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マサキの実 313 知的障害と広汎性発達障害

2010.12.10 15:00

柾(まさき)って、病気に強く、一年中、葉がよく茂るので、

垣根にすれば、手間入らずですけれど、

梅雨時のお花が目立ちませんから、地味な木です。

 

赤い実が揃(そろ)ってはじけると、とても奇麗。

見頃は、もう少しあとみたい。

正木(まさき)とも書くぐらいに、

近世の露地庭(ろじにわ)を、代表する風情かしら。

書院造りの茶室のお庭。

 

檀(まゆみ)や錦木(にしきぎ)のような、

落葉樹の華やかな装いはありませんけれど、

同じニシキギ科ニシキギ属の、常緑樹の正木(まさき)のほうが、

しっとりとした味わいがあるかも知れません。

 

蹲踞(つくばい)や、灯籠(とうろう)や、飛び石が、よく似合います。

手入れが悪いと、苔(こけ)むしてしまったり…

 

GID(性同一性障害)の人たちを、おだてても良いし、

騙(だま)しても良い、嘘でも良い、事実と違っていても構わないから、

要は、いわゆる廃人にならないように、持って行きたいの。

それから、人に危害を加えないようにね。

 

その上に、御本人の体も、損傷しないようにしたいけれど、

それを、性転換医療は、はなから断念しています。

御本人の生殖機能という体を、不可逆的に傷つけても構わない、

背に腹は代えられないから、

廃人になるのと、人に危害を加えるのとは、絶対に防ぎたい、

という医療なの。

 

生殖機能という代価を払ってまで、背水の陣で臨んだのだから、

それだけの効果がなければ、性転換医療は失敗、ということになります。

撤退するに、如(し)くはありません。

 

約半数の人は、治りますけれど、性転換のせいでありません。

性転換しなかったGIDも、治りますから。

性転換したGIDについては、

性転換が急場を凌(しの)ぎ得た原因かも知れません。

それだけしか、手がなかったかは、疑問です。

 

治った人について、いまのところ、

性転換が原因と言うだけの、確証がありません。

自然治癒としか、言えません。

 

治らなかった人については、性転換の後遺症が負担になり、

症状が重くなっているかも知れません。

生活の意欲を失い、何もしなくなる人が、少なくありませんが、

性転換にうつつを抜かしている間に、

社会復帰ができなくなった可能性を否定できません。

 

性転換医療は宗教法人の認可を受けるべきでないか、と言う人もいます。

GIDの専門医や、性転換を支援している学者や弁護士やマスコミなどは、

何を信仰しているのかしら。

オウムとよく似ているのに、医療を騙(かた)るのは悪徳でないか、

宗教を標榜したほうが、良心的でないかと言う人も、

治った人の中にいます。

 

わたしは、宗教も経営している同族組織の中の、

一族の障害者のための福祉事業として、

性転換医療をおこなっていた総合病院に勤めたので、

性分化疾患の性転換医療や、GIDの性転換などに、

関わることになりました。

 

40年前でした。

昔の財閥を模倣したような同族組織でしたが、

鎌倉時代の初めから結束していましたので、

財閥より桁違いに古く、半陰陽の人が優遇されていました。

 

     学者さんの言っているGIDの気持ちって、

     精神の病気の症状にすぎませんから、

     患者さんそれぞれの考え方ではありませんけれど、

     学者さんには、GIDの御本人に苦しいという自覚がなければ、

     精神の病気の症状と、健常な人の自由な考え方との違いが、

     わからないのかも知れません。

 

     統合失調症でしたら、

     精神運動興奮や連合弛緩などの症状から、

     精神の病気とわかりますが、

     解離性障害では、知能も学力も正常で、

     精神運動興奮も、連合弛緩も、現れません。

 

