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最後の紅葉 301 性分化疾患と性自認

2010.11.28 15:00

これが今年の紅葉の終わりと思います。

イロハモミジかしら。

 

紅葉もさることながら、午後4時頃でしたら、

すでに黄昏(たそが)れていますので、

 

 

健常な性自認って、ありません、と書いたので、

文句が出ているそうです。

 

Wikipedia(ウィキペディア) の性自認の項目を読めば、

GIDの人の、精神の病気が、わかるかも知れません。

ただし、あの内容だけでは、精神の病気と断定できません。

GID(性同一性障害)の人に共通の精神症状を合わせると、

あの項目の内容は、全部、精神の病気の症状と言えます。

 

一つだけでは、なかなか、病気と言えません。

他の症状と合わせて、ワンセットにすると、病気と判断できます。

 

アイヌの地名には、崖とか、湿地とか、滝とか、湖とか、

川の湾曲部とか、川の合流点とか、

その土地の状態を表す言葉があります。

 

日本の田舎の、辺鄙(へんぴ)な地名が、

アイヌの言葉と同じだったとしても、

日本語も、アイヌ語も、たくさんの単語がありますから、

偶然に、アイヌの言葉のような地名がついていることもあります。

一つだけでは、なかなか、

アイヌの地名の名残(なごり)と判断できません。 

 

でも、一つの川添いの、幾つもの集落に、

アイヌ語の川沿いの地形を表す言葉が、

ぞろぞろと、ワンセットで出てくると、

アイヌの地名でないかと、強く疑われます。

 

日本海側では、石川県あたりまで、川添いの地名と、地形の現況が、

アイヌ語の意味に、ぴったりと一致するように、

ワンセットのシリーズで残っていて、

アイヌ人が暮らしていたと、推測できるそうです。

 

ウィキペディアの性自認の項目も、

筆者の人たちに、GID(性同一性障害)の症状が出ているとするなら、

記事全体の内容が、GIDの精神症状と言えます。

 

GIDの精神症状には、GIDに特徴的な症状のほかに、

他の精神障害にも共通の症状が、たくさんありますので、

筆者の人たちが、同性愛を嗜(たしな)み、

子供がいないのに、生殖を拒否して、

カミングアウトをする精神症状をきたしていましたら、

記事の内容は、必ずしもGIDの精神症状でなく、

他の精神障害の精神症状かも知れません。

 

     わたしは、性分化疾患の人たちに、

     SRS(性別再判定手術)による治療を行なっていました。

     患者さんには、体の病気についての、

     医学的な治療法や予後などを説明した上で、

     SRSを受けて、戸籍の性別を訂正することも可能であると、

     教えてあげます。

 

     性分化疾患の患者さんは、体の病気の事情から、

     男女の識別の困難な、性器の形状になっていることがあり、

     自分が男なのか、女なのか、悩みます。

 

     健常な人が、患者さんの気持ちを想像しても、

     十分に共感可能な悩みです。

     体の形が、男女判別困難ですから、

     男か女か、悩むのは当然です。

     生活に困り、周囲の人からも、怪訝な目で見られて、

     差別されているかも知れません。

     誰でも、悩んで苦しむのが、当たり前です。

 

     けっして、GID(性同一性障害)の、

     心の性別や性自認のように、

     一般の人の共感を、断固、拒絶するかのような、

     神秘的とも言えるヒステリーの、

     理解不能な直観ではありません。

 

     このままにしておくと、今後、この体がどう推移するのか、

     世間の差別が激しくなりはしないか、

     戸籍の性別のままで、暮らして行けるかを、

     合理的に客観的に見積もります。

     どのような治療をすれば、どのようになるかを、

     お医者さんは医学的に説明して、

     これまでの御本人の気持ちや生活を、教えてもらいます。

 

