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薬師さま 181 扁桃体

2010.07.28 15:00

昔、この町に暮らしていましたので、なつかしい。

何処か、言いません。

江戸時代にマラリアが流行した時に、薬師如来のお告げがあったそうです。

草を刈り、薮(やぶ)を焼き、どぶを浚(さら)いなさいって。

そしたら、流行がおさまったので、感謝して、薬師堂を建てました。

マラリアって、蚊が媒介しますけれど、

薬師さまも、江戸時代になると、さすがに、お告げが合理的です。

 

医王山って書かれた扁額が、懸(か)かっていますけれど、

お堂の50mほど後ろの、お墓の横の、

雨ざらしの、立派な十一面観音の連れ合いで、

真光寺っていうお寺の、残骸です。

空襲に遭(あ)ったの。

観音さんと、薬師さんは、焼け残ったみたい。

 

薬師如来は、お薬を使って、病気を治しますから、

もしかしたら、お薬屋さんや、お医者さんの、御贔屓(ごひいき)かも。

 

今年の梅雨明けは、順調でしたけれど、

梅雨明け十日を経て、夕立が降り始めたのも、例年通りですので、

9月になると、急速に秋めくかも。

山登りは、今のうち。

お盆になれば、雨の日が多くなります。

 

GID(性同一性障害)って、

異性装や同性愛や、男勝りや、女々しいのとは、違うし、

他の精神障害の、症状として表れるものは、

除外することに、なっています。

 

実際には、全員が、それらの何かに、関係がありますので、

そう簡単に、違うと言えません。

SRS(性転換手術)を受けたいとか、性ホルモン剤を使用したいとか、

異性装を正当化するためや、戸籍の性別変更や改名のために、

診断書が欲しいとか、

具体的な目的のために受診する人を、GIDという診断名に纏めています。

 

現金な目的でない人は、受診しません。

GIDは、全員、生活に支障をきたしていますけれど、

かなりの人が、それを自覚しています。

社会に適応していないと、言ってもいいのですけれど、

そうなると、ほとんどの人は、自覚していません。

 

GID医療によって、御本人の自覚するところの、生活の支障が、

軽減されます。

社会に適応できるかは、半数の人について、疑問です。

GID医療が、適応を阻害しているかも知れません。

 

変なことを言いますけれど、病識のない精神障害では、

医師のほうが、一方的に、精神障害と決めつけることがあります。

でも、だいたいは、周囲の人や、世間一般の見方を、

お医者さんが、代表して、見計らっているだけです。

 

民主主義の裁判と同じね。

右顧左眄して、みんなの意見を見計らって、判決します。

杓子定規に、法律を持ち出すのは、あとから、こじつけているだけ。

大切なのは、国民の多数が、どう考えているかってこと。

 

精神科の医療でも、大切なのは、みんなが許容できるかってこと。

人を苦しめて、御本人が大喜びする症状もありますから、

御本人が気持ちいいって、確信しているだけでは、

自覚もなく、人を苦しめて喜ぶ病気かも、知れません。

 

病気でなければ、刑務所のほうに、行ってもらいますので、

周囲や、世間の人が、許容しようって思う気持ちは、とても大切です。

精神科のお医者さんは、みんなの気持ちを見はからって、

保護してあげなければいけない患者さんを、見分けます。

GID(性同一性障害)って、診断します。

診断基準なんか、

あとから、杓子定規にこじつけるための、小道具にすぎません。

 

患者さんには、本物のGIDがある、と言う人もいますし、

GIDの診断名をなくすべし、と言う人もいます。

患者さんの言うには、GIDって、

本人に責任のない脳の個性なので、責任能力は完全だそうです。

社会の無理解によって、心や生活に、支障をきたしていますけれど、

SRS(性転換手術)やホルモン療法などの、

美容医療によって、軽快するので、

健康保険の適用を受けるのは、基本的人権であると、訴えます。

病気でありませんので、GIDの診断名は、なくなるほうが良いそうです。

 

半数ぐらいの人は、本気でそう思っていますが、

発症してから10年以上経っても、それを信じ続けている人と、

生涯、GIDの治らない人とは、わりと一致するかも知れません。

 

扁桃体がどうのこうのって、言う人がいますけれど、

そんなことですと、MRIやPETを見れば、

GIDかどうかを、診断できますので、

発症後10年以上経っても、本物のGIDなどと言っている人は、

GIDでないと診断されて、可哀想なことになるかも知れません。

 

GIDは、荒川沖の死刑囚と、似たような病気で、

軽症の発達障害から、人格障害をきたしたものです。

25%程度の人は、抗精神病薬による治療の適応ですが、

一部の人は、統合失調症の診断も可能です。

また、一部の人は、ミュンヒハウゼン症候群に近い、虚偽性疾患です。

発達障害の確認できない人も、少なくありませんが、

とりあえずは、同性愛と関係なく、

生殖を拒否する精神障害と、密接な関係があります。

 

物事を頑固に信じて、退路を断つように実行します。

自分の周囲の人が、通り一遍の幸せになるのを、憎み、

自分は人と違うことを、周囲に認めさせて、喜びます。

殺人や自殺のことを、悪いと言われると、心の中で激しく抵抗します。

  

GIDのような優生医療では、老後に、社会の大きな負担になることが、

今から、はっきりとわかっていますが、

数千人に一人程度の発症率ですと、

それがために、社会が倒れることはありません。

むしろ、優生医療では、病気の遺伝的素質を間引き、

精神障害者が、子供を精神障害に育てることを、予防します。

 

わたしは、そのことが、

確実に、御本人の心の負担になることを、懸念します。

健常な人のようには、独身のまま老化することに、耐えられません。

多くのGIDが、痴呆になることによって、苦しさを免れます。

 

GID(性同一性障害)のままでは、

精神障害の連れ合いと、巡り会うことしか、期待できませんので、

互いに足枷になり、足を引っ張り合い、

二人揃って、精神科の治療を、拒否します。

 

性転換医療では、GIDという精神障害のまま、

うまく生きる道が、最初から摘み取られています。

人工授精や代理母出産などで、性転換を切り抜けられるにしても、

治癒するしか、生きる道が、残されていません。

障害を抱えたまま、病気と仲良く、生きて行く道が、ありません。

GID医療は、瓦全たるよりも、玉砕を望む硫黄島のような医療です。

 

GIDって、ほとんどの人は、

法的に、強制的な治療を受けるような、症状でありません。

御本人が治療して欲しいと、望むことしか、

お医者さんは、無理矢理に治療できません。

患者さんは、ホルモンをしたい、手術を受けたい、診断書が欲しいって、

依頼しますから、

お医者さんは、それに応えられるかどうかを、診ます。

 

患者さんが、

性転換したくて、苦しい気持ちになるけれど、楽になりたいので、

性転換したくなくなるように、治療して欲しいと望めば、

そのように、治療します。

 

GIDと診断された人が、ホルモン療法や手術などを受けなくても、

治療のために、何度でも、戸籍の性別を変更できるようにするのが、

最善です。

手術を受けて、性器の外観を変更した人については、

一般の人と同じように、

特例法によらずに、性器の外観によって、性別を判定すれば結構です。