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横須賀 179 山の雨

2010.07.26 15:00

早朝って、こんなものです。JR横須賀駅。

べったりと、海のはたですけれど、反対側はすぐに山。

駅の両端は、トンネルなの。

写真の左端の、山ぎわに、踏切があります。

 

傘をさしても、無駄なぐらいの、激しい雨って、

一時間あたりに、100mm近く、降るのかしら。

土砂降りって、長くは続かないけど。

 

跳ね上がりだけでも、太ももまで、濡れるのに、

凄い雨って、風が舞います。

傘が裏返って、おちょこになったりね。

 

黒い雲が、頭の上に、覆い被さって来たから、

これは、降って来ると、覚悟を決めた途端に、

ザーッと、すごい音。

風に吹き上げられて、スカートを抑えながら、

慌てて、折りたたみ傘を出したのに、全然、降って来ない。

 

この音は、なんなの。

坂の下を見ると、銀行やスーパーマーケットの屋根が、真っ白。

凄い雨で、人の走っているのが見えます。

新聞をかざして、走る人がいて、

広重の東海道五十三次、庄野って感じ。

 

あれは、三重県の鈴鹿市ですけれど、

わたしの経験は、ここ、横須賀市。

駅は、どしゃ降りなのに、わたしの家は、一滴も降らない。

 

山って、日本アルプスでも、そうですけれど、

うちみたいに、海の見える住宅地でも、

50メートルも離れると、お天気が変わります。

GID(性同一性障害)も、そうかも知れません。

 

松島トモ子って人が、ライオンに食べられたあと、

何年か経ってから、豹に食べられました。

第四頸椎粉砕で、脊髄まで、あと1mmだったとか。

それぐらいの感じかしら、GIDの病気、1mmだけの病気。

 

     夏目漱石って人が、下手な漢文を書いて、

     後の漢学者の中に、彼を、お手本にしている人もいるくらい、

     上手いと言われていました。

 

     富士山に登った時のエッセイがあって、漢文です。

     傘をさして登りますけれど、傘の漢字が、

     竹かんむりに、登るなの。

     これを、漱石さんを慕う漢文の先生が、読めません。

     慕っているから、彼の下手くそな漢文を、教材にしたくせに。

     大学の授業ね。

 

     わたしが、かさって読むと、先生が怒ります。

     この漢字は、僕も調べたけれど、

     辞書にも載っていない珍しい字で、

     読みも意味も、わからない、と言うの。

     富士山に登るのに、傘をさして登るアホがいるか、

     と言って、怒ります。

 

     わたしは、一発で、わかりました。

     山に登るのに、風の無い日の、アプローチなら、

     カッパなんか着ないで、傘をさして登ったほうが、

     楽賃だから。

 

     アプローチって、稜線でなく、

     そこに出るまでの、普通の山道のことね。

     だから、風が吹いても、だいじょうぶなの。

     風の無い雨なら、わざわざカッパを着て、

     蒸し暑い目をしたりしません。

 

     それに、わたしの安もんの漢和字典には、

     竹かんむりに登るの字が、載っていたもん。

     戦争中の、中学生用の漢和字典で、ぼろぼろでしたけど、

     お母さんが、これは、わかりやすいと思って、

     疎開先で、買ったそうです。

 

     日本の文人の文章を、出典に選んでいて、

     偏や冠が、日本風の整理の仕方になっていました。

     中国流のは、康煕字典を、規範にしていると思います。

 

     戦時中の出版だから、紙が悪くて、

     ぼろぼろの粗悪品ですけれど、

     わたしは、糊と紙で補修して、今も使っています。

     擦り切れているの。

     そこに、今も、ちゃんと載っています、

     竹かんむりに、登るの字。

 

     それで、先生に辞書を見せてあげたの。

     そしたら、なんにも言わずに、授業終わりになって、

     次の週も、その次の週も、休講で、

     随分、あとになってから、授業の時に、思い出したみたいに、

     わたしに謝罪していました、その先生。

 

     だいたい、漱石の漢文を、上手いなんて言うのは、変です。

     統合失調症と人格障害の中間ぐらいの、

     精神障害が、よく出ているのに、

     それでも、上手いって言うのかしら。

     GIDでも、お医者さんだったら、賢い?

 

     1ミリの違いと、思いますけれど、

     紙一重と、言う人もいます。