     患者さんに、どちらの性別で暮らしたいかを、尋ねます。

     自分の心を、どちらの性別と思って来たかを、尋ねます。

     いつ頃から、今の戸籍の性別に、心が馴染むようになったのか、

     いつ頃から、疑問を持つようになったのか、

     それは、体や性器の形の事情に、疑問を持ったからか、

     それとも、両親や他人に言われたからか、

     それとも、両親や他人の言葉に、

     釈然としない点があったからか、

     それとも、御自分の生理や性欲などに、

     疑問を持ったからか、などと、

     いろいろと、御本人の気持ちと生活を、教えてもらいます。

 

     御本人の気持ちと、希望と、

     治療による体の成り行きと、社会生活などを、

     円滑に整合させる必要があるからです。

     患者さんが苦しまずに、最善の道を選べるように、

     コーディネーターに徹して、

     患者さんに客観的な知識を提供します。

 

     誰だって、体の事情が、男女判別困難なら、悩みます。

     それが健常です。

     性器の形状が、男らしく見えるように手術をするのは、

     技術的に困難なことが、少なくありません。

     女に見えるように変更するほうが、

     性器の外科手術は楽かも知れませんが、

     着衣の見掛けは、男に見えるように変更するほうが、

     容易かも知れません。

     

     御本人が女の戸籍で育っているのでしたら、

     女の生活の事情に通じていても、

     男の事情は、少しも知りません。

     男として、やって行けるのか、御本人は不安です。

 

     たとえば、女なのに膣がないのはおかしいと、

     御自分で、はっきりと気づくのは、思春期です。

     ペニスを作るのは、技術的に困難ですし、

     女として育てられていますので、

     男として暮らして行ける自信がありません。

     心は活発で、男まさりと、人から言われていますし、

     顔や体型を、男と言われたことも、少なくありません。

     それでも、不安です。

     

     自分は男なのか、女なのか、悩んでしまうのが、普通です。

     性自認がどうのこうのと、

     抽象的な心を、大上段に振り上げる人は、

     精神の病気を併発していなければ、

     性分化疾患の人には、いません。

     自分の心は、戸籍の性別と違うと、

     はっきりと確信する人も、まず、いません。

 

     心の性別や性自認という言葉に、

     GIDのようにこだわる人がいれば、

     精神の病気を併発している可能性が高く、

     治療方針が大きく変わって来ます。

      

     心の性別や性自認を確信している、と言う人がいても、

     こう生きるべきだ、こう主張すべきだ、

     こちらの性別で生きるほうが良いと、

     御本人が考えた結果を、

     心の性別や性自認を確信している、という言葉を使って、

     表現しているだけかも知れません。

 

     病気を明らかに教えなかった御両親に対する反抗や、

     医療政策に対する反発からも、

     自分はこれこれの性別を確信していると、

     性分化疾患の患者さんは、よく言います。

     言葉の綾(あや)に、惑わされてはいけません。

 

     合理的で客観的な認識や思考ができなくなっていれば、

     性分化疾患でも、精神科の患者さんかも知れません。

     心の性別や性自認は、精神状態を知る目安の一つになります。

 

     正直なところは、みんな、迷うのが普通です。

     悩むのが当たり前です。

     けっして、性自認などと言われるような、

     神秘的な直観を恃(たの)んだ心の突っ張りでは、

     性分化疾患は解決しません。

 

     自分の体を見れば、男か女か、迷います。

     その通りに、気持ちも迷います。

     戸籍の性別は、事務的に男女を二分しますから、

     割り切れない気持ちが、取り残されます。

 

     戸籍の性別で育てられた事情から、

     どちらか一方の性別に、馴染んで来た経験があります。

     その経験が気持ち良ければ、未練が残りますし、

     虐(いじ)められて、笑われて、不快な経験でしたら、

     嫌気(いやけ)がさして、性別を変更したいと、

     望むかも知れません。

     反対の性別に、馴染んで来た経験がありませんので、

     夢や恐れを、抱(いだ)いているかも知れません。

 

