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ザクロ 150 妄想

2010.06.26 15:00

ザクロは、エストロゲン類似物質が含まれているって、

言われているけれど、そうなの?

酸っぱくて、おいしいけれど、

あの味は、砂漠の中の、イランやタジキスタンの、オアシスを思い出します。

 

ザクロの赤いツブツブの、一つ一つが、鉄砲玉のような気もします。

弾丸って赤くないのに、どうしても、血の色に見えます。

榴弾(りゅうだん)ってのがあるし、

アフガニスタンで、死体の銃創を、たくさん見たから。

 

ザクロの花を見ると、その色合いから、メンスを思い出して、いやな感じ。

それで、エストロゲン類似物質なのかも。

市販されているザクロの果汁から、ちっとも検出されないそうです。

 

ザクロ科ってPunicaceae、ザクロ属はPunica。

ラテン語のPuniって、

フェニキアのとか、フェニキア人とかって意味ですよね。

ポエニ戦争の、ポエニと同じですけれど、フェニ、ポエニ、プニって、

なんとなく、わかります。

ポエニ戦争のカルタゴは、フェニキア人の作った植民都市でした。

 

ザクロって、漢字で書くと、石榴ですけれど、これは安石榴の略。

安石って、パルティアを建国したアルシャク王のことで、

ギリシャ人が聞くと、アルケサスに聞こえたみたい。

ザクロは、シャクリュー(石榴)のことって、

これは簡単だから、わかります。

 

ローマのプリニウスが、ザクロをカルタゴ産と記したそうで、

 

 

昨日の続きで、妄想について。

現に、目で見たり、手で触ったり、耳で聞いたりする知覚が、

現実のものと違っていると、幻覚と言います。

 

昨日の事実の話の続きですけれど、

妄想は、幻覚でありません。

でも、夢や空想や想像や、ただの意見や、間違った意見などを、

必ずしも、妄想とは言いません。

 

考え方や論理が変でも、それだけでは妄想でなく、

やはり、事実と関係があります。

 

事実は、直接の感覚だけでなく、

記憶や知性と関係があると、昨日のブログに書きました。

数日前には、自己同一性が、

事実や、人とのコミュニケーションに関係がある、と書きました。

 

たとえば、眠っている間に、脳味噌に受信器を埋め込まれたと言えば、

たぶん、妄想です。

本人は事実と言いますけれど、そんな事実は、あり得ませんし、

埋め込まれたのは、現在のことでありませんから、幻覚でもありません。

でも、受信器が埋め込まれているという感覚を、

確かに現在も感じていると、言っているかのようです。

脳味噌に、感覚神経という末梢神経は、ありませんけれど。

 

お寺の鐘が鳴ったので、刺客がやって来る、と言う人もいます。

確かに、お寺の鐘が鳴りました。

でも、刺客がやってくる合図とは、到底、思えません。

どうして、そのように考えるのかしら。

どうして、脳に受信器を埋め込まれたと、確信するのかしら。

 

理由を尋ねても、黙ってしまい、答えられない場合が、ほとんどです。

直観的に、そう確信していますので、

理由の有無や、理由がインチキか否かは、

御本人には、どうでもいいことかも知れません。

 

昨日の事実の話で、何を事実とするかは、ともかくとして、

人間の知覚から独立したものが、

心の外側で繰り広げられているのは、間違いない、と言う人が、

たくさんいます。

自然現象と言われているものです。

 

そんなものがあると思うのは、幻にすぎない、と言う人もいます。

プラトンのような人で、

わたしたちは、元々、知っているものを、

思い出しているに過ぎません。

洞窟の壁に映った幻影を見ていると、彼は言います。

最初から持っている知識には、すべての人に共通のものもあれば、

人それぞれのものもあります。

遺伝子や、生まれつきの素質のようなものです。

 

事実を見て、論理的に類推するアリストテレスのような考え方が、

フランス革命以後の、科学的で合理的な精神と言われ、健常と言われます。

彼は、人間は社会的動物であると、言いました。

コミュニケーションによって、知識や考え方を共有します。

 

