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フキノトウ 386 自己受容体

2011.02.23 15:00

フキノトウ。

蕗(ふき)って、北海道の大きな蕗を思い出します。

高さ2メートル、直径1.5メートルって感じ。

倍数体かしら。

 

人間が、すっぽりと隠れることができますけれど、

葉っぱが大きくなるのは、夏ですから、

蚊(か)の住処(すみか)でした。

 

 

 

昨夜、帰宅して、体がヘトヘトですけれど、

へべれけになった翌日の、二日酔いを思い出しました。

 

お酒って、健常な人でも、気持ちがよくなりますけれど、

何度も、痛い目に遭(あ)うことは、ありません。

二日酔いが残っているのに、迎え酒なんて、

健常な人には、考えられません。

しばらくは、お酒の顔も、見たくないのが、普通です。

 

二日酔いにならない程度に、ちょっとずつ、毎日飲んで、

だんだんと、アル中になりますけれど、

これって、自分で自分を訓練しているのかしら。

わざと、精神の病気になるように、世を捨てるみたい。

 

三笠のなんとかさんは、6回目の入院から、帰宅したのかしら。

皇室も、大変です。

 

お薬のせいで、心臓の止まった元大臣さんも、いらっしゃいました。

お父さんも、首を吊りましたので、素質が遺伝しているって、

御本人は用心していましたけれど、だめでした。

総理大臣になれると、期待していたのに…

 

ローマのG7の記者会見を、

マスコミは、酔っ払いの恥さらしと、こき下ろしていましたけれど、

お薬のせいなの。

マスコミの人には、お薬の作用と、お酒の作用との、区別がつきません。

たぶん、統合失調症の症状と、お薬の副作用も、識別できません。

 

それどころか、統合失調症の症状と、健常な人の発言や行動とを、

見分けられなかったり…

GID(性同一性障害)の精神症状と、

欧米の、同性愛差別を撤廃する文化運動との、違いもね。

 

そんな人が、性転換を美化するって、それなりに危険ですけれど、

GIDの御本人や、統合失調症の御本人にも、

病識がないって、ごく普通なの。

 

統合失調症は、100人に1人の、ありふれた病気ですから、

御本人に病識がなくても、周囲の人には病気とわかる状態を、

一般の人が知らないって、不思議と言えば、不思議です。

知らない人が、性転換の報道をすれば、

日本の、性転換の運動みたいなことになります。

 

何度も再発して、入退院を繰り返す統合失調症の人には、

自分だけの、独自の生き方を、絶対に譲らない人が、少なくありません。

頑固です。

精神症状が頑固なのでなく、

たとえば、美しく生きなければいけないとか、

自分の心に、けっして嘘をつかないとかっていう自由な信条を、

絶対に取り下げないの。

 

もしかしたら、何か具体的なことを、確信して、

美や、自分や、心や、嘘などと、表現しているのかも知れません。

嫌(いや)な想い出を、絶対に忘れないと、心に誓った人が、

精神の病気の人には、少なくありません。

 

白人に、虐(いじ)められた経験とかね。

「ブラック・イズ・ビューティフル」と言って、

死んで行った黒人のお友達もいます。

アメリカの同性愛の運動って、

黒人の公民権運動の、真似(まね)をしました。

 

     健常な人は、抗精神病薬を、飲みたいと思わないはずなの。

     気持ちが億劫(おっくう)になり、動作が重くなります。

     抗うつ剤のほうは、浮き浮きしてくるので、

     飲み続けて、精神障害になる人も、たくさん、いるかもね。

 

     覚醒剤は、戦時中に、

     中学校の購買部で、売られていたそうです。

     試験勉強のときに、使うの。

     飲めば、あとがしんどいので、

     自分から中毒になる人がいるとは、予期しなかったと、

     当時の人たちは言います。

 

     お酒だって、あとがしんどいのに、

     アル中になる人が、たくさんいますから、

     シンナーやベンジンだけでなく、

     ガソリンや灯油も、行けるかも知れません。

 

     薬物を使うのも、動作や行動や言葉などを使うのも、

     刺青や焼き印やお灸のような、自傷や手術などを使うのも、

     衣服や食べ物などに、うっとりとするのも、同じことですが…

 

     河豚(ふぐ)なんか、毒がないと、意味がないもんね。

     脳味噌の化学物質や電磁波を、いじくりたい人は、

     何でも、試してみるかも知れませんけれど、

     生物の生活や、人間の文化って、それですから、

     あたりまえと言えば、あたりまえです。

      