     具体的に現実的に、切々と苦しむ日々です。

     体の見掛けや声などを差別されて、

     悶々と過ごしてきた人も、少なくありません。

     性自認という神秘的な直感や抽象概念のために、悩んだことは、

     健常な精神でしたら一度もないはずです。

 

     何人もの人に、SRS(性別再判定手術)や、

     戸籍の性別訂正に向けた治療を説明しても、

     実際に手術を受けて、性別を訂正した性分化疾患の人は、

     ごくわずかです。

     SRSでない形成外科の手術は、

     性分化疾患では、珍しくありませんが、

     SRSを受ける人は、もしかしたら、

     GIDと同じ精神の病気を、併発しているかも知れません。

 

     一部の人は、GIDと異なる先天的な精神障害を、

     併発していますが、

     その他の人は、差別や苦悩による二次的な精神症状が、

     GIDに酷似します。

     

     健常な精神でしたら、性分化疾患の人は、

     体の性別が不確実さの通りに、心も悩みます。

     体の性別の不確実さに影響されずに、

     超越的に独立して存在する心の性別や性自認などは、

     全くありません。

     それがあれば、精神の病気を疑います。

 

     全く無いにもかかわらず、

     性分化疾患の人は、性別や、性別の心のことで、悩みます。

     戸籍の性別と反対の性別を選んだとしても、

     心の性別や性自認という抽象的で神秘的な直観は、

     健常な精神の性分化疾患の人には、全くありません。

 

     心の性別なる抽象的直観と、体の性別とが、

     一致しないから悩むのでなく、

     体の性別が判然としないから、悩みます。

     日常生活の具体的な困難や差別から、悩みます。

 

     ある人は、戸籍の性別が女性なのに、

     女風呂に入れない体です。

     つい最近まで、お風呂のある家に入居できないほど、

     貧乏でした。

     戸籍が女性なのに、着衣の見掛けが男性でしたから、

     雇ってもらえませんでした。

     それでも、SRSを受けることや、

     戸籍の性別を訂正することなどは、

     躊躇(ちゅうちょ)しました。

 

     性自認などの、抽象的な直観を振り上げて、

     心の悩みを訴える人でしたら、

     SRSに待ったをかけられるかも知れません。

     

     御本人の性別の希望や、

     自分のことを、どちらの性別と思って来たかを、

     お医者さんは、大切にします。

     二つが、ほとんど同じ意味でなければ、

     精神の病気を併発している可能性が高く、

     性別を訂正するためのSRS(性別再判定手術)を受けても、

     心がうまく適応できないかも知れません。

 

     自分の体や病気の事情を知れば、

     どちらの性別と思って暮らしてきたかと問われても、

     悩みながら暮らして来たと答える人が、ほとんどです。

     知らないうちは、戸籍の性別の通りと思っています。

     体や病気の事情を知らないのに、

     戸籍の性別と違う性別と思っていた人は、まず、いません。

     まれに、自分は何も知らないのに、他人が知っていて、

     性別を揶揄されて、理由もわからずに苦しんだ人がいます。

 

性分化疾患でないにもかかわらず、

体の性別の通りの着衣でありながら、

着衣の体の見掛けが、異性に酷似している人がいて、

たいへん差別されて、虐待されていました。

そのために、自分の性別に不快感を持ち、

性転換したいと訴える人がいました。

 

そういう人たちも、

性自認や心の性別などという直観的なものを訴えたことは、

一度もありませんでした。

その人たちは、現在で言うGIDですが、

性分化疾患であろうが、GIDであろうが、

性自認や心の性別などを理由にした神秘的な性転換は、

わたしの行なった治療では、一人もありませんでした。

 

全員、目で見て手で触って、

具体的に知ることのできる体の現実的な理由から、性転換しました。

性分化疾患では、御本人の体の病気が原因でしたし、

わたしの治療したGIDでは、

周囲の人の偏見のせいで、異性に似た体の見掛けを差別虐待されて、

御本人が性転換を望む羽目(はめ)になりました。

 