プラトンのように、洞窟の壁に映った思い出をむさぼることを、

妄想と言います。

温かい人情と、懐かしい思い出を、

幸福の青い鳥を追うように、いつまでも探し続けます。

 

どちからが正しいと、決着がついているわけではありませんし、

ふたつだけが、哲学の屁理屈と言うわけでもありません。

統合失調症やGIDの人は、ほとんどがプラトニックです。

 

     妄想と言っても、妄想に見えないものもあります。

     暑くなっても、二階建ての家の、真夏の二階で、

     網戸にせずに、アルミサッシを閉め切り、

     クーラーも扇風機も掛けずに、暮らす人もいます。

 

     お金が無いことも確かですけれど、

     体が冷えると気持ち悪いとか、

     扇風機の風にあたると、悪寒がするとかと言います。

 

     この人は、統合失調症の手前で止まっている人かも知れないと、

     わたしは、目星をつけました。

     これだけでは、判断できませんけれど、

     一応、唾をつけておきます。

     

     シュナイダーの一級症状のような、

     統合失調症に多い妄想のある人って、

     症状の落ち着いている時は、自閉がひどくて、

     窓も開けられないし、

     換気扇から得体の知れない何者かが、

     侵入して来るような気持ちになります。

     天井裏点検口や、床下点検口が、気になって、

     生きた心地がしないようです。

 

     タンスや水屋の、引き出しの中まで、調べますよ。

     異物が無いか、盗まれたものがないかと、調べると言うよりも、

     心の隙間から、気体のような何かが侵入して来ます。

     すきま風が吹くような感じで、不安で仕方ありません。

     引き出しからも、変な気体が、

     心に入って来るような気がしてなりません。

     聞こえて来るような気がします。

     気体が、喋っている感じね。

     あるいは、気体が聞き耳を立てているのかも。

 

     真夏でも、閉め切って、お布団の中に潜り込み、

     汗びっしょりになって眠ります。

     そういう気持ちって、

     簡単に、クーラーや扇風機が気色悪い、

     悪寒がするという言い訳に変わります。

     ほんとに、そんな体質と思っていると、精神科医失格です。

 

     耳の聞こえの悪い人って、

     勝手つんぼって、よく言うでしょう?

     統合失調症にも多いけれど、御家族にも多いのですよ。

     それも、メニエルになって、難聴っていう形で表れて来ます。

     メニエルって、耳の平衡器官の病気でなかったの?

 

     そんなことを言うと、

     関節リウマチや、全身性エリテマトーデスなんか、

     自己免疫疾患って、はっきり証明されています。

     でも、病気になったから、

     精神的に気分が晴れなくなったと言うよりも、

     先に、精神的な不調があって、

     その後追いをするように、自己免疫疾患が悪くなります。

 

     なんで、免疫の病気が、精神から来るのかしら。

     なんで、耳の平衡器官の病気が、

     統合失調症の御家族の、介護疲れから来るのかしら。

     統合失調症だけでなく、統合失調症の介護疲れも、耳に来ます。

     ベートーベンって、耳が聞こえなくなったけれど、

     あの人の性格って、伝えられているエピソードからすると、

     統合失調症の症状に、矛盾しません。

 

     統合失調症の妄想って、

     半分くらいの人は、発症してから30年も経つと、

     喋ることが、全部妄想になってきます。

     妄想の体系って言いますけれど、ちょっと聞いただけでは、

     実用的な日常会話に思えても、

     理由を尋ねれば、妄想とわかります。

 

     雨が降っているから、行かないと言いますので、

     これぐらいなら、傘をさして行けるのに、

     どうしてなのって、尋ねると、

     雨が降っている時に家を出ると、背中が危ない。

     誰かに刺し殺されると、言います。

 

     ついでにノートを買ってきてちょうだいって、言われます。

     お安い御用。

     ノートが必要なの? と尋ねると、

     玩具屋さんと連絡を取るのに、ノートが要るって、

     その人は言います。

     詳しく聞くと、

     玩具屋さんは協力者ですが、変装しているのだそうです。

     特定の規格のノートに書いて、連絡をします。

     そのノートを買ってきて欲しいと、

     いわくを教えてくれましたので、妄想とわかりました。

 

