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久里浜 132 治癒

2010.06.08 15:00

横須賀市の、久里浜港内です。

 

 

ネットのブログって、家族に不幸があった時に、続けられるかしら。

非公開の日記ですと、葬儀屋さんの電話番号とか、代金とか、

参列者の名前とか、香典の金額とか、お寺さんの費用とか、戒名とか、

事務的なメモを、日記の形で記録する人がいます。

それなら、自分が死にそうになるまで、続けられるかも。

 

わたしも、非公開のブログを持っていますけれど、

自分が病気になった時に、病室からネットにアクセスするのは、

かなり元気でないとできません。

病院内で覚えて置かなければいけない事もありますので、

メモ帳や日記帳に鉛筆で書くほうが、きっと便利です。

 

公開のブログでは、プライベートなことを書けませんので、

近親に不幸があると、たぶん、お休みになります。

そのまま、二度と再開する気持ちになれないかも。

インターネットに、メモや日記を書き留めるのは、

公開でも、非公開でも、そもそも不合理かも知れません。

 

     日本のGID(性同一性障害)の人って、

     1万人ぐらいしかいないので、

     お互いに顔を覚えられるほどです。

     症例を紹介する時も、すぐに誰のことか、わかるので、

     具体的なことは、ほとんど書けません。

 

     ものすごく狭い、仲間内同士の社会ですので、

     マスコミがGIDを紹介するって、実際には、

     特定の友達グループを紹介するのと、同じです。

     特定の私的な友達グループのために、

     特別に法律を作っています。

 

     この人達は、性交渉を共有していて、

     けっして、開かれたグループでありません。

     性交渉を共にする人たちの、合言葉のような気持ちが、

     仲間意識を支えているのに、

     自分達のための、特権的な法律まで、

     国家に作ってもらいました。

 

     欧米の例があったからです。

     キリスト教による公的な差別や虐待がありましたので、

     社会全体の贖罪意識が、GIDを優遇する措置になりました。

     日本で言えば、部落差別があったので、

     被差別部落に対する優遇措置ができたのと、

     似たようなものです。

     日本では、同性愛者に対する差別や虐待は、

     公的にも文化的にも、ありませんでした。

     売春や風俗業などに対する差別感情が、今もあります。

 

     国民も国会議員も、GIDのことを、何も知らないのに、

     法律が出きるという非民主的な立法の典型です。

     事務的な手続きを取り決めた法律が、

     たくさん必要ですけれど、

     国民や国会議員が、膨大なお役所の実務を、

     知っているわけがありません。

 

     でも、GIDのための特例法は、

     性転換医療が欧米の真似だったから、

     一部の医師の思惑が、通ってしまいました。

     欧米の宗教による同性愛差別は、日本にありませんので、

     事情がまったく違います。

     精神障害の症状は、文化や趣味の流行に応じて異なることを、

     一般の人は知りません。

 

     日本でGIDの特例法が出来たのは、

     部落解放運動の成果と言う人もいますが、

     戸籍制度も、本家の中国よりも、

     おそらく日本が、世界の中心です。

     歌舞伎や宝塚も、たいへん特殊なメジャー文化ですし、

     第二次世界大戦後、男子皆兵の徴兵制度がなく、

     戦争を経験していないという特殊性もあります。

     昔から言われている通り、

     だいたいは、世界に冠たる平和な単一民族社会です。

     多民族の殺し合いの大陸社会とは、大きく異なります。

     スラム街のない国も、日本だけかも知れません。

 

     古代ギリシャでは、

     人口1万人が民主制の限界、と言っていた人がいました。

     ペロポネソス戦争当時の古代アテネが、

     人口30万と推定されています。

     4割が奴隷でした。

     インドでは、現代でも15%が、

     いわゆる不可触賎民のダリットです。

     

     日本のGIDと、欧米のGIDは、

     同じ診断基準を共有したとしても、同じにはなり得ません。

     GIDは発達障害や精神病などでないからです。

     でも、発達障害や精神病などを、基礎に持っています。

 

お医者さんも、性交渉を共にできなければ、

GIDの人達の仲間意識を、知り得ません。

性交渉をわかち合えない人には、けっして教えない気持ちの中に、

GIDを、病気の一種とする核心の理由がありますけれど、

診断基準になっていません。

 