体が異性に似ていると、虐(いじ)められます。

生きて行けないと訴えて、患者さんは性転換しましたが、

虐められて苦しんだことから、精神に異常をきたして、

体や脳の機能にも、異常をきたすようになっていました。

 

ウィキペディアの性自認の項目を見れば、わかるように、

性分化疾患の、現実的で具体的な体の病気から来る悩みや苦しみが、

性自認と現実との違いによって起こるかのように書かれています。

GIDの患者さんの、精神の病気の症状が、このような曲解を招きます。

一部の性分化疾患の人は、精神の病気を併発して、

GIDに酷似の精神症状をきたしています。

 

精神の健常な性分化疾患の患者さんは、体の事情に苦しんでいます。

体が、男女判別困難な状況ですので、悩んで苦しむのは、当たり前です。

病気の体なら、だれでも、苦悩に満ちた精神状態になります。

体が男女判別困難なので、心が悩むのは、現在の文化では当然です。

体のことから、自分は男なのか、女なのか、心が悩みます。

体のことから、生活の差別や困難をきたします。

GIDのいう性自認の精神症状とは、まったく異なります。

 

ウィキペディアの記述では、体の病気の事情にかかわらず、

ちっとも揺らぐことのない確信に満ちた心の性別というのが、

あることになっています。

GIDという精神の病気の人は、それを性自認と言いますが、

そんな確信は、性分化疾患の患者さんのうちの、

精神の健常な人には、まったくありません。

GIDの捏造です。

 

性分化疾患の人は、誰でも悩みますけれど、

永遠に悩み続けて、何も行動をしないわけには行きませんので、

いつも暫定的に、仮の結論を出して、試行錯誤します。

うまく行けば、これで良かったと、

自分の判断に自信を持てるようになります。

うまく行かなければ、別のことをやってみます。

うまく行くまで、悩み続けて、確信を持てません。

 

性分化疾患の人にも、精神の病気の人がいます。

たぶん、全人口の5%ぐらいの人は、

生涯に渡る慢性的な精神の病気ですけれど、

性分化疾患では、それよりも高い比率で、

生涯、精神の病気に苦しむかも知れません。

一部の人は、先天的な精神障害であり、性分化疾患と関係しています。

一部の人は、体の事情による差別や苦悩から来る二次的な精神障害です。

両方の人もいます。

 

精神の病気を併発している性分化疾患の人が、

一般の精神の病気の人と同じように、

性自認のような、神秘的な直観に頼ったとしても、

何ら不思議でありません。

 

事実、GIDの患者さんには、性分化疾患の人が混じっています。

その人たちは、性自認を確信しています。

 

性分化疾患の大部分の人は、

御自分の性別を、男女どちらと思っているかと、尋ねられても、

絶対にこちらと、確信したものを答えられません。

何を根拠に、男女のどちらの心と思えば良いのかと、悩みます。

体の事情の通りに、心も悩みます。

 

健常な人が、性分化疾患の人の心を思いやっても、

悩むのが、当たり前のように見えます。

体の性別が、判然としないのですから、悩んで当然と共感します。

性別の不確かな体の事情や、周囲の差別や生活の困難が、

悩みの原因です。

確固たる性自認などは、ありません。

 

GIDの人たちは、体の性別に、何の病気もありません。

体の性別は、はっきりとしています。

どうして、性分化疾患の人の、悩ましい体と同じと言うのかしら。

性自認が体の性別と一致しない、と言います。

性分化疾患の例をあげて、正当化しようとします。

 

性分化疾患の人が性別で悩むのなら、

性自認を共通項にして、

GIDの人が性別で悩むのも、当然であるかのように、

ウィキペディアは記述していますが、

思春期未満の知能まで退行している、と言う人もいます。

 