     こんな調子で、日常の、ありきたりの実用的な会話まで、

     背後にすべて、妄想がありますので、

     患者さんの調子の悪い時には、

     御家族の人は、話ができなくなります。

     うっかり調子を合わせて、話をすると、妄想の確信を強めて、

     悪いことを助長する結果に、なるかも知れません。

 

     患者さんの中には、いつも怒って、家族につきまとうように、

     家族の責任を追求する人もいます。

     聞きたくない、耳を塞ぎたい気持ちになれば、

     御家族は介護疲れから、難聴が出てきます。

     精神の病気の人は、朝から晩まで、

     ごく普通のように、何十年も異常が続きます。

     何十年も、お風呂に入らない、歯を磨かない人のように、

     尋常な量でありませんので、介護している御家族は、大変です。

 

     周囲の人が、変更しようとすると、

     たいていは、病状が悪くなります。

     GIDも同じです。

     性転換手術を受けなければいけない、という気持ちが、

     一層強くなり、性転換の進行に、拍車が掛かります。

 

     人の悪口を言い、自分で妄想の内容を実行するのでなく、

     家族に実行させようとする人もいます。

     近所の人に、報復せよとね。

     人格障害では、精神科医に対して、

     そんなことは絶対に言っていないと、

     しらを切ることが少なくありせんが、

     妄想の内容は、統合失調症とたいして変わりません。

 

     精神障害者の御家族は、

     自分を犠牲にして介護してあげるか、逃げてしまうか、

     辛い二者択一を、迫られるような気持ちになります。

 

     二者択一のような、突き詰めた考え方をしないように、

     アドバイスすることが、多いのですけれど、

     人格障害ですと、親子でなければ、

     逃げてしまったほうが、いいかも知れません。

     統合失調症でしたら、親子の間柄の人は、

     可能なところまで介護してあげてのがいいと思います。

     配偶者は、似た者同士で結婚していることが多く、

     子供に精神障害者がいると、簡単に逃げられなくなります。

 

統合失調症の症状って、長期的に問題になるのは認知障害です。

昔は、興奮して妄想の内容を実行する症状や、

妄想を確信して苦しむ症状が問題で、

この症状さえなくせば、治せると思われていました。

 

抗精神病薬が使われるようになり、

危急の症状を、取り除けるようになりましたが、

妄想に纏わる苦しみや興奮を抑制しても、

認知障害の進行は、必ずしも止まりませんでした。

人格障害が残ります。

 

統合失調症の人では、薬物療法に心理療法を合わせることで、

人格障害を、比較的危険の少ないものに、

緩和できる場合もあります。

何よりも、治療を経験することによって、

多くの人では、自分が統合失調症と診断されていることを、

自覚できるようになります。

お薬を飲まないと、辛い目に遭うことを、経験的に知ります。

 

最初から、興奮症状の目立たない人では、

自発的に受診することもなく、法的に強制的な治療もできません。

多くは、統合失調症とも人格障害とも診断されずに、

家族や他人や自分に危害を加え、

なかには、犯罪に走ったり、自殺したりする人もいます。

 

犯罪に走ってくれれば、妄想や興奮が目立たなくても、

認知障害の目立つ人は、詳しく鑑定されて、

統合失調症と診断されるかも知れません。

犯罪にも自殺にもならずに、家族を苦しめる人が、

一番多いかも知れません。

 

受診せずに、強制的な治療を受けることもなく、

人格障害の内でも、犯罪に走らずに、比較的大人しくしていても、

やはり知能は、かなり低下します。

おそらく、思春期になってからの低下です。

検査を拒否しますので、精確なところは、なかなかわかりません。

 

犯罪者では、収監された後に、

乳幼児期からの、軽い知的障害と思われている人の中に、

統合失調症と同類の病気から、思春期以後に退行した人が、

少なくありません。

 