GIDの人と、性交渉を共にしていないお医者さんは、

GIDの性愛の気持ちについて、

嘘しか、聞いていないと思っておいたほうが、無難です。

GIDのための法律がありますけれど、特例法ですので、

一般的な法律と言うよりも、

特定の人を、特別扱いにする法律かも知れません。

 

SRS(性転換手術)を受けても、

一般の人との性交渉には、耐えられません。

MtFでは、柔軟で深い膣を作ればよい、と言う医師もいますが、

女性としては、異常に上半身が大きく、体に触れば、男性のお肉です。

お相撲さんのお肉に触れれば、目を瞑っていても、

男性とすぐにわかるのと同じです。

エストロゲン剤を使っても、MtFでは、皮下脂肪がつくのでなく、

筋肉組織に、脂肪が混じるだけです。

 

FtMの男性器は、ほとんど性交渉の実用になりません。

立ちしょんべんは出来ます。

 

性転換しても、仲間内か、さもなければ精神障害者としか、

家庭を持てません。

GIDの人が、健常に、普通に暮らすには、

SRSを受けていようが、いよまいが、治癒するしかありません。

 

     治癒した人は、どちらの性別にも、適応できますけれど、

     人生経験から言って、

     元の性別のほうが、暮らしの容易な人と、

     着衣の体の見掛けから言って、

     新しい性別で暮らしたほうが、楽な人とがいます。

 

     だいたいは、元の性別で暮らすほうが有利ですので、

     SRSを受けていない人は、

     性ホルモン剤の使用を減らした時に、

     御本人自身の性ホルモンの分泌が、

     回復するかどうかを、調べることになります。

     たいていは、回復します。

 

     配偶子の生産も、元々が健常だった人は、

     回復する可能性がありますので、

     性器の外観を変更する手術を受けない人は、

     性腺を摘出しないことを、強くお薦めします。

     性器の外観を変更しても、性腺を除去せずに、

     機能を残す方法もあります。

 

     性腺を摘出してしまっている人は、

     エストロゲンを使うほうが良いか、

     テストステロンを使うほうが良いかを、調べます。

     どちらの性別で暮らすかとは、また別です。

 

     元々の体の分泌する性ホルモンによって、

     体に異常をきたさなかった人は、

     性転換医療を受けなかったほうが、良かったかも知れません。

     医師のほうから言うと、

     御本人の精神的な理由から、性転換医療を実施するのは、

     おそらく、緊急避難的な意味しかありませんので、

     去勢や内摘だけというのは、慎むべきです。

     精神療法で、回避できます。

     FtMでは、内摘だけというのが、

     性転換の一般的な手順の中に入っていますので、異様です。

 

     GIDでは、約半数が治癒します。

     治癒した人の、精神と体の、後遺症の治療が、

     GID医療では大切です。

     治癒しない人は、高い蓋然性で、認知障害が進行します。

 

     わたしは、GIDの半数が治癒する事実を、

     蔑ろにしたくありません。

     治癒しないのは、診断の仕方でなく、

     治療法が間違っています。

     わざと治癒しないように、

     病気が悪化するように、治療してはいけません。

 

発達障害と騒ぐほどでもない軽症の人達ですので、

性転換のような重度の症状を避けられないとは、思えません。

実際のところは、統合失調症の患者さんでも、

乳幼児期に、発達障害と騒ぐほどでもない発達障害しか、

確認できません。

 

GIDを、統合失調症の一種とするなら、

特例法を通した医師たちの、

思惑を正当化できるかも知れませんけれど、

非定型の抗精神病薬が出来てから、

統合失調症を、他の精神障害から隔離して、精神病とする理由が、

なくなってきました。

 

他の精神障害と同等に対処しようとするのが、

新しい治療法の試みです。

GIDの治療法もまた、以前は統合失調症と同じ扱いでしたが、

現在では、性転換を主流とするように、変わって来ました。

精神分裂病を、統合失調症と、改名したのと同じように、

精神分裂病の一部を、小分けして、

GIDとしたようなものかも知れません。

 

特例法という特別扱いの法律が、GIDのために必要になってきたのは、

無理からぬことかも知れません。

抗精神病薬を使わずに、性ホルモン剤と手術で済ませようとするのは、

画期的とも言えますが、古い試みとも言えます。

統合失調症も、ロボトミーや去勢という手術療法が、

薬物療法以前の、古い試みでした。

GIDの性転換療法も、それに似ています。

 

性転換治療との因果関係は、あやふやですが、

半数が治るという実態を、わたしは重視します。