性分化疾患は、体の病気。

そのせいで、心が悩みます。

GIDは、精神の病気です。

そのせいで、健康な体の破壊を、強く望みます。

 

性分化疾患の人でも、精神の病気を併発している人は、

GIDと同じように、体の破壊を望むかも知れません。

 

知能検査で測られるGIDの知能は、おそらく正常ですが、

現実検討能力が低下していると言いわれています。

4~10才ぐらいまで低下している、と言う人もいます。

 

     今で言うGIDの人に、性分化疾患のことを教えたのは、

     わたしの前任者でした。

     彼女は、1970年代後半に、半年間ぐらい、

     当時の半陰陽に関する知識を、

     インターセックスの言葉とともに、

     MtFのTV(トランスベスティズム)の人たちに教えましたが、

     すぐにやめました。

 

     当時のTVの人たちは、半陰陽のことを何も知りませんでした。

     自分のことを、子供の頃から女の子と思っていたと、

     自称していたにもかかわらず、

     思春期から青年期の女性が読むような、

     生理や結婚や妊娠や育児などの本を、

     まったく読んでいませんでした。

 

     そのような本には、戦前から一貫して、

     半陰陽の存在が紹介されていました。

     半陰陽の赤ちゃんが、必ず一定の割合で生まれて来ますから、

     女の子に教えて、予備知識を持たせておかないと、

     実際に半陰陽の赤ちゃんを授かった時に、

     狼狽(ろうばい)して、

     必要以上に精神的に苦しんでしまいます。

 

     でも、TVの人たちには、

     半陰陽の知識も、結婚や妊娠や育児の知識も、

     まったくありませんでした。

     子供の頃から、自分の心は女の子と思っていながら、

     衣服は、女物の下着を身につけるくせに、

     知識はなく、生活は男性でした。

 

     TV(トランスベスティズム)の人たちは、

     今でいうGIDのことを、紳士の社交と言っていましたが、

     後に、大部分のTVの人が、エストロゲン剤を使用して、

     女装でのフルタイムの生活やお仕事を望むようになり、

     TG(トランスジェンダー)と自称するようになりました。

     性自認を叫ぶようになったのは、この頃からです。

     1980年代前半でした。

 

     TVの人たちに、半陰陽のことを、

     インターセックスとして教えると、

     たちまち、世間の人に、自分たちのことを、

     インターセックスと偽るようになり、

     体は男だが、心は女であることを、

     正当化しようとするようになりました。

     わたしの前任者は、

     インターセックスという言葉も、半陰陽の知識も、

     TV(トランスベスティズム)の人たちに教えることを、

     ただちにやめたそうです。

 

     彼女は、後々までも後悔して、反省していました。

     今で言うGIDの人たちは、人が知らないのをいいことに、

     人を騙(だま)して、楽をして生きようとしますので、

     医学知識を教えてはいけないと。

 

     でも、社会全体から見ると、

     GIDの人たちは、痴呆老人のように、

     いい鴨(かも)にされている立場です。

     この人たちにたかって、いい目をしているのは、

     マスコミや、一部の学者や医師や弁護士かも知れません。

 

     法律を作って、GIDの人たちを保護してあげれば、

     右から左に、税金がGIDを素通りして、

     マスコミや学者や医師や弁護士の懐(ふところ)を

     潤(うるお)せば、一番良いのでしょうが…

     素通りをせずに、GIDにお金が落ちても、

     一向に差し支えありませんが、

     最終的に、マスコミや学者や医師や弁護士などに、

     お金が転がり込まなければ、商売になりません。

 

     中曽根という総理大臣が推奨したように、

     内需拡大になっていいかもね。

     お陰でバブルになり、20年間も不況が続いていますが。

 

