がジャンダルムで、右が奥穂高ですけれど、

雲に隠れています。

奥穂と前穂の間の、長い弓なりの尾根が、吊尾根。

そういう感じに見えるでしょう?

 

カメラの位置は、小梨平という所で、

上高地の河童橋の、すぐ上流です。

写真に映っている谷全体を、岳沢(だけさわ)カールと言います。

ここから、穂高の稜線に登るのは、わりと熟達した人のコース。

岩だらけの傾斜がきついので、ゆっくりと出来ません。

普通は、右手前にせり出している尾根の、

そのまた右側の尾根を回り込んで、涸沢(からさわ)カールから登ります。

 

わたしは、急傾斜の登りが得意でしたけれど、

ここの重太郎新道ってのは、手元や足元ばっかり見て、

お花も景色も、なかなか見れません。

くだりが不得手で、

のんびり、草花を観賞しながら下りていると、怒られました。

安山岩と凝灰岩を見比べたり、

雲の湧き出る様子を眺めたりしていると、すぐに追い立てられます。

上りと下りの人が、すれ違うには、退避場所が必要なの。

そんな所に立ち止まって、悠長に景色を眺めていると、

邪魔になるみたい。

GIDと同じね。

 

若い頃が、なつかしい。

北アルプスの夏って、人も山小屋も多く、

登山道が、よく整備されているので、

50才ぐらいまでなら、なんとか素人の女性でも、一人で登れます。

閉経後は、やめたほうがいいと思うけれど、