     むしろ、引きこもって受験勉強に凝ったりしますので、

     一流大学の医学部に入学する人もいるぐらいです。

     心の性別ってのが、妄想か、妄想でないかを議論しても、

     無駄と思います。

     解離性障害の症状を、妄想か、妄想でないかと議論しても、

     決着なんか、つくはずがありません。

 

     人格障害の人も、みんな、妄想か妄想でないか、

     よくわからないことを確信しています。

     100才を超えた父親が、自宅で亡くなり、

     白骨になっているのに、

     即身成仏をしたと言って、年金を受け取っていたりね。

 

     統合失調症にも、急性症状の現れる前に、

     学力優秀だった人は、たくさんいます。

     広汎性発達障害では、知能に症状が現れません。

     三島由紀夫って人も、ノーベル賞の候補でしたが、

     変な自殺の仕方をしました。

     子供の頃から、変な感じだったと、

     親御さんも、御本人も、書いています。

 

     なかば自殺のように亡くなったマイケルジャクソンって人も、

     亡くなる相当に前から、

     一般の人には、頭がおかしくなっていると、わかりました。

     看護師さんも、子供をあやすように、

     彼の精神を扱っていました。

 

     GIDも、三島って人も、

     一般の人には、頭がおかしいって、すぐにわかります。

     でも、三島さんと親しかった石原って人には、

     わからなかったのかも知れません。

     この人は、東京都のリーダーになっているそうですけれど、

     やっぱり、小説家やお大臣をやっていた人です。

 

     たくさん見ていないと、わからないかも。

     それから、ずーっと見ていないと。

     御家族や近親の人まで、見ていないと。

 

     それなのに、一般の人には、

     すぐに頭がおかしいとわかります。

     屁理屈をつけられて、

     ノーベル賞候補やお医者さんなどと、示されると、

     一般の人には、わからなくなります。

     天才と気ちがいは、紙一重だってね。

     専門のお医者さんには、違いがわかります。

 

     その専門のお医者さん自身が、

     GIDだったりすると、面倒です。

     糖尿病が専門のお医者さんが、糖尿病で死ぬなんて、

     ざらですけれど、

     精神科のお医者さんが、精神障害ってのも、ざらです。

     性転換医療が闇だった時代には、

     性転換を実施している医師の、8割ぐらいは、

     精神障害でした。

 

     こうなってくると、

     病気にめげずに、元気に暮らすしかありません。

     人間はみんな死にますから、お医者さんも病気で死にます。

     GID医療も、例外でありません。

 

べろんべろんになって、記者会見をした中川って人も、

半(なか)ば自殺のように、亡くなりましたけれど、

お父さんも、同じように亡くなりました。

抗不安剤を常用していたのを知っています。

いちおう、うつ病の家系ということになっていますが、

自我機能の弱い人でした。

 

お二人とも、日本政府の大臣をやっていましたが、

一般の人には、精神の病気でないかと、すぐにわかりました。

長時間の自制が効かずに、

暗くなると気持ちが楽になり、極端に走ってしまいます。

 

じつは、気持ちが楽になるのと、不安になるのとは、よく似ています。

気持ちを楽にして、リラックスしているように見えますが、

ネクタイを締めているのが苦しくなり、

自然に気持ちが弛(ゆる)んでしまいます。

 

あるいは、精神的に息ができなくなって、

ネクタイをはずさざるを得なくなるとか…

はずそうとして、反対に自分で自分の首を締めてしまう人も、

精神の病気の人には、少なくありません。

全身に刺青(いれずみ)を入れるように、性転換してしまいます。

 

自我機能が曖昧になると、何事も中間を制御できなくなり、

許容力がなくなり、融通が効かなくなり、両極端に走り、

何事も試行錯誤や瀬踏みができなくなり、直情径行になってしまいます。

 

規則的な刺激に対する反応よりも、

不規則な刺激に対する反応が、最初に制御不能になりますので、

馴れ親しんでいる習慣が、変更不能になってしまいます。

不快なものを無意識に篩(ふる)い落とすフィルター機能が低下して、

快適なものだけを無意識に選り分けられなくなりますので、

麻薬や、心の性別のように快いものに、意識的に浸ろうとします。

不快なものが雑音のように心に混じり、

自分の心なのに、不快なものに占拠されたように感じるようになります。

 