中学生の頃に、100人に1人ぐらいの優等生の成績から、急激に低下して、

2桁の足し算が出来なくなり、一生回復しない人もいます。

短時間なら、妄想を自制できる程度ですが、友達は一人もいません。

自閉的な症状を自覚できずに、正当化しますので、

御家族の人が、世間の人と付き合い、幸せになろうとすると、

家庭の中だけで、狂乱状態になります。

他人が来ると、拒絶反応を示し、悪態をつきます。

 

2桁の足し算が出来ない程度と言うのは、

社会人としては、ほとんど向こう先の見えない知能です。

配偶者が一生懸命、御本人の非を取り繕ってあげますけれど、

御本人は、まるで生き甲斐のように、子供の就職や結婚を邪魔します。

老化すると、配偶者の入院を妨害します。

配偶者が寝込むと、枕を蹴ります。

 

アルツハイマーのようですけれど、脳の変性はなく、

思春期から、認知障害が進行しました。

配偶者が、介護保険のサービスの給付を申し込もうとすると、怒ります。

他人を寄せ付けません。

介護保険が何なのか、サービスが何かを理解できません。

とにかく、他人を拒絶します。

 

こんな感じの人って、GIDの御家族に多く、

知能検査をすれば、簡単にわかりますけれど、検査を拒否しますので、

面会した時の言動から、推定します。

IQ30~40でしょう。

他人に対して、悪いことをするわけでなく、

家族の幸せを妨害するだけですので、

どのように対処するかは、御家族の意向が肝心です。

 

よく観察すれば、ほとんど統合失調症と同じ症状が出ています。

多くの統合失調症の人でしたら、

抗精神病薬を使って抑えることのできる症状が、

この人では、軽症です。

多くの統合失調症の人では、抗精神病薬を使っても抑えられない症状が、

この人にも、同じように出ています。

治療を受けた経験がありませんので、病識がありません。

 

すでに、お子さんが、GIDになり、

勘当されたようになっていました。

GIDの人にも、よく似た症状が出ています。

わたしなら、統合失調症と診断しますけれど、

主治医がいますので、横合いから差し出がましいことは言いません。

 

今は、統合失調症よりも、人格障害のほうが、

厄介で危険が多いという感じを、GIDの人は、知らないかも知れません。

医師でありGIDであるという人が、

しきりに、GIDは精神病でないと言っていました。

確かに、統合失調症やうつ病や癲癇などでは、ありませんけれど…

 

     変な事をいいます。

     御家族に、統合失調症と、人格障害と、

     たとえばGIDのように、その他の精神障害の人と、

     3人の精神障害者がいても、

     GIDの人は、昔ですと、GIDという診断名がありません。

     たぶん、統合失調症の人だけが、

     精神障害者として診断されているのが、普通です。

 

     誰を統合失調症に仕立てるかによって、

     他の二人の症状が変わります。

     変な言い方ですけれど、

     統合失調症って、確かに、なりやすい素質はありますけれど、

     生まれつきの素質から、のがれられないほどの、

     強力なものではありません。

     その家族で、統合失調症と診断された人は、

     家庭の中で、犠牲にされた人かも知れません。

 

     治癒したGIDのグループが、性転換医療について、

     批判的なことを言うと、

     治癒していないGIDの人たちから、脅迫されることが、

     よくあるそうです。

     脅迫犯人と会ってみて、統合失調症ですと、安心して、

     人格障害ですと、恐くて逃げるそうです。

 

     統合失調症ですと、御本人が苦しくて、我慢できません。

     人格障害ですと、人や自分を不幸にして、喜んでいます。

     素質もありますけれど、躾や自業自得のようにも見えます。

     人格障害が極端になると、

     統合失調症になるような気がしますけれど、

     そうでない人もいます。

     乳幼児期に、すでに能力の不足が、目につきます。

 

     妄想も、全体像の中で、妄想と言うべきかどうかを、

     判断することが、多いのですよ。

     それ一つだけを取りあげて、妄想かどうかを判断するのでなく。