     健常な人は、たぶん、わかっていることから、先に試します。

     一生かかっても、みんなが知っている生活や文化のうちの、

     ほんの一部しか、賞味できません。

 

     精神の病気の人って、自分の心の中だけのことを、

     最後まで信じたいみたい。

     わたしは、自分の心なんか、どうでもいいって感じで、

     放ったらかしに、しているのに…

     

     抗不安剤や覚醒剤などは、すぐに効きますので、

     健常な人でも、簡単に効き目を、試すことができます。

 

     抗精神病薬や、抗うつ薬は、

     一週間ぐらい、効き目を現さないので、

     試しに飲んでみた感じが、

     お薬の効き目を、どれぐらい反映しているのか、

     よくわかりません。

     それでも、お薬が作用している感じは、自覚できます。

 

     じわじわと、効いてくるのは、

     なかなか、取り返しがつきませんから、危険です。

 

ドーパミンや、セロトニンや、ノルアドレナリンなどは、

シナプスの後ろ側の、受け取り手の神経細胞の、

樹状突起の先端に、受容体があるだけでなく、

シナプスの前側の、送り手の神経細胞の、

軸索の尻尾にも、自己受容体ってのがあります。

 

自己受容体は、シナプスの受け取り手にもあるそうですけれど、

軸索や樹状突起の先端に、受容体があったとしても、

他から受け取ったのか、自分で回収したのかを、

識別できるはずがありません。

 

いちおう、どれだけ、神経伝達物質が放出されて、

どれだけ、受容したかってのを、測っている、と言われています。

フィードバックしているの。

 

たとえば、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)は、

シナプスの前側の、神経細胞の軸索の尻尾の、

トランスポーターと言われるセロトニンの再取り込み口を、

塞いでしまうので、

シナプスの間の、セロトニン分子が、回収されなくなります。

 

シナプスの間に、セロトニン分子が充満するので、

シナプスの後ろ側の、神経細胞の樹状突起の先っちょの、

セロトニンの受容体に、

たくさんのセロトニン分子が、捕捉されるようになります。

そうすれば、セロトニンの伝達量が、増えるはずです。

 

でも、シナプスの前側の、神経細胞の軸索の尻尾や、

シナプスの後ろ側の、神経細胞の樹状突起の先っちょに、

セロトニンの自己受容体ってのがあって、

シナプスの間の、セロトニン分子の数が増えると、

自己受容体に捕捉されるセロトニン分子の数も増えて、

セロトニンの放出量や受容量を、減らそうとします。

 

ドーパミンやノルアドレナリンでも、行なわれていますけれど、

自己受容体が、シナプスの間の、セロトニン分子の、量の変化を、

測っているの。

セロトニンの伝達量を、一定量に、維持するために、

フィードバックしています。

 

これでは、せっかく、抗うつ薬を飲んで、

セロトニンの再取り込みを、遮断したのに、

セロトニンの伝達量を増やす効果が、なくなってしまいます。

 

一週間ぐらいは、お薬が効きません。

人によっては、一ヶ月ぐらい。

しつこく、お薬を飲み続けて、セロトニンを増やすように、

わざわざ、訓練しなければ、効果が現れません。

 

長期間、シナプスの間に、セロトニンが増えたままになると、

たとえば、だんだんと、自己受容体の数が、少なくなり、

あるいは、自己受容体の感度が、小さくなります。

 

シナプスの間に、セロトニン分子が、一杯なのに、

少ししかないかのように、少な目に測りますので、

もっと、たくさんのセロトニンを、伝達するように、

セロトニンの放出量や受容量を、増やそうとして、

ようやく、抗うつ薬の効き目が、現れて来ます。

 

     恒常性を維持する仕組みの一つかも、知れませんけれど、

     シナプスの、神経伝達物質の伝達量を、一定に維持するって、

     血糖値を一定に維持するのに似て、

     大きすぎる量や、小さすぎる量が、長期間続くと、

     脳や体の機能に、弊害が大きいってことなの。

 

     糖尿病では、お薬によっても、健常な人ほどには、

     血糖値を、きめ細かく一定に維持できませんので、

     合併症を、なかなか避けられません。

 

     食べたり、食べなかったり、

     運動をしたり、しなかったりすると、

     どうしても、血糖値が変化しますけれど、

     できるだけ、短時間のうちに、

     一定の範囲内に、収めてしまうのが、いいの。

 