脳生理学の学者さんは、この機能やあの機能の不足を、

精神の病気の、根本的な遺伝的素質のように、見当をつけますけれど、

脳の機能って、自覚される心の中では、綯(な)い交(ま)ぜられて、

捩(よ)られた紐(ひも)や、織られた布のように、

一筋縄では行きません。

何が最初に起こって、何が心のすべてに波及したのか、

なかなか、わかりません。

 

自我って、たくさんの機能の、単なる寄せ集めなのか、

それとも、たくさんの機能を統一するための、特別な機能なのか、

どちらなのかって、よく尋ねられます。

統合失調症の統合の意味が、単なる合計なのか、

それとも全体を統一するための、特別な機能なのかってのと、

同じ質問です。

解離性障害の解離の意味を尋ねられる時も、

よく似た趣旨の質問があります。

 

答えは、寄せ集めの合計も、全体を統一するための特別な機能も、

自我って機能では、同じ意味になるってことです。

肩にフケがついているのを、

人に言われて、初めて気づくこともあります。

血液検査の結果なんか、自分では気づかないことを、

人に指摘されて気づくようなものです。

 

人の目を通して、自分のことを知り、

人と情報交換をして、コミュニケーションをすることによって、

その個体が、まるで他の個体のことを知るように、

その個体のことを知る機能を、自我って言います。

 

血液検査によって、自分のことを知るのも、

自我機能の模式図のようなものです。

他人とコミュニケーションをして、他人の肩のフケを知るように、

他人の記憶情報の中身を、まざまざと知ります。

自分の手を摘(つま)んで、痛いと感じることまで、

他人のことを知るように、客観的に知る機能を、自我と言います。

 

もしも客観的な知りかたでなければ、

わたしたちは、自分の体のことを、痛いと感じずに、

たんに血が出たり、手を動かせなくなったり、

反射的に痙攣したり、勝手にいつもと違う声をあげたりするだけです。

 

動物がそうです。

車に轢かれた犬は、人間と同じように、

すごく悲痛な声で鳴きますけれど、

人間のほうは、犬が痛くて苦しんでいると、想像します。、

犬のほうも、人間にそのように想像されている、と思っているかは、

人間にわかりません。

 

犬は、人間とコミュニケーションができませんので、

たぶん、自我機能は微弱、と見るのが、正解です。

人間でも、赤ちゃんや、眠っている時や、植物人間や、

死にかけの人などは、ほとんど犬と同じようなものです。

こんなことを言うと怒られますけれど、

眠っていて、夢も見ていない時などは、

ただの馬鹿でかいウイルスかもね。 

 

自我って、自分と名付けられている意識ですけれど、

自分なんて、健常な人でも、強くなったり弱くなったりします。

法律では、個人って、

植物人間でも、赤ちゃんでも、眠っていても、個人ですけれど、

眠っている時に、心の性別なんか、ありません。

GIDの人って、眠っていても、性転換しないといけないのかしら。

心の性別や性転換って、

個人の問題でなく、自我の問題であることは、言うまでもありません。

 

自分っていう意識、つまり自我機能って、

人が他人を見る目を、コミュニケーションによって、獲得します。

他人を見る目って、動物にも、他の個体を見る目がありますから、

人間特有でありません。

コミュニケーションによって、その目を、自分の目として獲得します。

その目によって、血液検査のように、自分の体のことを知ります。

 

手を摘(つま)んで、痛いと感じるのも、

その目によって、他人のことのように感じます。

痛いって、他人のことのように感じている証拠なの。

客観的に痛いと感じていますけれど、

コミュニケーションって、人を騙(だま)せるでしょう?

