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ジョウビタキ 365 

2011.02.02 15:00

尉鶲(じょうびたき)って、こんな字を書きますけれど、

読める人は、バードウォッチングの好きな人かしら。

扁(へん)が翁(おきな)で、旁(つくり)が鳥。

漢字の、ひたき。

 

ヒタキの類の鳴き声が、火打ち石を叩く音に似ているとも、

言われています。

 

一般には、尉(じょう)も、火焚(たき)も、

白髪の老人の意味ですけれど…

お能の、登場人物の老人を、尉(じょう)と言い、

黒い炭が、白い灰になることも、尉(じょう)と言います。

 

ジョウビタキは、顔が黒く、頭のてっぺんが、銀色や灰色。

お腹は、鮮やかな柿色ね。

 

冬の渡り鳥ですけれど、あまり逃げませんから、公園でよく見掛けます。

ちょこちょこと動くので、なかなか、ピントを合わせられません。

 

川魚(かわざかな)の鮎(あゆ)みたいに、縄張り意識が強く、

人が居ても、ぜんぜん、気にしないのに、

あっちこっち、5メートルぐらいずつ、しょっちょう移動しています。

 

縄張りを点検しているのかと、思いましたけれど、違うみたい。

ジョウビタキって、飛びながら、虫を獲(と)るの。

英語でも、flycatcher って言います。

 

写真は、♂ね。

チベットから満州、バイカル湖、沿海州あたりで、夏に繁殖をして、

冬は、東南アジアや日本などの、暖かい所に避難するそうです。