     埼玉が性転換医療を公然化してくれたので、

     うちでは、性転換医療から、手を退くことが出来ました。

     新しく性転換に参入する医師にとっては、

     性転換の公然化は、

     医師が逮捕されないようにするための、免罪符でしたが、

     以前から非公然の性転換を行なっていた医師にとっても、

     性転換から足を洗う契機になりましたので、

     有り難いものでした。

 

     その後、体が異性に似ているために、差別されている人を、

     しばらく手元に留め置いていましたが、

     ほぼ全員、治癒しましたので、

     今では、治癒した人と、お友達として、

     おつき合いを続けているだけです。

 

     性分化疾患のSRS(性別再判定手術)は、

     今でも行なっていますが、

     GIDを併発して、性自認を訴える患者さんの治療は、

     行なっていません。

     差別されて精神障害をきたした人や、

     生まれつきの精神障害の人を診ています。

 

     埼玉以後のGIDの予後に、注目していました。

     治癒が遅れるきらいがありますが、

     だいたい同じ傾向ですので、安心しています。

     治る人は、ひとりでに治り、

     治らない人は、他の精神症状が目立つようになり、

     GIDに特徴的な症状が希薄になります。

     治らない人は、痴呆に向かい、

     一部の人は統合失調症と診断されます。

 

     ごく一部の人は、いつまでもGIDの仲間内の社会に居残り、

     GIDであることを売り物にして、生計の糧としますが、

     実際に儲けている人は、

     芸能人や水商売の人だけかも知れません。

     御両親の残してくれたお金があり、食べるに不自由しない人は、

     道楽をして、何もしない人生を過ごします。

     道楽の一つが、性転換であるに過ぎません。

 

     お金がないのに、道楽をしようとした人は、

     GIDを口実にした後に、他の精神の病気に逃げて、

     最後は痴呆に嵌(は)まるかもね。

     自律神経失調症や、虚弱体質やらと言って、

     引きこもる人が、一番多いのですが。

     新聞社の人や、学者や医師や弁護士などが、

     殺されないように、祈っています。

 

     わたしは、大昔からの半陰陽の治療を、

     引き継いだ結果になりましたが、

     高度経済成長のお陰で、日本人が豊かになり、

     お金を出して、医療を受けることができるようになりました。

     結核やハンセン病などの、

     いわゆる業病(ごうびょう)に対する宗教的な迷信が、

     なくなる時代でしたので、

     半陰陽の治療についても、合理的な医学的判断と、

     精神科による手当を勧めて、

     信仰による性転換を排除しました。

     

     宗教的に、半陰陽が優遇されていましたので、

     健常な体の人が、わざわざ性器の外科手術を受けて、

     半陰陽になる現実がありました。

     それを廃止しました。

 

     性分化疾患の人のSRS(性別再判定手術)と、

     体が異性に似ているために、差別虐待されて、

     精神的に異常をきたして、

     SRS(性転換手術)を受けたいと望む人や、

     性欲が無いと言い、高い蓋然性で自殺する人などに、

     性転換による治療を行なっていましたが、

     徐々に、性転換を減らして、

     心理療法による治療に、代えて行きました。

 

     現在は、性分化疾患の人の治療も、

     GIDの精神症状が現れていれば、SRSを控えています。

     精神の病気に対しては、一切、性転換治療を行ないません。

     ここまで漕ぎ着けるのに、40年かかりました。

     今は、性転換医療そのものよりも、

     お友達として、おつき合いを続けている人たちの、

     戸籍に纏(まつ)わる事情のほうが、気になります。

 

     形成外科や内分泌科や産婦人科や泌尿器科などでしたら、

     体の予後のほうが、気になるかも知れません。

     精神科は、治癒した人が再発しないように、用心しています。

     治らなかった人は、一般の精神科の患者さんと同じですが、

     身体治療の後遺症を抱えることになった人には、

     申し訳ないと思っています。

     反省しています。

 