自分で自分を騙すときにも、自我って、人を騙す要領で、

客観的に自分を騙します。

 

動物でしたら、嘘をつけませんけれど、

人間って、自我機能がありますから、

人の目を騙して、客観的に嘘をつくことができます。

人目を忍ぶの。

忍ぶの見せびらかすのも、似たようなものですけれど、

ヒステリーって言います。

動物的な正直と、人間的な嘘との、矛盾が現れます。

統合失調症やGIDには、その症状が顕著です。

 

自我機能に、統合や解離って表現を用いるのは、

19世紀の古い心理学や精神医学なの。

精神の病気って、それより古くからあるので、仕方ありませんけれど…

 

疲れた時と同じね、自我機能が曖昧になるって。

短時間でしたら疲れませんが、長時間になると気疲れします。

気持ちが元気でしたら健常なのに、疲れると精神病になります。

自分一人でしたら、相当に長時間、健常を維持できるのに、

人と一緒でしたら、数時間で、発狂してしまいます。

気疲れするの。

 

でも、数時間は大丈夫ですから、

精神科医と面談しても、なかなか尻尾を出しません。

人によって、数時間の人もあれば、数日の人や、数分の人もいます。

健常な人は、毎日、疲れないように、規則正しく眠ります。

数分間しか、健常を維持できない人ですと、

会話をしていると、すぐに馬脚を現します。 

 

GIDって、馬脚が現れているの。

心の性別や、心と体の性別が違うとか、

性転換は自由だ、権利だ、

病気でない、美容手術にすぎない、健康保険を適用すべきだ、

などと言い、異性装や性転換を実行するのは、お馬さんの足なの。

 

自分から、足を出したくなります。

我慢できなくなって、カミングアウトをします。

自分から、わざわざ、お馬さんの足を、周囲の人に露出しないと、

気持ちが納(おさ)まらなくなります。

見せびらかしたくなります。

おちんちんみたいに。

 

統合失調症も、GIDと似たような症状です。

美容外科を受診する人も、よく似ています。

マイケルジャクソンさんね。

お大臣さんや三島さんは、自分で気づいていましたけれど、

どうしようもありませんでした。

 

だって、知能も学力も高いもん。

見えを切らないと、だめでしょう?

ストレスが溜まるの。

 

いちばん簡単なのは、知的障害になっていれば、良かったの。

山下清って画伯みたいにね。

あれだと、才能を発揮できるし、精神の病気にならなくて済みます。

ストレスが溜まらないように、彼は知的障害で行きました。

どちらが賢いかしら、山下さんと、三島さんと。

 

一般の人には、精神の病気って、すぐにわかるのに、

一般の人でも、ちょっと屁理屈をつけられると、

わからなくなってしまいます。

性転換医療を支援する学者さんや、弁護士さんみたいにね。

 

屁理屈に惑わされずに、

みんなと一緒のことができないのは、病気だと思っておくのが、

いちばん間違いないのですけれど、

病気の人ばかりを、人類は文化的に選択して、

人為淘汰によって進化して来たって言われると、

また、わからなくなります。

 

わからないことを書くなって、怒られますけれど、

GIDって、治った人の言うには、小学5年生未満まで、心が退行します。

現実検討能力ってのが、低下しますけれど、発達年齢でも、結構です。

子供の頃に、ちゃんと習得すべきことを、

端折(はしょ)っているので、

今になって、精神の病気に、現れて来るの。

 

自室に引きこもって、学校のお勉強ばっかりしていると、

東大の医学部に行ってしまって、お医者さんになれますけれど、

GIDの精神の病気を、診断できないお医者さんになったりね。

ホルモンと手術が必要だから、便宜的に精神障害にされているとしか、

理解できません。

 

軽い発達障害って、支障がなくなるところまで、治療できますけれど、

学者さんやマスコミを操(あやつ)るやり方では、

社会から浮き上がった患者さんが、喜ぶだけですので、

かえって精神症状をこじれさせてしまうような…