     でも、暴飲暴食をしたのでは、

     いっぺんに、血糖値が跳ね上がってしまいます。

     一生懸命、インシュリンを出して、

     短時間のうちに、無理矢理、一定値まで、下げようとします。

     

     運動不足も、血糖を消費しませんから、

     長時間、血糖値の下がらない要因になります。

     これも仕方がありませんから、インシュリンを出して、

     無理矢理に、血糖値を下げてしまいます。

 

     長時間、血糖の高い状態が続くと、

     糖尿病の合併症と、同じ症状が出てくるからなの。

     できるだけ、短時間のうちに、一定範囲内に下げるように、

     インシュリンを出します。

 

     暴飲暴食や、運動不足の人では、

     無理矢理に血糖値を下げる仕組みが、

     使いすぎから、疲弊してしまいます。

     また、疲弊しやすい遺伝的な素質ってのも、

     生まれつきに、あるみたい。

 

セロトニンやドーパミンを、一定値に調節できなくなるのが、

機能の疲弊によるとするなら、

生まれつきの素質のほかに、

一生懸命、鞭(むち)を入れて、精神的に頑張った人は、

精神の病気に、なり易いのかも、知れません。

生活習慣ね。

不規則で不摂生な生活を、好んだだけかも、知れませんが。

 

お酒を飲むと、気持ちが良くなり、

足元が、雲の上のように、ふわふわしますけれど、

同じぐらいに、酔っているはずでも、

健常な人は、なかなか、自制力を失ないません。

精神の病気の人は、少ししか酔っていないはずなのに、

すぐに自制力を失ってしまいます。

     

酔いかたの違いって、お薬の効き方の違いに、

似ているかも知れません。

健常な人が、抗うつ剤や抗精神病薬を飲むと、

それなりに、精神に作用するお薬であると、わかります。

 

お酒に酔って、体がふわふわしても、自制力を失わずに、

ちゃんと、車の運転を、自粛できるように、

健常な人が、精神に作用するお薬を飲んでも、

すぐには、お薬の影響を蒙(こうむ)りません。

 

普段通りに、規則正しく暮らそうとします。

お酒やお薬の入ったことを、斟酌(しんしゃく)して、

用心深く、行動を見積もったり、こまめに修正したりします。

これって、早急にインシュリンを分泌して、

無理矢理に、血糖値を一定範囲に、短時間に抑え込む能力と同じです。

 

精神の病気の人って、それができなくなりますので、

まともに酔っ払って、羽目をはずして、車を運転してしまったり、

性別が違うと言い出して、性転換をしてしまったりします。     

 

調節能力が疲弊してしまったのは、

生まれつきに、疲弊しやすい素質が、遺伝しているのかも知れませんが、

無理をして、頑張ったからかも知れません。

ひょっとしたら、不規則で不摂生な、生活習慣のせいかもね。

 

天才って、そういう人が、少なくありませんけれど、

犯罪者や精神障害者や、社会の底辺の人たちも、そうなの。

 

     健常な人が、抗うつ薬や抗精神病薬を飲んでも、

     少しぐらいでは、行動が、強制的に変えられてしまうことは、

     ありません。

 

     意識的に調節していますけれど、

     その自覚ってのが、シナプスの自己受容体の機能に、

     一致しています。

     フィードバックの機能ね。

 

     精神の病気の人が、SSRIを飲むと、

     良い効果が現れるまでの、二週間ぐらいの間に、

     吐き気やイライラや不安、焦燥、不眠などの、

     副作用の出ることがあります。

     ジタリネス症候群と言いますけれど。

 

     これが出ると、抗うつ薬を使わないほうがいいのですけれど、

     SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)だけでなく、

     SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)や、

     三環系抗うつ薬でも、出てくることがあります。

     GID(性同一性障害)では、SRS(性転換手術)の希望も、

     ひょっとしたら、抗うつ薬の副作用かも知れません。

     

     自己受容体が機能するせいで、

     飲んでいるのに、その作用が帳消しになってしまうお薬って、

     わざと、そのお薬がなくては、調子が悪くなるように、

     習慣を付けようとするお薬なの。

     生活習慣を変える化学物質です。

 

     SRSも、長期的な生活を、変更してしまいますけれど、

     一時凌ぎのために仕方なくってのは、

     たぶん、性転換の理由であっては、ならないはずです。

     そんなことをすれば、長期的に、弊害が出るってことね。

 

            ※ また、続きを書きます