     実際には、治らなかった人は、通院しなくなります。

     ホルモン療法も、やめてしまうのが、普通です。 

     藪医者には、掛からないでください。

     埼玉以後の公然医療を受けたGIDの人のうち、

     治らない人の比率が、どれぐらいになるのか、注目しています。

     初診から25~30年ぐらい経てば、わかってきますが、

     追跡する必要があります。

     うちでは、治る人と治らない人は、だいたい半々です。

 

     治る人は、初診から10年以上経過してから、

     治癒傾向に転じます。

     自分から、どちらの性別でも良い、と言い出しますので、

     すぐにわかります。

     体の性別に合わせて、

     心は、どちらの性別にも、適応できると言います。

 

     どちらのほうが、適応しやすいかを、

     合理的に判断できるようになりますので、

     SRSを受けている人は、大部分の人が、

     性転換後の性別で暮らし続けるほうを、選びます。

     一部の人は、生まれ育った性別のほうが、

     リラックスした気持ちになれると言い、

     わざわざ、元の体の性別で暮らします。

 

     SRSを受けていない人は、

     全員が、体の性別でも一向に構わない、と言いますので、

     問題ありませんが、

     性転換の有無にかかわらず、

     家族以外の人に、カミングをしている人は、

     元の体の性別の暮らしに戻るのが、厄介です。

     ホルモン療法をやめる算段も必要ですので、

     計画的に性転換の後遺症を軟着陸させます。

 

     最も難しいのは、治りかけのときに、

     後悔の念や自責感が強く、

     抑鬱症状や自殺が、現れやすくなることです。

     あらかじめ、予備知識を与えて、予防します。

     転職の必要になる人も、少なくありません。

     治りかけてから、完治したと言えるまで、

     最低、数年を要します。

 

     GIDは、治癒の有無にかかわらず、一過性の症状です。

     10~30年で、症状が変化します。

     GIDの症状が、いつまでも続くことはなく、

     恒常的な性自認も、ありません。

     変わらぬ性自認は、幻想です。

 

     ごく僅かの、性転換を売り物にして、

     生計を立てている人だけが、いつまでも、相変わらず、

     心の性別や性自認などを、宣伝し続けます。

     商売ですから、需要のある限り、

     リップサービスを怠りません。

     テレビや、水商売のお店では、

     仮病(けびょう)もへったくれも、ありませんから。

 

     性転換で儲けている人は、ちゃっかりしています。

     いつまでも、へこたれずに、現金です。

     GIDの専門医を自称する人や、特例法を作った人も…

 

     マスコミの記者や編集者が、

     GIDのことを親身になって考えていると言えば、

     読者のGIDは、お腹を抱えて、大笑いすべきかも知れません。

     マスコミの記者が、記事に書いた一人一人の読者のことを、

     親身に考えていると思いますか?

 

     GIDの人って、それを真顔(まがお)で信じて、

     清水の舞台から飛び降りるように、

     エイッとばかりに、性腺を摘出して、性器を変形して、

     金輪際、生殖を拒否します。

     固い意志の証(あかし)なのよ、性転換って。

     図(ず)に乗って、

     ウィキペディアの記事のようなことを、言うかも知れません。

     そういう精神の病気です。

 

     わたしの前任者の医師は、

     自分自身が性分化疾患の人でしたけれど、

     GIDのグループに、命とお金を出せと、脅迫されました。

     一般の人や、性分化疾患の人には、

     GIDっていう病気が、なかなか見えて来ません。

     直接に見たことがなかったり、

     マスコミが綺麗事を煽り立てたりするからですけれど、

     自分自身が、精神障害ってこともあります。 

 

     GIDが自分たちを煽るように、

     精神の病気を併発した性分化疾患の人も、

     自分の首を締めてしまいます。

     前任者の医師も、GIDの人と結婚の約束をしたことが、

     GIDに脅迫された原因になりました。

     2000年頃に、GIDに脅迫されたことが遠因になり、

     サンフランシスコで病死しました。